今、作曲の盗作疑惑のニュースが話題になっている。
盗作疑惑は、イントロ部分。
台湾の蕭玉芬『紙風箏』(2013年3月リリース)と、B'Z『もう一度キスしたかった』(1991年リリース)だ。
それぞれの曲は、ここを参照:
蕭玉芬『紙風箏』:
http://www.youtube.com/watch?v=JMc2gwcxmnc
B'Z『もう一度キスしたかった』:
http://www.youtube.com/watch?v=WLJwwFlkPl8
さて、盗作かどうかをどう判断するか?
スマホのアプリに、「SoundHound」がある。
SounHoundの概要は、ここを参照:
http://www.sophia-it.com/content/SoundHound
これは、その曲や鼻歌から、曲名を教えてくれるソフト。
精度が高いのが、このソフトの良さ。
iPhone、Android、両方に対応している。
実際に、このアプリを使って、蕭玉芬『紙風箏』のイントロ部分を検証。
検索結果は、<B'Z『もう一度キスしたかった』>と、迷わずに表示。
完全に、アウト!!!。
残念ながら、イントロ部分は、盗作と言い切っても良いと思います。
このソフトは、作曲家にとっても、良いソフト。
自分が本当に作曲したと言っても、自分が作曲する前に、有名な曲のフレーズがあれば、盗作と言われる。
楽曲を発表する前に、このソフトで検証することをお薦めする。
盗作作曲家と呼ばれる不名誉なことは、防げる。
休題:
私の知る盗作は、ホイットニー・ヒューストンの<Take Good Care Of My Heart(邦題:「やさしくマイハート」:1985年発表>と、鈴木雅之&鈴木聖美の<ロンリー・チャップリン」:1987年発表>。
しかし、このアプリを使って検証すると、夫々の曲が、正確に表示される。
そのアプリの検索精度が高いことの証明になる。
本当は、このアプリで、ロンリーチャップリンを聴かせると、ホイットニー・ヒューストンが表示されると、盗作疑惑を検証できるんだけれどね。
個人的には、残念。
休題:
このアプリを使うと、次のパターンが発生する。
A曲:原曲、B曲:疑惑曲として、B曲をこのアプリで検索する
X.B曲が登録されていない場合
1.合致する曲が無いようです
2.A曲を表示する
Y.B曲が登録されている場合
3.B曲を表示する
4.A曲を表示する
の4通りが考えられる。
この時の、2と4は、盗作疑惑に該当すると考えられる。
1の場合、3の場合でも、盗作ポイ曲は多い。
メロディー、全体の編曲を見れば、盗作かどうかは、明白である。
発表した時期が後であれば、その曲は盗作。
今回の検証では、Xの場合の2と考えられる。
追記:
この2曲を同期させた動画があります。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=F9s_faEgPS0
イントロ部分だけでなく、コード進行が一緒。
錆に入る時の間(ま)の取り方も一緒。
このパクリは、酷いね。