YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

紅花栄(小満次候)

2020-05-25 19:45:00 | 七十二候
 →小満
 
☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢
(2020年)
5月 25日☀4:30/18:47🌙2.4
5月 26日☀️4:30/18:47🌙3.4
5月 27日☀️4:29/18:48🌙4.4
5月 28日☀️4:29/18:49🌙5.4
5月 29日☀️4:28/18:49🌙6.4

小満次候は「紅花栄」。今回の冒頭写真は残念ながら借り物。紅花の写真を撮りたいなと見られる場所を探してみたら、なんと紅花の花期は6〜7月。七十二候は日本の気候に合わせて作られたものなのに、なんだかしっくりこないです!!
 
現在の紅花はこんな感じ



調べてみると、同じ疑問を持たれた方のブログがありました。そのブログによると、紅花はこの季節に咲く紅い花「サツキ」ではないかとのこと。これはあくまでその方の個人的な見解のようですが、わたしもその方が腑に落ちます。
 
 
 
 
だって我が家のサツキもちょうどちょうど見頃ですから。
 
ただ、ネットで探してみても、そのような意見はほかにはなく、はっきりしたことは分かりません。ちなみに紅花がベニバナのことを指すと言う根拠は1821年(文政4年)に出された「七十二候鳥獣虫魚草略解」に「紅花ハ紅藍花ナリ」とあることが上げられていました。ただ、その文献の中で紅花の花期については明記されておらず、ほかの資料から、紅花の花期は江戸時代も今と同じころであるとのこと。
 
また、話そはそれますが初期の暦では、「こうかさかう」と読ませていて、明治の略本では「べにばなさかう」と読ませていることがわかりました。なるほど、七十二候に読み方がいくつかあるのはそう言う理由だったのですね。
 
ネタ元はこちら→ライブドアニュース
 
 さて、この季節のガーデニングといえば、病害虫との闘う日々。

 

ようやく咲いたと思ったら、花の中から小さな虫がぞろぞろと…
 
アザミウマという害虫らしいです。
 
 2019.5

生き物が集まる庭にしたいと言いつつ、せっかく育てている草花をみすみす枯らすのもしのびない。敵もあっぱれなわけで、こちらも本気で戦わないと…(笑)
 
そんな害虫の代表、アブラムシの記事はこちら
 
アブラムシが爆発的に増えるのには理由があり、そして、増えすぎたアブラムシには過酷な試練が待っているというお話。これは、是非ご一読いただきたいおススメ記事です。
 
 
 
さて、害虫つながりなお話。
「草食系は害虫」ですよ。
ちなみに「肉食系は益虫」です。

これはテントウムシのお話。

 

通常はアブラムシを食べてくれる益虫として愛でられるテントウムシ。その仲間は国内だけでも180種ほどいるそうです。
 
その中には草食系も存在し、そちらは害虫として嫌われています。上の写真はトホシテントウ。名前の通り10個の斑点を持っています。
 
他にもニジュウヤホシテントウ、オオニジュウヤホシテントウなど8種類ほどの草食系テントウムシ。テントウムシなの「テントウムシダマシ」などと呼ばれ嫌われています(^^;;
 
畑の作物を食べられたら困りますからね。
ご注意ください。
 
ちなみに180種近いテントウムシの半数は5mm以下の小さなもの。中にはキイロテントウのように菌食性のものもいるそうです。
 
 
 
【季節の花】ヤセウツボ
 
 



緊急事態宣言、一斉解除になりました。
今我々は歴史に残る出来事に立ち会っちゃってますね。混乱続きの日々ですが、過去の人だって、それを乗り越えてきたから今がある。それをリアルに体験するって本当に大変だぁ…

窮屈なことや不安なことが絶えない毎日ですが、少しずつ新しい暮らし方に適応していきたいものです。





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キアシドクガ大発生!!

2020-05-25 12:16:00 | 昆虫・蜘蛛



小満に入り、益々緑が濃くなってきました。公園散歩は虫除けスプレー、虫刺されの薬必須。できるだけ肌の露出を避け、毛虫に備えて帽子もかぶりましょう。日焼けにも要注意!
今年は特にマスク焼け注意ですね!!

さて、そんな緑の天井を見上げると…




ん!?

画像で確認するのは難しいですね。
このあたりです…



白い点々は蝶のように優雅に舞い飛ぶキアシドクガの大群。

もう公園上空、至る所でひらひらしてます…


昼間に活動する珍しい蛾です。
姿形はこんな感じ。




名前の通り足が黄色いんです。

あまり地表でじっとしていることはないので、ひょっとしたら赤直後かもしれません。

仕事仲間のK氏からこんな素晴らしい写真も見せてもらいました↓




頭のところがもふもふで、白いローブを羽織っていて、全体的に気品に溢れています。チャームポイントの黄色い脚にも毛が生えているのですね!

観察力のない私は、いつも写真を見てからいろんなことに気がつきます。写真大切!!

サナギも発見しました!!
かなりユニークです。





キアシドクガは数年に一度大量発生するらしく、食草のミズキやエゴノキを枯死させてしまうほどの勢いで増えます。

ひらひら舞う姿は美しく、のどかなのですが、これだけの数の毛虫が少し前まで公園内を徘徊していたのかと思うと、さすがに鳥肌(^^;;

自然と共生するというのは、いろんな側面があり、都会人には想像以上にハードルが高いなあと思います。

新型コロナウィルスによる経済活動のストップで、世界各地で自然が本来の姿を見せ始めているというニュースを見ます。

カトマンズからエベレストが見えたり、ベネチアの運河の水が透明度を増したり…。
運河にイルカやハクチョウが戻ってきたというのはフェイクニュースらしいですが、人間社会が自然に与えてきた影響の大きさに改めて驚かされます。

多種多様な生き物たちが種族を残すために進化し、適応し、途方もない時間をかけて作り上げてきたこの地球環境。その長い歴史の一部を、一瞬のうちに壊すほどの力を持ってしまった我々の向かう方向は???

そんな壮大なスケールの話にはついていけそうもありませんが、美しいものを美しいと感じる心は大切にしていきたいと思います。













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出典は、京都大学附属図書館所蔵「肥後国海中の怪」

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