目的を持って始める「ゆうゆう生活」

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居住環境と騒音

2016-06-23 | 建築

一般的に、個人住宅の構造は、木造、(軽量)鉄骨造、RC(鉄筋コンクリート)造がある。

上下階の振動による騒音は、次の順で大きい。

木造住宅>(軽量)鉄骨造>RC造。

 

音が鳴るのは、物が振動するからである。

物が振動しやすいか、振動しにくいかに因ります。

当然、鉄筋コンクリートの方が振動しにくいので、騒音は低くなります。

個人の家は、木造住宅が多い。

当然、音はするけど、上下階は、身内。

多少、騒音がしても、許容範囲となります。

 

一方、集合住宅(アパート、マンション)等の上下階の住人は、赤の他人。

騒音が発生すると、許容範囲外となってしまうようです。

時々、騒音が原因による事件が起こったりします。

 

騒音を嫌がる人は、集合住宅でない住居に住めば良いのですが、経済的な理由でそうできない人がいます。

チンピラが、電車で少し肩が触れただけで、因縁をつける人がいますが、肩を触れたくなければ、電車やバスに乗らずに、タクシーに乗れば良いのですが、その手の人はお金がない。

騒音を気にする人は、それなりの家に住めば良いのであるが、そうならない。

お互いに我慢しながら生活をしなくてはならない。

身内に近い人間関係ができれば、解決する場合もありますが、騒音にクレームを言う人は、人間関係を上手く作れない人もいます。

 

許容要素の優先順位を明確にし、選択と集中で投資先を考えることが、肝要であるが・・・・・。

「君子、危うきに近寄らず」で、行くしかない。

 

閑話:

マンションには、スラブと言って、床と天井を構成するコンクリートになります。

そのコンクリートの厚さが、120㎜しかない物件もあります。

これは、間違いなく、上の階の音は丸聞こえです。

今は、最低200㎜以上ですが、古いマンションでは、上下、隣室との騒音問題はあると考えてください。

スラブの構造には、ボイドスラブもあります。

この時は、最低250㎜以上です。

スラブ厚と遮音性能については、ここを参照:

http://www.sutekicookan.com/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%96%E5%8E%9A%E3%81%A8%E9%81%AE%E9%9F%B3%E6%80%A7%E8%83%BD