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論争

2013-04-14 | シンキング

憲法改正の論争

・安倍総理は、憲法96条の改正を望んでいる。

・民主党は、改正内容が大事で、96条だけ変えるのはおかしいと言っている。

・公明党は、憲法改正の議論は進んでいないので、参議院選の論点にはならない。時期尚早と言っている。

 

さて、議論は、96条の改正で、議員の3/2以上を、1/2以上に変更すること。

これについて、民主党はコメントしていない。

改正内容に因(よ)ると発言している。

改正内容によっては、1/2以上にしても良いと言っているのか?

そういう風にも聞こえない。

議論は、憲法の変更内容に関係なく、議員の1/2以上で改正できるかどうかである。

民主党は、多分、次の内容をゴッチャにして発言している。

1.投票率が低い(59.3%)ことを問題にしているのか?

2.その低い投票率で、投票した4割(小選挙区43%)、3割(比例区28%)の支持しか受けていない政党が、議員数では6割(294議席/480議席)が決まる現行の選挙制度のことを問題にしているのか?

3.議員の過半数で決定に変更することを問題にしているのか?

 

議論の争点を明確にして欲しい。

次の内容は、論争の夫々に、一つの解決案を提示しているだけである。

1であれば、投票率が75%以上の時のみ選出された国会で、改定できるとすれば良い。

2であれば、選挙制度を改正すれば良い。投票結果と選出議員の数が反映できるようにする。

公平にする究極は、全国を比例区にしたら良い。一票の格差もなくなる。

選挙区も必要というなら、6つぐらいの道州区分の比例区にしたら良い。

なにしろ、一票の不平等もなくす。

3であれば、憲法改正を国民投票に変更したら良い。その時、最低投票率(90%以上)を条件にしても良い。国民投票制度で、過半数以上を否定する人はいないと思う。これを否定したら、民主主義の根幹ルールが揺らぐ。

 

議論の争点を明確にして議論しないから、いつまで経っても進展しない。

誰か仕切って欲しいといつも感じている。

特に、民主党、細野幹事長の説明は、いつも議論の論点を変えた発言している。

酷い。

質問には先ず答え、しかも、前向きな回答することお願いします。

その上で、他にこれこれの問題があると発言し、議論して欲しい。