一面真っ白な、世界
長野駅から信越本線に乗り換える。
長野駅界隈ではまったく雪が降っていない。
遠くに見える山の上にうっすらと、雪が見える。
列車が少しづつ進むと
町の屋根や
畑に
すこし雪が降っていた形跡を見つけることが出来る。
もう少し進むと
谷間の木々に雪が積もり始めていた。
車窓を眺めながら
”川端康成の<雪国>知ってるよね?”
と私が切り出す。
息子は
”ああ、あの、国境(こっきょう)のトンネルを・・・ってやつ?”
私は
”国境(こっきょう)ぢゃないよ。”と言う。
息子はしばらく考えたような顔をして
”ああ、国境(くにざかい)のトンネル? ”
と正解を切り出す。
私は”そうそう。今日の様子は本当に川端康成の世界だね。”と。
そして、この雪国の冒頭、
国境をこっきょうと読むようでは
日本人としての美意識が足りないよ、
そんなんでは
詩を書くなんて、まだ無理だね、
とちょっと先輩ぶって息子に言った。
黒姫を過ぎたころから
雪も本格的に降り出して、
妙高高原の駅から赤倉観光ホテルに向かう道はすでに
70CMくらいの雪が降り積もっていた。
ホテルに着いたらもぉ、そこは
あたり一面、真っ白な世界だった。
今年のスキーは
<赤倉観光ホテル>。
実はここ、私が幼稚園年少~小学1年の頃
はじめてスキーをした場所だ。
それ以来の、訪問。
私の父の家系はスキー一家だ。
父も指導員の免許を持ち、
いとこたちも1級の腕前だと聞く。
姉と私をそのように鍛えるべく
ここ、赤倉観光ホテルに父は連れてきて特訓したのだが
当然、まずは姉の指導にあたるわけで、
山頂で一人おいてけぼりをくらった
まだ5~6歳の私は
仕方なく、滑り台みたいに自力でおしりですべって下山した。
何度か狭山の人工スキー場でも特訓を受けたが
寒いのと、靴が窮屈なのが嫌で、
唯一、スキー一族から脱退することにした。
以来、スキーはしない。
”私をスキーに連れていって”
の時代で、大学生の頃はみんなスキーをした。
が、私は行かなかった。
父に
”おまえはスキーをしないから
ろくな男と付き合えないんだ。”
とまで言われた。
が、息子は私を継承してはいけない。
一応、スキー一家の末裔だ。
幼稚園の頃からスキー合宿なるものに参加させ、
こうして
毎冬、雪国に来て、スキーをやらせている。
もちろん、私は温かい部屋の中だ。
でもここの景色も雪もホテルも素晴らしく
寒い土地が大嫌いな私も
非常にご機嫌で、
雪の中をサクサク歩いてみたり、してみた。
非常に珍しい、私と雪のショット
そして、この間
京都の某所で漢方薬みたいに処方してもらった
オリジナルのブレスレットも
まっさらな粉雪が積もる中で、<浄化>。
スキーは適当に山頂から結構難易度の高いところからも滑れる息子だが
今年はスノボに初挑戦。
”スノボやらないとモテないんぢゃない?”
と、私。
スキー場はどちらかというと
若い子たちはスノボが中心。
というわけで、今日は一日、スノボを教えてもらっている。
もちろん、私は
温かい部屋の中。
夜には部屋の前の木が天然のクリスマスツリーに。。。。
こんなに美しい夜の雪景色ははじめて、というくらい
素晴らしい。。。
寒いのが大の苦手の私も
ご機嫌に過ごしている
一面真っ白な世界の、話。
秀逸なリゾート、として
誉れ高い<赤倉観光ホテル>のお話は、次ブログにて。
長野駅から信越本線に乗り換える。
長野駅界隈ではまったく雪が降っていない。
遠くに見える山の上にうっすらと、雪が見える。
列車が少しづつ進むと
町の屋根や
畑に
すこし雪が降っていた形跡を見つけることが出来る。
もう少し進むと
谷間の木々に雪が積もり始めていた。
車窓を眺めながら
”川端康成の<雪国>知ってるよね?”
と私が切り出す。
息子は
”ああ、あの、国境(こっきょう)のトンネルを・・・ってやつ?”
私は
”国境(こっきょう)ぢゃないよ。”と言う。
息子はしばらく考えたような顔をして
”ああ、国境(くにざかい)のトンネル? ”
と正解を切り出す。
私は”そうそう。今日の様子は本当に川端康成の世界だね。”と。
そして、この雪国の冒頭、
国境をこっきょうと読むようでは
日本人としての美意識が足りないよ、
そんなんでは
詩を書くなんて、まだ無理だね、
とちょっと先輩ぶって息子に言った。
黒姫を過ぎたころから
雪も本格的に降り出して、
妙高高原の駅から赤倉観光ホテルに向かう道はすでに
70CMくらいの雪が降り積もっていた。
ホテルに着いたらもぉ、そこは
あたり一面、真っ白な世界だった。
今年のスキーは
<赤倉観光ホテル>。
実はここ、私が幼稚園年少~小学1年の頃
はじめてスキーをした場所だ。
それ以来の、訪問。
私の父の家系はスキー一家だ。
父も指導員の免許を持ち、
いとこたちも1級の腕前だと聞く。
姉と私をそのように鍛えるべく
ここ、赤倉観光ホテルに父は連れてきて特訓したのだが
当然、まずは姉の指導にあたるわけで、
山頂で一人おいてけぼりをくらった
まだ5~6歳の私は
仕方なく、滑り台みたいに自力でおしりですべって下山した。
何度か狭山の人工スキー場でも特訓を受けたが
寒いのと、靴が窮屈なのが嫌で、
唯一、スキー一族から脱退することにした。
以来、スキーはしない。
”私をスキーに連れていって”
の時代で、大学生の頃はみんなスキーをした。
が、私は行かなかった。
父に
”おまえはスキーをしないから
ろくな男と付き合えないんだ。”
とまで言われた。
が、息子は私を継承してはいけない。
一応、スキー一家の末裔だ。
幼稚園の頃からスキー合宿なるものに参加させ、
こうして
毎冬、雪国に来て、スキーをやらせている。
もちろん、私は温かい部屋の中だ。
でもここの景色も雪もホテルも素晴らしく
寒い土地が大嫌いな私も
非常にご機嫌で、
雪の中をサクサク歩いてみたり、してみた。
非常に珍しい、私と雪のショット
そして、この間
京都の某所で漢方薬みたいに処方してもらった
オリジナルのブレスレットも
まっさらな粉雪が積もる中で、<浄化>。
スキーは適当に山頂から結構難易度の高いところからも滑れる息子だが
今年はスノボに初挑戦。
”スノボやらないとモテないんぢゃない?”
と、私。
スキー場はどちらかというと
若い子たちはスノボが中心。
というわけで、今日は一日、スノボを教えてもらっている。
もちろん、私は
温かい部屋の中。
夜には部屋の前の木が天然のクリスマスツリーに。。。。
こんなに美しい夜の雪景色ははじめて、というくらい
素晴らしい。。。
寒いのが大の苦手の私も
ご機嫌に過ごしている
一面真っ白な世界の、話。
秀逸なリゾート、として
誉れ高い<赤倉観光ホテル>のお話は、次ブログにて。