目的を持って始める「ゆうゆう生活」

<Begin with the End in Mind>悠悠、融融、優遊、悠悠閑閑な「ゆうゆう」生活のブログ

虚業

2013-04-22 | シンキング

先週末、ホリエモンが、関西のたかじんの番組に出演していた。

メルマガで、出所日の記者会見の全文が掲載されているのを知ったので、早速、読んでみた。

全文は、ここを参照:

http://news.aeonsquare.net/5562/

 

この記事の中で、気になった言葉は、虚業。

私が企業を見る時、社員一人当たりの売り上げを見る。

大体の企業は、10百万円~30百万円ぐらい。

50百万円~1億円は、上場しているような大企業。

または、大きな装置を持つ製造メーカー。

株式上場でなく、1億円以上売り上げている会社は、私は虚業と考えていた。

 

しかし、ホリエモンが次のように発言していた。

「もうひとつは、"虚業"っていうのは、それも簡単な話で、そもそも、私は世の中に虚業なんてものは存在しないと思っています。なんでもそうなんですけど、一生懸命自分がこうしたら世の中良くなるんじゃないか思って頑張って、それはすごくハイレベルな話ですけど、ローレベルでは、自分で食ってくためかもしれないし、家族を食わせていくためになのかもしれないし、それは、みんなお金を稼ぐ中で目的や目標があると思うんですね。

それに関して、その手段として、何らかの生業を持つと思うんですね。その生業に大して、虚業なんて言うこと自体がなんなの、おかしいんじゃないですかと。私は虚業っていう言葉自体が変な言葉だなって思います。そんなことを言っちゃ駄目だよ、人を貶めるような。みんな一生懸命働いているひとたちがいるんだから、なにかしら社会に必要とされているから存在しているんであって。」(抜粋)

 

虚業は、本当に失礼な言葉。

私も時々使っていたが、これを契機に反省し、今後は使わないことにする。

 

虚とする判断は、その人個人の判断。

何を持って、虚と問われても、正確に答えられない。

その答えに反論されたら、それを打ち負かす根拠も明白でない。

 

例えば、一人当たり1億円以上の売上を上げる会社と考えてみてと問われれば、宝石商を上げることができる。

宝石商が、虚業とは言えない。

 

今後は、例えば、社員100人の会社で、100億円以上売り上げている会社は、どうやって売り上げているのかを考えてみなさいと言うことにする。

営業一人当たりの売上でない。

社長から事務の人までの社員数で割った、一人当たりの売上である。

私も営業していた頃は、一人当たりの売上の40倍が営業目標だった。

この目標をどうやって売り上げるのかを、営業の気持ちになって考えると、おかしい数字か、そうでもない数字かが分かる。

虚業という言葉は、良くない。