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一面真っ白な、世界

2011年12月19日 | せずにはいられない・・旅の話
一面真っ白な、世界



長野駅から信越本線に乗り換える。

長野駅界隈ではまったく雪が降っていない。
遠くに見える山の上にうっすらと、雪が見える。


列車が少しづつ進むと
町の屋根や
畑に
すこし雪が降っていた形跡を見つけることが出来る。


もう少し進むと
谷間の木々に雪が積もり始めていた。


車窓を眺めながら

”川端康成の<雪国>知ってるよね?”

と私が切り出す。


息子は

”ああ、あの、国境(こっきょう)のトンネルを・・・ってやつ?”


私は

”国境(こっきょう)ぢゃないよ。”と言う。

息子はしばらく考えたような顔をして


”ああ、国境(くにざかい)のトンネル? ”

と正解を切り出す。


私は”そうそう。今日の様子は本当に川端康成の世界だね。”と。


そして、この雪国の冒頭、

国境をこっきょうと読むようでは
日本人としての美意識が足りないよ、
そんなんでは
詩を書くなんて、まだ無理だね、

とちょっと先輩ぶって息子に言った。








黒姫を過ぎたころから
雪も本格的に降り出して、
妙高高原の駅から赤倉観光ホテルに向かう道はすでに
70CMくらいの雪が降り積もっていた。


ホテルに着いたらもぉ、そこは
あたり一面、真っ白な世界だった。









今年のスキーは
<赤倉観光ホテル>。

実はここ、私が幼稚園年少~小学1年の頃
はじめてスキーをした場所だ。

それ以来の、訪問。


私の父の家系はスキー一家だ。

父も指導員の免許を持ち、
いとこたちも1級の腕前だと聞く。


姉と私をそのように鍛えるべく
ここ、赤倉観光ホテルに父は連れてきて特訓したのだが
当然、まずは姉の指導にあたるわけで、

山頂で一人おいてけぼりをくらった
まだ5~6歳の私は
仕方なく、滑り台みたいに自力でおしりですべって下山した。


何度か狭山の人工スキー場でも特訓を受けたが
寒いのと、靴が窮屈なのが嫌で、
唯一、スキー一族から脱退することにした。


以来、スキーはしない。

”私をスキーに連れていって”

の時代で、大学生の頃はみんなスキーをした。

が、私は行かなかった。

父に
”おまえはスキーをしないから
ろくな男と付き合えないんだ。”

とまで言われた。 


が、息子は私を継承してはいけない。
一応、スキー一家の末裔だ。


幼稚園の頃からスキー合宿なるものに参加させ、
こうして
毎冬、雪国に来て、スキーをやらせている。

もちろん、私は温かい部屋の中だ。











でもここの景色も雪もホテルも素晴らしく
寒い土地が大嫌いな私も
非常にご機嫌で、
雪の中をサクサク歩いてみたり、してみた。




非常に珍しい、私と雪のショット








そして、この間
京都の某所で漢方薬みたいに処方してもらった
オリジナルのブレスレットも
まっさらな粉雪が積もる中で、<浄化>。








スキーは適当に山頂から結構難易度の高いところからも滑れる息子だが
今年はスノボに初挑戦。


”スノボやらないとモテないんぢゃない?

と、私。

スキー場はどちらかというと
若い子たちはスノボが中心。


というわけで、今日は一日、スノボを教えてもらっている。
























もちろん、私は
温かい部屋の中。




夜には部屋の前の木が天然のクリスマスツリーに。。。。








こんなに美しい夜の雪景色ははじめて、というくらい
素晴らしい。。。






寒いのが大の苦手の私も
ご機嫌に過ごしている

一面真っ白な世界の、話。




秀逸なリゾート、として
誉れ高い<赤倉観光ホテル>のお話は、次ブログにて。