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旅館は朝起きると、いつも私達だけの朝食となっていた。もう1組様は、7時位から出発して出雲大社でご祈祷か?何かの催しに参加するため出掛けているとのこと。皆様、精力的なんだな・・・と私達はゆっくりと品数多い、美味しい朝食を味わい、私だけ朝風呂に入り、あ~いいお湯だ~とくつろいでから支度をしていた。私の出雲の定宿は、はたご小田温泉であるが、ここのお湯は、長く入れる温度で(川から源泉を引いていて、沸かしているそう)、本当に身体のコリや痛みが取れるので、一日2回ゆっくりと入って、大満足。キャンセル多かったので、いつも一人風呂になって、くつろぐ。くつろげる私。宿をチェックアウトして、すぐご近所にコーヒーへ。
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小田温泉のすぐ近くに「蒼」という海岸に面したカフェがあって、出雲地方では珍しいというか、オーナーがコーヒーにこだわっていて、一人一人ドリップしてくれます。海に面しているので、大自然を見ながらコーヒータイム。海は大荒れ。オーナーとお話していて、どこにも行く気がなさそうな私達に、「北島さんに行ったら?」とアドバイスをくれたのだ。彼が言うには、地元の人々は出雲大社ではなく、参拝も結婚式もご祈祷も出雲大社の敷地内にある北島さんにいくのだそうです。
ええっつ?何で?と思ったら、文献でも現在はほとんど残されていないが、地元の方々が語りつないでいた理由は、北島さんが本当の出雲大社だという理由だからだそうです。文献でなぜ残されていないのか?私は政治的なモノを感じました。あくまでも勘ですが。日本は古来から、都合の悪いことは焼き捨ててしまう文化というか。戦後も沢山その時の政権や政情に都合の悪い文献、メモ等は焼かれてしまったというでしょう。
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昭和にも出雲大社で火事が起こったそうです、千家家が最高神官でしたが、その時に北島家に地位が譲られることはなかったので、現在に至っているのだそうです。つまり、兄弟と呼ばれているのに姓が違う理由がわかりませんが、親戚なことは確かなのでしょう。千家さんも昨秋に皇室からもらった意味というか理由がわかった気がしますね。あの時も台風が近づいてきていて、挙式には差し支えなかったようですが、地元の方々はハラハラしたそうです。
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神社とは、一般にはわかりづらい名前のこの神社は、地元の人向けというのがお守りの値段でもわかります。
出雲教という神道教団だそうですが、昭和27年に宗教法人「出雲教」として認証を受けて今日に至っているということですから、本当の最高神官の家柄は、全く表に出ていません。だからか?お守りも出雲大社の半額の500円で購入できます。出雲大社は千円~です。ご祈祷はしてもらいませんでしたが(寒くて・・・)、出雲大社は1件五千円でしたので、こちらはきっとそんなことはないはずでしょう。神様はお金ではないですから。ひっそりと清廉な感じの北島さんには好印象を持ちました。地元民に愛されている神社に、次回はゆっくり訪れたいと思います。
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