小寒は二十四節気の第二十三。太陽黄経が285度のときで1月6日から20日頃。
「寒の入り」と呼ばれる季節で、「小寒の氷、大寒に解く」と言われる通り、「小寒」から「大寒」にかけて、1年のうちでもっとも寒い季節とされています。
この寒さを利用して、仕込みを行うのが、味噌や醤油、日本酒など。「寒仕込み」とか「寒造り」とか耳にしますが、「寒」に仕込むと、発酵が無理なく緩やかに進むためにおいしく仕上がるんだそうです。作るみなさんは寒さの中で作業されるわけですから、頭が下がります。でも、寒いことは悪いばかりではないのでこの季節ならではの楽しさを見つけて行きましょう。
〜二十四節気・七十二候とは〜
旧暦(太陰太陽暦)が使われていた時代、季節のずれを調整するために作られたのが二十四節気。地球の周期をもとに、夏至と冬至、春分と秋分を設け、さらにその間を分けて1年を24等分して、季節の特徴を表した言葉を当てています。しかし、梅雨や台風などがない中国で作られたものがそのまま使われているため、日本の季節とは多少ずれるところもあります。
七十二候は二十四節気をさらに3等分ずつして、季節の特徴を当てはめたものです。日本独自に作り直された経緯があり、より、日本の季節にあったものとなっています。
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