ついつい拾ってしまう魅惑的などんぐりたち。けれど、拾って1ヶ月もするとこの色と艶が失われ、中には殻が割れてしまうどんぐりも出てきます。
これは、木から落ちた後もどんぐりが成長を続けていて、発芽の準備をしているからなんだそうです。3年ほど前にそのことを知って目から鱗…。
そこで、去年はどんぐりの色を綺麗に保つ方法について研究してみました。
それは、茹でてどんぐりの成長を止めるというもの。実験は見事に成功。
どんぐりの色は茹でることで長く保存できます。
さらに、「茹でたあとにどんぐり同士をコロコロと揺すると艶が増す」という情報を入手。表面の油分が関係しているのではないかと思い、ならば、油を塗ったらどうだろうと実験してみたところ、これが逆効果。
もちろんコロコロしたり、油を塗ったりすると、その直後は艶が増すのですが、どうやら時間が経つと色が落ちてしまうようです。
そこで、自分なりに導き出した答えは、「殻が割れること」と「色褪せ」は別の要因によるものではないかということ。そして、「色褪せ」には、何かしら「油分」が関係しているのではないかという新たな疑問。
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茹でる=成長を止める
=殻が割れない
表面の油分=色褪せの原因?
またはその逆?
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では、冷凍して成長を止めるとどうなるか?これを調べることが今年の課題となっていました。
そんなわけで、今年も実験第一弾!
9/13に拾ってきたクヌギの実を1週間冷凍庫へ。その後室温に戻して経過観察してみると…
2週間でこんなにはっきりとした違いが出ました!!
やはり、「茹でる」も「冷凍するも」、どちらもどんぐりの成長を止めるという点では同じこと!
どんぐりの色は冷凍することで長く保存できます。
しかし、ここでも「どんぐりと油分」の関係が気になります。「茹でる」と幾らかの油分が抜けそうなのですが、「冷凍」の場合はおそらく油分はそのままはずです。
とすると、「茹でる」と「冷凍する」では時間が経つと違いが出るのか???
同じなら手間的には「冷凍する」がいちばん楽ということになりそうです。
もっとも、冷凍作戦にしても茹でる作戦にしても、かなりの高確率で「どんぐり虫」の骸が中に閉じ込められたままになるということ。せめて、できるだけ早い時期に処理する方が無難でしょう…。やつらはまだ青い頃のどんぐりに産み付けられ、どんぐりの栄養分をたっぷりと食べ、十分な大きさに育つと蛹になるためにどんぐりの殻を破って出てきますから。
奴らの存在を考えると、茹でたり、冷凍したりせず、ニスを塗って乾燥を防ぐのがいちばんの得策なのかなとも思いますが、けっこう手間なんですよね。それにこの方法だと、時が来ると中からどんぐり虫が出てきますし、その際殻に穴があいてしまいます。
まあ、出てきたどんぐり虫は土の上に置けば、すぐに潜って見えなくなるし(土の中で蛹になり越冬)、穴も1つだけしか空かないので(どんぐり虫はどんぐり1個に1個ずつ産卵)、中に骸があるよりは気分がいいかもしれません。
●茹でる
●冷凍する
●ニスを塗る
さあ、皆さんなら、どんぐりの下処理にどの方法を選びますか?
とりあえず、もうしばらく実験を続けたいと思います。
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