渡良瀬遊水池は栃木県・群馬県・埼玉県・茨城県の4県にまたがる、面積約3300haの広大な遊水池。羽田空港の2倍以上の広さがあるとのこと。
ほとんどは栃木県らしいのですが、県境が入り組んでいるようです、ところどころで県をまたぐというおもしろい散策になりました。
今回の出発点は、東武日光線の板倉東洋大前駅。
駅から少し歩いたところに「わたらせ自然館」
大谷石でできているという石倉を生かした渡良瀬遊水池に関するインフォメーションセンター。
植物標本の数の多さに圧倒されました。遊水池には660種を超える植物が自生しているとのこと。昆虫の標本も多く、見応えがありました。
ここで自転車を借りて、いざ遊水池へ。
道は平坦で、自転車で移動するには、ばっちり。真っ青な空の下、気持ちのいいサイクリングになりました。
途中、多くの水鳥を観察したのですが、スマホで撮影できたのはカンムリカイツブリくらい。写真はないですが、チュウヒが見られたのは最高でした。
↑双眼鏡ごしに撮影した奇跡の1枚(笑)
葦原にはガガイモが絡みつき、実が口を開いていました。
これ、とっても綺麗な綿毛なんですよね。見つけるとついつい遊びたくなります。
遊水池の途中に道の駅「かぞわたらせ」があるのですが、そこからすぐのところに、「三県境」があるというので、見にいってきました。
田んぼの中、Y字の水路の中にそれはありました。
真ん中にある真鍮製の杭の真ん中が三県境。普通に歩いて見に行くことができる平地の三県境は全国でここだけらしいです。
この辺りは土地が低く、昔から水害が多かったそうです。なるほど、辺りを見渡すと、一段高くして築いている家屋がいくつもありました。
今回は渡良瀬初体験で、様子がよく分かりませんでしたが、駅からすぐの場所で自転車を借りられたり、ボランティアさんによるガイドウォークなどが開催されていたり、その魅力を知ることになりました。
季節を変えて、また訪れて見たいと思っています。
【この日見た鳥】
チュウヒ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、セグロセキレイ、メジロ、マガモ、カルガモ、ヒドリガガモ、ホシハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ダイサギ、コサギ
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