![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/e4/ea2b76bef7198efc360aa4357e3e8b05.jpg)
2月11日(金・祝日)
朝から雪が降っていて、京都は雪景色でした。雪のお陰で、底冷えする京都がそんなに寒く感じなかった朝。生まれて初めての写経に挑戦するべく、今回の京都の目的の雲龍院へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/41.gif)
初めて訪れたが、京都駅から車で数分のところである。初めてこのお寺を訪れました。泉涌寺の中にあるお寺とでもいいましょうか?1つの丘にいくつものお寺がありました。適当な所でタクシーを降りて、探しながら「雲龍院」へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/ba/7b340f42b867ff328f4d00a3147c003b.jpg)
こちらのお寺は他のお寺と違って、昔ながら(古来ながら)に写経道場ではなく、ご本尊様の置かれる本堂での写経です。この雪の降る中、昔ながらの障子の戸に囲まれた板の間の本堂で、この様に写経をします。自分で言うのもなんですが、外とそう変わらないであろう本堂で写経をすることになるとは、夢にも思わなかったです。ただ、このお寺のお嬢様でしょうか?受付をしてくれた女性が、座る部分だけのホットカーペットと背後に置く石油ストーブをONにしてくれました。かなり助かりました。そして、吐く息が白く、昔の人々はこの寒さに一体どのように対処していたのだろうか?我慢?精神力?とある種の想いを馳せながら、写経にトライ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/84/e2a139cc81d3d69c82f9de84f5cf3446.jpg)
このお寺は昔ながらの古式ゆかしい写経のやり方をしています。まず、写経の前に身・口・意の三業を清めます。この写真の左から丁子(グローブ)を1つ取り、口に含みます。これは写経が終わるまで出してはいけません。自分の息を清めるためです。口から発する4つのことを清めます。小さな紙を頂きました。丁子は、1:不妄語 みだらな事を云わないこと、2:不綺語 無駄な噂話をしないこと、3:不悪口 人の悪口を云わないこと、4:不両舌 うそをつかないこと、です。
次に真ん中の容器には、お香の粉が入っています。それを1つまみ取って、両手のひらを合わせてこすります。塗香(ずいこう)といって、身体でする3つの行為を清めます。1:不殺生 生物を殺さないこと、2:不ゆう盗 盗みをしないこと、3:不邪淫 よこしまな性の遊びをしないこと。
一番右にはお水が入っていて、枝のようなもので頭に水を1滴落とします。洒水(しゃすい)といって、心から生まれる3つのことを清めます。1:不けん貪 むさぼりの心を起こさないこと、2:不しんに 妬みの心をもたないこと、3:不邪見 よこしまな考えをしないこと。
さらに香煙で身を清めるということが必要なようですが、この時は私達二人だけだったから?たまたま忘れられちゃったのか?お香は焚かれてなかったので、ストーブとホットカーペットをONにして、写経を開始しました。⇒つづく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/6b/bdcc0ed1635d34eec23015e822ab074b.jpg)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます