憲法改正の論争
・安倍総理は、憲法96条の改正を望んでいる。
・民主党は、改正内容が大事で、96条だけ変えるのはおかしいと言っている。
・公明党は、憲法改正の議論は進んでいないので、参議院選の論点にはならない。時期尚早と言っている。
さて、議論は、96条の改正で、議員の3/2以上を、1/2以上に変更すること。
これについて、民主党はコメントしていない。
改正内容に因(よ)ると発言している。
改正内容によっては、1/2以上にしても良いと言っているのか?
そういう風にも聞こえない。
議論は、憲法の変更内容に関係なく、議員の1/2以上で改正できるかどうかである。
民主党は、多分、次の内容をゴッチャにして発言している。
1.投票率が低い(59.3%)ことを問題にしているのか?
2.その低い投票率で、投票した4割(小選挙区43%)、3割(比例区28%)の支持しか受けていない政党が、議員数では6割(294議席/480議席)が決まる現行の選挙制度のことを問題にしているのか?
3.議員の過半数で決定に変更することを問題にしているのか?
議論の争点を明確にして欲しい。
次の内容は、論争の夫々に、一つの解決案を提示しているだけである。
1であれば、投票率が75%以上の時のみ選出された国会で、改定できるとすれば良い。
2であれば、選挙制度を改正すれば良い。投票結果と選出議員の数が反映できるようにする。
公平にする究極は、全国を比例区にしたら良い。一票の格差もなくなる。
選挙区も必要というなら、6つぐらいの道州区分の比例区にしたら良い。
なにしろ、一票の不平等もなくす。
3であれば、憲法改正を国民投票に変更したら良い。その時、最低投票率(90%以上)を条件にしても良い。国民投票制度で、過半数以上を否定する人はいないと思う。これを否定したら、民主主義の根幹ルールが揺らぐ。
議論の争点を明確にして議論しないから、いつまで経っても進展しない。
誰か仕切って欲しいといつも感じている。
特に、民主党、細野幹事長の説明は、いつも議論の論点を変えた発言している。
酷い。
質問には先ず答え、しかも、前向きな回答することお願いします。
その上で、他にこれこれの問題があると発言し、議論して欲しい。