一般的に、個人住宅の構造は、木造、(軽量)鉄骨造、RC(鉄筋コンクリート)造がある。
上下階の振動による騒音は、次の順で大きい。
木造住宅>(軽量)鉄骨造>RC造。
音が鳴るのは、物が振動するからである。
物が振動しやすいか、振動しにくいかに因ります。
当然、鉄筋コンクリートの方が振動しにくいので、騒音は低くなります。
個人の家は、木造住宅が多い。
当然、音はするけど、上下階は、身内。
多少、騒音がしても、許容範囲となります。
一方、集合住宅(アパート、マンション)等の上下階の住人は、赤の他人。
騒音が発生すると、許容範囲外となってしまうようです。
時々、騒音が原因による事件が起こったりします。
騒音を嫌がる人は、集合住宅でない住居に住めば良いのですが、経済的な理由でそうできない人がいます。
チンピラが、電車で少し肩が触れただけで、因縁をつける人がいますが、肩を触れたくなければ、電車やバスに乗らずに、タクシーに乗れば良いのですが、その手の人はお金がない。
騒音を気にする人は、それなりの家に住めば良いのであるが、そうならない。
お互いに我慢しながら生活をしなくてはならない。
身内に近い人間関係ができれば、解決する場合もありますが、騒音にクレームを言う人は、人間関係を上手く作れない人もいます。
許容要素の優先順位を明確にし、選択と集中で投資先を考えることが、肝要であるが・・・・・。
「君子、危うきに近寄らず」で、行くしかない。
閑話:
マンションには、スラブと言って、床と天井を構成するコンクリートになります。
そのコンクリートの厚さが、120㎜しかない物件もあります。
これは、間違いなく、上の階の音は丸聞こえです。
今は、最低200㎜以上ですが、古いマンションでは、上下、隣室との騒音問題はあると考えてください。
スラブの構造には、ボイドスラブもあります。
この時は、最低250㎜以上です。
スラブ厚と遮音性能については、ここを参照: