三つ指ついて

おかあしゃん、お出掛けですか？
の表情。
三つ指つかれ、後髪ひかれ…

ん？ほんと？

食べてはいけない

リンゴで初めてアレルギーを発症してから、23年という長い年月が過ぎた。
あの時の恐ろしさたるや、息ができなくなり、もうこれで死ぬのかなと思った。
私は白雪姫？白雪姫はリンゴアレルギー？
頭の中で、これはアレルギーだと察知した私は、とんでもない姿、顔で薬屋に行き、出ない声を絞り出して、アレルギーの薬を買った。
子どもの頃も酷いアレルギーを起こしていたので、いつもお守りのように持って歩いていた薬の名前を覚えていた。それを頼んだが、既に製造されていなかった。
薬剤師さんに、よくきくからと違う薬を渡され、疲れてるからだろうからよく眠るようにと言われ、何とか一晩で治まった。
一過性のものだと思ったのは甘かった。
それからどんどんアレルギー行進曲が始まった。それは果物に限っていた。
でも子どもではないから食べなければ大丈夫なのだ。
今食べられないのは、
リンゴ
もも、
イチゴ
梨
洋ナシ
びわ
イチヂク
サクランボなどなど

瓜系、柑橘系は大丈夫だ。

今日、桃が届いた。毎年頂く人からだ。
毎年娘が食べていた。

今年の暑さに、生産者も送る時期が難しかったのだろう、それをさらに、人力車？で宅配業者が運んでいたから、我が家に着いた時点で既に食べ頃になっていた。
あまりに良い香りで、私のたががはずれた。
薬を確認してからとうとう食べてしまった。
うわあ～！お～い～し～い～！

感動の次はお決まりの状態。
薬と大量の水を飲む。

それでもしばらくは声も出ない。

娘が帰宅して様子を理解して、
おかあはん、毎年やってるね。
だって。

そうかも。

大抵我慢するが、年に一度は確信してやらかしている。
覚悟の上で。

まだ唇が腫れている。5時間経過したが、まだ声が出ない。

最近は少し知られるようになってきたが、リンゴアレルギーはメジャーではない。
殆どの人がへ～？って驚くようだ。でも、アレルギー専門医達は昔から知っていた。

食べるな！これが私の処方箋。
ただ、もしかしたら、体質が変わっているかもf^_^;)なんて、少しだけ期待してチャレンジしたくなるのです。

ネコ

毛玉を吐く前と吐いた後のネコ
ぼ～っとしていて、可哀想。
なでてやるが、喜ばない。放っておいて欲しいのね。
段ボール箱を出して、タオルを敷いてやったらおとなしく入って横たわった。
毎日ブラッシングするけど、追いつかない。さらに綺麗好きなネコだからよく毛づくろいする。

どこかで、イノシシ8頭捕獲されたとニュースで見た。
母親と子どもたち。殺処分された。
イノシシ年生まれなので、どうも悲しい。

うちの、今夜は毛玉で苦しそうだったネコ。君は人間に捨てられていた。
引き取ったけど、
外で遊べない、仲間もいない、ごめんね。
時々つまらなそうに、虚ろな表情で置物みたいになつている。
安穏できる場所があるだけだ。
互いに瞳を見つめて心を覗く。
ギター弾いてると、ずっとそばで寝ている。もう曲を覚えてるだろうなあ。
いい加減にマスターしてよ、傍らいたいわ、と思われてそうね。

私の生活に合わせて夜は静かに寝てくれる。
お留守番だよ！と言うとケージに入る…

わたしの言葉を沢山理解してくれている
遊んでやると生き生きするけど。
君のシアワセをかんがえる。白馬の自然の中で綺麗な風を感じさせてやりたい。
きっとおっかなびっくりで慣れるの大変だろうな。ビビリだから。

私の気ままな生活と折り合いつけてくれているネコ。

ギターケースでツメトギするくらいゆるしてる。



長生きしてね。いつかきっと楽しい生活になるから、

沢山の

沢山の
不祥事と
沢山の不条理と
沢山の



沢山の
不義理


一行忘れた
じわりとくるか

日々是新たなり
ですか