今日、新聞記事。
日本で投資商品を販売していた米金融業者のMRIインターナショナル(本社:米ネバダ州)が、顧客から集めた資金を運用せず、虚偽の報告をしていた疑いが、証券取引等監視委員会の調査で明らかになった。
さて、今日、このMRIで検索したら、次の内容がでてきた。
『XX新聞でMRIインターナショナルという会社の投資商品を見てパンフレットを請求し熟読しましたが、利率が6%~8.5%と高く、またパンフレットには元本を守る保全の仕組みについても詳しく載っており、こんなにいい条件はないのでMRIインターナショナルへの投資を考えています。XX新聞にも記載されていますし、MRIインターナショナルは金融商品取引業者の番号も取得しているようなので大丈夫だと思いますが、海外への投資ということで一抹の不安があります。』
詳細は、ここを確認。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1120975916
私は、この手の投資をしていないが、本当に美味しい話は、公開してまで募集しないが、持論。
もし、これは絶対に儲かると思う情報があったら、人には黙っていて、教えない。
逆に、美味しい話には、リスクがあることを知っておく必要がある。
今回の金融商品は、次の点で怪しかった。
1.日本人には分かりにくいアメリカの医療制度を利用している。
2.その制度を利用して、銀行預金でもないのに、元本確保(元本保証ではないが)。さらに高金利(6.0-8.5%)で商品募集をしている。
銀行預金は、基本、元本保証しているが、銀行が倒産した時は、限度1000万円までしか元本保証されない。
3.円建て、外貨建て、どちらでも購入可能で、どちらでも受取金利は同率としている。
為替リスクを含んでいるとすると、本当の金利はもっと高い利回りを稼がないとできない。この点も怪しい。
4.元本確保で、高金利。この金融商品に問題がないなら、アメリカの医療制度を熟知しているアメリカの機関投資家が、間違いなく投資するはずである。
そんな金融商品が、日本にコストを掛けてまで進出し、日本の個人顧客に販売しているのは、どうしてだろうと考える必要がある。
冷静に考えると、怪しい商品であるのが分かると思います。
5000万円預けると、年率8%とすると、働かなくても年400万円の利息(収入)が受け取れる。
これが、本当なら、誰でも預けたくなりますね。
理性をどこまで働かせられるのかが、大事。
でも、株でも、なんでも、リスクがある。
リスクを取らないと、儲からない。
今回は、預けたお金が戻らないかもしれないというリスク。
最初にそう言われたら、だれも投資しないけれどね。
閑話休題:
2008年11月にヤフーの知恵袋に質問があったのが、MRIインターナショナルの金融商品。
回答は先ほどのURLの通り。
良い商品という人もいれば、怪しいと言っている人もいる。
大手の新聞の広告だから、安全とは限らない。
大手の新聞社は、読者の新聞購読料と新聞の広告料で成り立っている。
大手だから、信用して良い訳でもない。
新聞記事でも、信用できない内容が、偶にある。
偶にあるから、謝罪文が掲載される。
本当かなと考えながら、読む必要がある。