Happy-sanになろう!

Happy-sanな日々をご紹介するブログ。旅のお話もいっぱい♪

長崎歴史文化博物館 孫文・梅屋庄吉と長崎展

2011年10月27日 | 日中友好
長崎歴史文化博物館 孫文・梅屋庄吉と長崎展










武家屋敷を再現した長崎歴史文化博物館。

長崎は鎖国時代も開港していた特有の歴史文化を持つ街。

歴史文化博物館はそうした特別の歴史史料を
美しい館内でゆっくりと鑑賞出来る。


そこで、10月1日から<孫文・梅屋庄吉と長崎展>が始まった。







今まで私も国内外で<孫文と梅屋庄吉展>を合計8か所も
開催してきたけれど
長崎歴史博物館のものが最大規模だ。


梅屋史料を全面提供しているほか
中国国内でも1級品といわれる
孫文先生、宋慶齢先生の愛用したものや遺品も
中国から特別に展示協力で貸し出されている。



















立体的に復元された孫文先生の執務室や
子供にもわかりやすい芝居小屋風の展示もある。

そして、
梅屋庄吉がMパテー商会で撮影した映画が上映されていたり

梅屋庄吉が派遣した撮影隊による<南極探検フィルム><辛亥革命フィルム>も
上映されている。

映画ファンにとっても、超貴重映像








孫文ゆかり、あるいは梅屋庄吉ゆかりの品々。
念のため、書くけれど

私が提供した史料・文物は
<すべて、本物>










そして、

80年前梅屋庄吉が中国に贈った4体の銅像は
中国では今、最重要歴史保存物になっていて
複写、複製が作れないのだそうだが

中村県知事じきじきに中国の政府高官にお願いをして
完成したのが実物大の梅屋庄吉が送った孫文像。




南京で3D撮影をして、実物とまったく同じものを再現。








こちらも必見。

第3革命時に孫文先生の要請で
梅屋庄吉が滋賀県八日市市に設立した飛行訓練学校で
使われていたの飛行機を完全復刻し、展示されている。







長崎と孫文先生のかかわり、

九州出身者が孫文先生の革命に深く関与していたことなども紹介。

長崎の華僑の方からも

貴重な黄興や孫文ゆかりの品々も展示提供されている。

歴史的に長崎がいかに
重要な役割をはたしていたか、もとてもよくわかる展示になっている。




ジャッキー・チェン主演の映画、<1911>が
11月5日から全国ロードショーされるが

映画を観る前か
映画を観た後には

必ず、長崎まで足を運んでください。


いったい、その映画の裏側で

どんな動きが、ここ、日本であったか、、、、を
具体的に知ることが出来るから。


映画観ただけでは、実際のところ
日本人としては理解が難しいかも、しれないが

この展示会とダブル鑑賞で、はじめて

今年、<辛亥革命100周年>がいかに中国だけではなく、
日本でも、世界にとっても

大切な一年であったか、を実感出来るはず。











世界の歴史はつながっている。。。。



おそらく、この規模の孫文先生と日本人の深いかかわりを
展示するのはこれが最初で最後の機会となる。


なぜなら、中国からこんなに孫文先生関連の文物を借りられるのも
長崎と中国の深い関係と努力があるから、で

同時に、展示の大半を占める梅屋庄吉史料も
こういう形での展示の予定は今後、もう無いからだ。


長崎歴史文化博物館での

<孫文・梅屋庄吉と長崎展> は来年2012年 3月25日まで。



必見の、大切な、大切な、歴史を観に来てください!