立春を過ぎ、最初に吹く南風のことを「春いちばん」と言いますが、春いちばんが吹いたあとは再び寒くなることも多いのだとか。春いちばんは毎年気まぐれで、春分までに吹かない年は「記録なし」となるようです。
さて、それでは「春いちばん」とはどのように決まっているのかと言いますと…。
各地の観測所のデータをもとに、気象庁が発表します。地域によって多少基準が違うんだとか
そもそも冬型の気圧配置が弱まるこの時期は、西からの低気圧で突風が吹かことが懸念されます。積乱雲が発達し、竜巻などを引きおこすことも。
日本海に低気圧が発達し、南よりの風が毎秒8m以上吹いたとき、その最初の風を「春いちばん」と呼んでいます。
南風なので気温は一気に上がりますが、春を喜ぶ意味合いよりも、本来は注意喚起のための言葉のようです。
実際に「春いちばん」が吹いた後には寒冷前線が通り過ぎ、冷たい風が入ってくることが多く。冬に逆戻りも珍しくありません。
もっとも、寒い寒いと言いながら、朝晩をやり過ごすと、日中の日差しはずいぶんと暖かさを含み、厚手のコートでは汗ばむことも。
秋の頃なら10℃はとても寒く感じるものですが、今の時期は暖かか感じてしまうという不思議。
庭の草花もどんどんと勢いを増してきています。
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