空気の乾燥が厳しい今日この頃。ついについに、化粧水作りに手を出してしまいました。
ブログのネタにはしていなかったのですが昨年の初夏、ローズマリーを40度のウォッカに漬け込みました。
以前、旅先でモミの枝で作ったことがあり、真似をしてみました。
半年後には茶色く(奥の瓶)なりました。
これをスプレーすると、ローズマリーのいい香りが部屋に広がります(薄めて使う方がいいみたいです)。
作る際にいろいろ調べてみると、この茶色い液体はどうやらチンキとかティンクチャーと呼ばれるものらしいことが分かりました。
チンキっていうのは植物(主にハーブ)の成分をアルコールに抽出させたものを言うそうです。水溶性の成分も油溶性の成分も抽出できる上、手間もかからない優れもの。昔から薬としても利用されてきたようです。
このチンキは化粧水やヘアトニック、軟膏やクリーム、足湯や入浴剤、飲み物やうがい薬などなど、とにかく多様に使えるとのこと。
ちなみにローズマリーにはアンチエイジングの効果で知られるウルソール酸なるものが入っていて、とりわけ軟膏が有名なようです。
ただし、その成分を十分に抽出するためには、高濃度のアルコールが必要なので、今回作ったものにはそのような効果は期待できそうにありません。
でも、だからといってチンキはチンキ。とりあえずお試しで化粧水と軟膏を作ってみることに。だって、このところお肌の乾燥が著しくて…(T_T)
化粧水を作るのはものすごく簡単。
100ml作るのには
精製水90ml
好きなチンキ剤5ml
グリセリン5ml
を入れて混ぜるだけ
容器は煮沸消毒かアルコール消毒とのことでしたが、面倒なんで500mlの精製水のボトルから50mlを計りとり、チンキとグリセリンを25mlずつ入れました。多分分量も適当で問題なし(笑)
冷暗所保管で2週間で使い切れってことですから顔にも手にも足にもがんがん使っています。元手はウォッカ代を入れても200円程度?
で、これがいいかも♪
チンキの効果は定かでないですが、普段お手入れしていなかった肌は一気に潤いました(笑)
手荒れや湿疹も軽減されている気がします。
ちにみに。最初に取り出した50mlの精製水はスプレボトルに入れてチンキを足してルームスプレーにしました。いい香り〜。
そして、もう一つ作ったのが軟膏。
クリームは肌に浸透するものをいい、軟膏は皮膚の表面にとどまるものらしいです。
こちらは湯煎で白色ワセリンを溶かした中にチンキを投入。容器は100均の小さな陶器製カップを使いました。
で、あとはアルコールが飛ぶまでひたすらかき回します。
泡が消えて、分離しなくなったら完成ってことなのですが、1時間経ってもいっこうに消える気配も分離が収まる気配もありません。
1時間半経ったところで、きっと何かが違うんだろうと断念(^^;;
15分くらいでできる物らしいし…。
瓶に移し、とりあえず完成
こちらは長く使えるようです。
本来ローズマリー軟膏というと美しい緑色をしていますが、まあこれはこれでいいでしょう。
分離してますけどね。
瓶を裏返したところ(笑)↓
次はエタノールで抽出した緑色のローズマリーチンキで美しい軟膏を作りたい!!!
とりあえず、冬の保湿に役立っています。
単にグリセリンとワセリンの効果かもしれませんが、不純物は0だし、手作りしたことで使う気が出るところ(日頃つい面倒なもので…)がgoodです。
そういえば、初夏に薔薇のリキュールも作ったけれど、あれだってウォッカに漬けたんだからチンキでは…
てことは、バラの化粧水も作れるのでは…
過去記事で確認したら砂糖も入れてました(^^;;
残念。
で、早速ドライにしてあった「はまみらい」の花びらを瓶に詰めて、ウォッカを注いでみましたよ。
1ヶ月くらいで仕上がるはず。
ドライにしてからだいぶ時間が経っているからどうなるかな…
楽しみ、楽しみ♪
大人気のアマビエ様 出典は、京都大学附属図書館所蔵「肥後国海中の怪」
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