はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

隠れ酒

2020年01月22日 | お酒
19日の日曜日は熊本市の新名所である桜町ビルへ映画を観に出かけました。
午後1時からの上映だったのですが遅刻してしまい、次の上映時間である3時45分まで2時間半もの間、時間を潰さねばなりませんでした。
とりあえずは地下のフードコートに行き、中津の唐揚げを食べながらハイボールを飲みました。
それでもまだ2時間以上も時間が余っています。
そこで私はウィスキーをチビチビ飲み続けるという明らかに愚かな作戦を立てました。
地下の食料品売り場でサントリーの角瓶のポケットサイズを買い求めました。
これならばブレザーのポケットにすっぽり入るので簡単に隠せます。

後は、人目に付かずに座って飲むことができるベンチを探すだけですが、すぐに見つけました。
エスカレーターを3階まで登ると、そこは行き止まりで、左に回るとシネマです。
右に回るのは遠回りですしフィットネスジムしかありません。
それでなくても人間はT字路にぶつかると、ほとんどの人が左に行くことを選択するそうなのです。
人通りの少ない静かなベンチに座って、ガラス越しにスタイルの良い女性トレーナーのへそだしユニフォームを鑑賞しながら
素早くポケットからウィスキーを取り出してラッパ飲みし、素早くポケットにしまうという動作を繰り返しました。
何故素早くやるのかといえば、やはり他人に見られたくはないからです。
逆の立場で、真昼間から、こんな場所でウィスキーをラッパ飲みしているジジイを見かけたら、アル中で人生の落ちこぼれとみなすでしょう。
しかし、生で飲むウィスキーは格別に美味しかったのです。
理由は簡単です。昔から、” 一番美味い酒は隠れて飲む酒だ ”、と言うではありませんか。

持ち込み禁止のシネマにもこっそりと持ち込んで飲み続け、映画が終わった時にはポケット瓶は空になっていました。
その後は2階にある行きつけの居酒屋、” 竹乃屋 ” に入り濃いめのハイボールで、普通に飲み方を始めました。

まあ、優雅な休日だったのですが、帰宅してから事件が起こったのです。
クリニックの裏は月極め駐車場で、調剤薬局の契約ブースがあるのですが、休日の前の晩はそこに車を止めるのが常でした。
その日も、そこに停めていたのですが、翌朝には調剤のスタッフが出勤してくるので空けておく必要がありました。
で、酔っ払い運転ではありますが、十徳やとの共同駐車場に車を移動させようとしました。
左折で公道に出て10mほど走り、すぐに左折で十徳やの駐車場に入りました。
そして頭から馴染みのブースに入ろうとしたのですが、いつもの通り右に頭を振ったとたんに、コーナーの壁で右の車体をこすってしまったのです。
翌朝確認してみると右ドアからタイヤハウスへの擦過傷がありましたが軽症で、板金修理が必要かどうか微妙でした。
ところが、昼休みに用事があって車を走らせたのですがハンドリングに違和感を感じました。
降りて確認すると右の後輪がパンクしているではありませんか。
サイドウォールのパンクですので修理は不可能です。新品のタイヤを購入するしかありませんでした。
それも、片側だけだとバランスが悪くなるので、リアタイヤは2本とも交換する必要がありました。
私のスカイラインクーペ370GTはBRIDGESTONE の POTENZA 245/45 R18 を履いていたのですが
あまりにも乗り心地が悪すぎたので 横浜タイヤの ADVAN に銘柄を変更しました。
それが大成功で乗り心地は劇的にマイルドになりハンドリングもコントローラブルになりました。
けがの功名でしょうか?ただし代償として7万円以上の出費を伴いました。
まだ板金には出していませんが、20年ぶりの飲酒運転は10万円以上のペナルティーで幕を降ろしそうです。
人身事故でなかったのが、せめてもの救いだと思います。
若ければともかく、ジジイの飲酒運転は破滅するリスクが高すぎるようです。反省 m(__)m


γーGTPが30!

2017年03月28日 | お酒


2月12日にスタートさせた休肝日作戦の成果を3月15日に検証しました。
結果は上記の如くで、γ-GTPが驚きの30にまで下がりました。
酒を飲めない人のような数字ですよね。
昨年の8月には酎ハイ(もぎたてシリーズ)のせいで145だったのです。
そもそも糖質制限を始める前は200前後でした。
糖質制限と休肝日の効果を再認識させられる結果でした。
現在も続行中で、トータルでの休肝日は23日間となり、昨年の記録である21日間を更新しました。
3月25日にサラが来て以来、嬉しくて3日間飲み続けましたので、今夜は休肝日とします。

さて、毎日梅林公園に通っています。
この5年間では5回くらいしか行かなかったはずですので、生活パターンが5年前に戻った形です。
今年の梅林公園は、何故かすべての梅の木が伐採されていて、梅の花を楽しむことは殆どできません。



かろうじて1本だけ伐採を免れた木があり、そいつが満開を少し過ぎてはいるものの、まだ見頃といえる状態です。



今週中に桜が開花すれば、梅と桜が同時に咲くという珍風景が見れるかもしれません。

アルコール性肝機能障害

2016年08月31日 | お酒
盆を過ぎても治まることのなかった猛暑でしたが、突然涼しくなりました。
一昨日は一日中クーラーを必要としませんでした。
8月にクーラーを使わなかった日は、この20年間で初めてです。

暑さに負けて、この夏は2回しかゴルフに行きませんでした。
つまり、7月に妹とラウンドしたのが最後です。
その後、一回だけ練習場に行ったことがあるのですが、30分でヘタってしまいました。

6月20日にハワイから帰国して以降、調べてみると8月30日までに飲みに出たのは11回でした。
週イチペースですが、そのうち7回が焼鳥屋だけとか焼き肉屋だけなどのハシゴをしないものでした。
さらに3回はT君との勉強会、薬屋がらみでした。
つまり、ほとんど毎日を休むこと無く家飲みに費やしたのです。

打ちっ放しに行きませんので、夕方は暇です。
いきおい早い時間から飲み始めてしまいます。

以前にアップした缶酎ハイの、” もぎたて ” に相変わらずはまっていました。



期間限定商品の桃缶の甘さは麻薬のようです。
とりあえず1本目はレモン缶を、2本目は桃缶で飲み方をスタートさせていました。
ところが、この2本を飲みあげた時点で、ある程度酔っぱらいます。



原料は、なんとウォッカでした。
アルコール9%で350を2缶ですから、40%のウィスキーに換算すれば170mlになります。
私は一晩にウィスキーを500mlくらい飲みますので、すでに一日量の3分の1を摂取したことになります。
しかも、缶ビール感覚でグイグイ飲むので、30分くらいで2本を飲みあげます。
実際には、その後もウィスキーを、やはり500飲むので、かなり酩酊します。

さすがに不安になって、久しぶりに血液検査を施行してみました。



この5年間では最悪のデータでした。
脂肪肝はアルコール性かと思われます。
中性脂肪の181は、なんだかよく分かりません。
糖質制限は厳密に続けているからです。
実際、ケトンは



なんとか保たれています。
もぎたて缶にも糖質が少しですが入っています。




2缶で2.8gです。
大した数字ではありませんよね。
しかし、私は内心では合成甘味料を疑っています。
アセスルファムKとスクラロースです。
血糖値を上げない甘味料ですが、その甘さが脳を勘違いさせるという噂があるのです。

とりあえずは治療計画をたてました。

1.7時までは飲み始めない。
2.もぎたては飲まない。
3.月木は休肝日とする。
4.11時半としていたメラトニンの内服を10時半に変更する。

さらに、できるだけ毎日打ちっ放しに行く。 
などです。 

この成果は一ヶ月後にアップします。

究極のツマミ

2016年05月13日 | お酒
最近、家飲みの終盤では、ツマミとして海の塩(ニガリが入っている塩)をなめるようになりました。
行儀が悪いのですが、独り飲みですので、醤油皿に盛った塩を直接舌で舐めるのです。
この食物を直接舌で舐めるという行為は、私の人生では極めてレアなものです。
しかし効果は抜群で、舌先にザラリとした塩の粒を感じると、塩気とともにニガリの甘みが口の中に拡がります。

さて、最近のマイブームはこれです。



ぶどうととグレープフルーツは甘すぎるのですが、レモンが実に美味いのです。
アルコールも9%ですから堪えられません。
近所のスーパーには、すべて私が買い占めたので、レモンは1本も無いはずです。
美味しいので2本飲むのですが、チョッピリ問題が生じます。
アルコール度数9%の350mlを2本飲むということはジョニ黒の700mlボトルだと4分の1近くに相当します。
缶ビール感覚でゴクゴクと飲んでしまうので10分か15分で空にします。
当然ですが、すぐに酔っぱらってしまいます。
その後のウィスキーも、いきおいペースが上がり、塩のツマミのせいか、愉しくベロベロに泥酔します。

昨夜の1時に震度4の揺れがあったそうですが、酔いつぶれて寝た私は全く気づきませんでした。
またもやスタッフに言われました。
” 先生は幸せですよね。 ”

記憶喪失

2016年03月29日 | お酒


昨夜は木曜会が和食の店 " 蔵 " で開催されました。
開業医仲間6人で、いつものごとく騒がしいにぎやかな飲み方を繰り広げました。
そして、2次会は老夫婦が30年以上も切り盛りしている老舗のスナック " VIN VIN " (バンバン) に3人で入りました。

記憶にあるのはそこまでです。

朝、目覚めると左顔面と右手首の内側に出血があり、眼鏡が壊れていました。

領収書を確認すると、3軒目は " KONS " に行ったようです。

どこで負傷したのか分かりませんが、膝や肘は無傷ですので、転倒ではなく、壁などでの擦過傷かと思われます。

これでは酒が強いとは言えませんよね....

もっと強くなるにはどうすれば良いのでしょう?


アルコール解禁

2016年02月26日 | お酒
2月4日にスタートした3週間の禁酒は2月24日をもって無事に終了しました。
もともとは正月の雑煮で太った体重が、なかなか落ちないので、減量も念頭に置いての禁酒でした。
結果は67.5Kgから64.3Kg、BMI21.5のベストな数字に落ち着きました。
ズボンのベルトも、本来の穴を利用できるようになりました。
糖質制限中の私が禁酒すると、必然的にカロリー制限となってしまうようです。

ところで、今回は黒酢のハイボールを導入したことが大正解で、毎晩ストレス無く過ごすことができました。
普通に美味しいカクテルを飲んでいるような満足感があったのです。
おそらくは、体がアセト酢酸を歓迎したものと思われます。
昨年経験した、元気の無さや眠気は発生しませんでした。

それが問題かどうかは微妙ですが、酔わないということを除けば、黒酢ハイには、なんら問題がありませんでした。
まあ、酒に強い体質ですので、一人で家飲みするときは、それほどハイになるわけでもありません。
しかし、さすがに酔った状態での読書は無理でした。
今回は、夜の11時頃からでも読書ができますので、便利であるとともに、懐かしい気持ちになることができました。
そう、昔は、シラフで読書をしながら夜更かしをしていたのです。

とにかく、私が禁酒を実行する際には、黒酢ハイボールが必需品となりました。

さて、昨日は自信をもって血液検査を施行しました。



当然ながら、素晴らしい結果でした。
検査の前の晩にはステーキを食べていたのですが、脂質を摂っても、
炭水化物とセットで無い限りは、中性脂肪を押し上げないということですよね。

昨夜はアルコール解禁ということで、和食の、" まつとも " に繰り出しました。
まずはジョニ黒のハイボールを飲んだのですが、なんだかインパクトに欠けているように感じてしまいました。
黒酢ハイの強烈な酸っぱさに慣れてしまったせいでしょう。

それでも、水割りに切り替えて4杯目を飲む頃には、久し振りに、" 酔ってきたぞ...." という懐かしい感覚をゲットできました。

その後、スナック、"KON'S " でカリラのストレートを飲み、きちんと泥酔して帰宅しました。
それにも関わらず、帰宅後もカリラに手を出したようです。
結局、今朝になっても、少々アルコールが残っており、久し振りのバッドコンディションでした。

早速の反省....

禁酒

2016年02月09日 | お酒
今年も禁酒にチャレンジしております。

例年この時期は、寒さに負けて、ゴルフの練習もせず、ただただ飲んだくれるということを毎年繰り返していました。
昨年、初めて3週間の禁酒に臨んだのですが、妹の妨害によって15日間で頓挫させられました。
再発を防ぐために、今年は妹が来熊し、帰って行った直後の2月4日に禁酒をスタートさせました。
今月末のボウリング大会まで、イベントは皆無ですので、邪魔されること無く達成できそうです。

今年は、昨年元気が無くなって虚弱になった反省を踏まえ、黒酢を導入しました。



こいつをハイボールにして飲むのです。
まあ、当たり前ですが、目茶苦茶酸っぱいです。
私にとっては、薄めのハイボールをつくるような配合で試したのですが、唇が曲がりそうでした。
そこで、シングルのハイボールに準じた分量まで薄めたところ、なんとか飲めるようになりました。

昨夜で5日間の禁酒を体験したのですが、不思議な現象が進行しつつあります。
初日、二日目は、例によって、早い時間から睡魔に襲われました。
とにかく、メラトニンを内服する11時半までは頑張って起きておく努力をする必要に迫られました。
3日目位から徐々に黒酢ハイに慣れてきました。
少しづつ濃いめをつくるようになって、4日目には、" 美味い! "と感じられ、
昨夜は、十分に満足できる飲み物に変身していたのです。
アルコールと違って、胃壁から吸収されませんので、一晩に4杯が限度ですが不満はありません。
禁酒が明けたなら、この黒酢ハイにジョニ黒を入れてみようかと思っています。
眠気も改善されて、1時過ぎまで普通に夜更かしできます。
当初あった、睡眠の中途覚醒も消えてしまいました。
睡眠の質も向上したようで、朝はぐっすりと眠ったようなリセット感と共に目覚めます。

さて、1月の末に3泊4日というあわただしい日程で帰ってきた妹でしたが、
寒さにしり込みする私を強引に説得してゴルフへと引っ張り出しました。
しかし、実際には暖かいゴルフ日和で、気持ちよくプレーをすることができました。
結果は私もT君もズタボロで、妹の独り勝ちでした。
高遊原GCの白ティーから99で回ったのですから、褒めたたえるしかありません。
とにかく、40ヤード前後からの寄せが絶妙です。
軽くターフを取る美しいショットで、尊敬せざるを得ませんでした。

3泊4日のすべての夜に飲みに出たのですが、
ある夜、女子プロゴルファーはルックスが重要であるという話題になりました。
私も不動裕理の例を持ち出して( 不動さんゴメンナサイ ) 年間に10勝もするような彼女は、
スーパースターとして、もっと尊敬されてしかるべきだと述べたのです。
すると妹は、 " 女性の場合はどうしても ビスイ で評価が変わる。 " と発言したのです。
一瞬意味を理解できなかった私でしたが、そこは長年の付き合いですので、すぐにピンときて言いました。
" 裕子よ、あれはビスイではなくて、美醜と読むのだよ。 "

図星でした。

大酒呑みは酢を好む

2015年10月09日 | お酒
今日の夏井先生のサイトで、ヘビードリンカーの脳はアセト酢酸を取り込んでどんどん利用しているということが取り上げられていました。
ブドウ糖よりもアセト酢酸を優先的に利用しているのだそうです。

まあ、ケトンが産生される時にはアセト酢酸も同時に産生されますので、糖質セイゲニストは酒に強くなるように思われます。
写真は最近の私のケトン分画です。



アルコールは CH3CH2OH ➡ CH3CHO ➡ CH3COOH でアセト酢酸になり加水分解されていきます。

大酒のみで糖質セイゲニストであるわたしは、毎日アセト酢酸で脳を働かせているわけです。

今年の2月に15日間禁酒を実行したことを以前にアップしましたが、眠いし、元気が出ないしで、QOLが低下しました。
考察すれば、毎日の総接種カロリーの40%近くをアルコールに依存している私にとっては、禁酒は深刻なアセト酢酸不足を招くことになります。
このことがQOL低下の原因であったように思われます。
次回禁酒にチャレンジする時は、酢を大量に摂取してみようと思います。

10年以上も前の話ですが、減量目的で1年間黒酢を飲み続けたことがありました。
減量は叶わなかったのですが、酒が強くなりました。
その時からジョニ黒を半分以上も飲むようになってしまったのです。
それまでは半分弱がやっとでした。
翌朝、そのことを確認するたびに、ダジャレで、范文雀という女優を思い出していました。
彼女は昭和45年にテレビドラマ、" サインはV " に、ジュン・サンダース役で出演しブレイクしました。
ウィキペディアで調べると、年齢は私の3つ上のようです。
24歳で寺尾聡と結婚しますが、翌年離婚しています。
平成10年にマリグナントリンフォーマの治療を開始し、平成14年に心不全で亡くなっています。
享年54歳でした。

さて、私が酒に強くなったメカニズムが、やっと分かりました。
アセト酢酸の摂取が原因だったのです。

逆に考えれば、酒に強くなりたいなら、毎日黒酢を飲んで、調味料にポン酢をジャバジャバ使えばいいわけですよね。

謙虚な飲み方

2015年05月22日 | お酒
実は2週間前に、介護付き老人ホームに入所中の母親が熱発しました。
主治医は私で、しょっちゅう訪問診察に行っておりました。
血液検査を施行すると、白血球14000、CRP(炎症反応) 4.3で、細菌性の感染症が疑われました。
すぐにクラリスロマイシンを処方したところ翌日からは熱発は治まりました。
ところが18日の月曜日の朝に、再び熱発し、全身状態は急速に悪化したのです。
ホームの連携病院に入院させたところ、右の下肺野に明らかな肺炎像を認めました。
極端なレベルダウンで、いつ心呼吸停止がきてもおかしくないような状態でした。
今日はやっと復活して安定したのですが、この数日はハラハラしながら過ごしたのです。

毎晩、家飲みはするのですが、夜中に呼び出される可能性があるので泥酔はできません。
謙虚な飲み方を続けました。
すると、面白いことに、早寝早起きになるのですね。
酔っぱらう前に、睡魔に襲われて寝付いてしまうのです。
電気も消さず、JAZZもかけっ放しで寝てしまうという晩もありました。

なるほど、飲み屋で寝てしまうやつらは、このパターンなのだなと理解しました。
今後は、飲み屋で眠たそうになったやつには、" もっと気合を入れて飲んで、目を覚ますんだ! " とアドヴァイスすることにしました。

さて、今夜は普通に飲んだくれてみます。
つまり、昨夜までの350mlしばりを解除して、通常の500mlしばりに戻すのです。

しかし500でも泥酔とまでは行きません。
頭の中がシーンとした状態で、JAZZがよく聴こえます。
独りで、黙って飲むので、ハイな気分になれないのかも知れません。
ですから、寝る時も、しっかりしていて、テーブルを片付けて、水を飲んで、電気も消します。
思い起こせば、昔は犬の散歩も必須だったのですよね。

朝は完全に酒が抜けていて、少なくとも今年になって、スタッフに酒臭いと言われたことは一度も有りません。
理想的な大酒飲みだと自負しております。

禁酒の挫折

2015年02月14日 | お酒
3週間の禁酒を決意表明していましたが16日目で挫折しました。
原因は妹の来熊です。
というか、妹の説得力でした。

" アニキの禁酒は東京では不評だ。
面白くないし、他人に迷惑をかけている。
とにかく私だけが飲んでアニキが飲まないなんて許されないことだ。
この2週間で禁酒できることは証明されたから、もう十分だ。"

まあ確かに禁酒は結構楽勝であることが判明しましたので、口車に乗っかってしまいました。

で、焼き鳥の、" たば鳥 " に行き、懐かしいジョニ黒のハイボールで乾杯しました。
すると、予想されたことではありますが 、" 臭い " のです。
麦の香りが鼻について、マズいことこの上ないのです。
2杯目はロックで飲んだのですが、やはりマズくてたまりませんでした。

学生時代に100日間の禁酒をした経験があり、その時も解禁したビールやウィスキーが臭かったことを覚えていました。
もっとも、一日でもとに戻るのですが.....

結局、その晩はストレートで飲み続けました。
500ml飲んだのですが、とくに弱くなっているわけでも無く、普通に帰宅できました。

面白いことに、あれほど悩まされていた便秘が、翌日には見事に解消されました。
体重減少は2Kgチョイで収まり、64Kgを切ること無く禁酒は終了しました。

禁酒10日間後の血液データ

2015年02月13日 | お酒
GOT : 23、GPT : 33、γーGTP : 33......酒を飲めない人のデータですよね。
総コレステロール : 217、中性脂肪 : 52、HDLコレステ : 43、 LDLコレステ : 160

中性脂肪の52って凄いですよね。ステーキを御飯代わりに食べるような食事メニューなのですから。

LDLコレステが上昇していますが、全く心配しておりません。
LDLとはLow-DennsityーLipoprotein、すなわち比重の低いコレステロールです。
肝臓で作られて組織へ送られるコレステロールは比重が低いので、LDLコレステロールと名付けられました。
日本では悪玉コレステロールと翻訳されましたが、殆ど誤訳だと思います。
組織の新陳代謝という使命を担って派遣される大切な物質なのですから。

昭和の終わりごろに、三共製薬がメバロチンという薬を開発しました。
肝臓でコレステロールが合成されるのを阻害する薬です。
当時の総コレステロールの正常値は230までだったのですが、なぜか、そのタイミングで220に引き下げられました。
正常値が10下がれば対象患者数は倍増します。

コレステロールが動脈硬化の最大の要素だと考えられていましたので、私たち医者も気軽に処方し続けました。
ところが、コレステロールを下げても、脳血管イベントが劇的に改善されたというデータが、なかなか出ませんでした。
そこそこに改善されたというデータはいくつも発表されるのですが、劇的なデータはありませんでした。
私が、妙なデータを耳にしたのは、その5年後くらいだったでしょうか、アメリカでの大規模研究の結果です。
総コレステロールが260以上のグループと160以下のグループを追跡比較調査したところ、
260以上のグループは脳血管イベントでの死亡率が高かったそうなのですが、両グループの死亡率に差は無かったというものです。
理由は、160以下のグループは、癌のリスクが増えること、そして自殺、他殺に巻き込まれるケースが多いということでした。

まあ、他殺なんていうのはアメリカの銃社会のせいだろうと思いました。
癌のリスクが高くなる理由は分かりませんでしたが、低すぎると、陰気で短気な、性格悪い人間になるのかなと感じました。
しかし、コレステロールを適度に保てばベストじゃないかとも考えました。

ところが、それから10年くらい経過しても目覚ましいデータは、ついに現れませんでした。
それどころか、総コレステロールが250から260くらいが、最も元気に長生きするなんていうデータを耳にするようになりました。

そして、最近では、コレステロール悪玉説が否定されるようになってきています。
血管が傷ついたときに、コレステロールはそれを修復すべく血管壁にべたべたと張り付くのです。
そして、無事に修復が終わればOKなのですが、修復に失敗したときにアテローム硬化を起こして破裂するのです。
破裂した血管を解剖してみると、コレステロールによるアテローム硬化が認められますので、コレステロール悪玉説が長らく信じられていたのです。
しかしこれは、例えて言うならば、火事の現場に行くと、いつも赤い車や消防士たちがいる。" あいつらが火事の原因だ! " と信じていたようなものなのです。

そして、血管壁を傷つけるのは血糖値の乱高下だということが叫ばれ始めました。

LDLについては、アメリカでは190からが治療の対象です。
ところが日本では140でした。
さらに最近始まったいわゆるメタボ健診では、なんと120に下げられてしまいました。

LDLが120で高コレステロール血症、血圧が130で高血圧ですか....
それこそ、予防医学では無く、近藤誠先生が言われるとおりの、患者さんを病院に、" 呼ぼう医学 " ですよね。

禁酒12日目

2015年02月09日 | お酒
変わったことは以下の3点に尽きます。

1.夜の9時頃から眠たくなる。
まさかそんな時間から寝るわけにはいきませんので、眠さをこらえて11時が過ぎるのを待ちます。
本来ならば11時半に服用するメラトニンを11時過ぎに飲んで、12時前に寝付きます。
夜間も熟睡で平均睡眠時間は7時間半を越えています。

2.体重減少
今朝の体重は64.4Kgでした。どうしても減っていきます。
ちなみに、一日の標準的な食事のカロリー計算をしてみました。
朝の味噌汁:175Cal 昼のケンタ2個:474Cal 夜のステーキ200g:600Cal、肉野菜炒め:380Cal、ピーナツ30g:150Cal
結局、禁酒する限りは、かなり努力をしても、炭水化物以外で一日に2000Cal摂取を達成することは至難の業のようなのです。
禁酒中の私は、目指してもいないのに、単なる、" 糖質制限&カロリー制限ダイエッター " に成り下がってしまうようです。

3.便秘
この10日間で2回しか排便があっていません。
しかも、2回とも緩下剤の助けを借りてのものです。
水分補給が劇的に減少したせいでしょう。
水割りを作りませんので、氷と電子イオン水を殆ど消費しなくなりました。

これまでの全経過を通しても禁断症状は現れませんでした。
禁煙の苦しさとは比べ物にもならず、糖質制限よりも遥かにた易い我慢です。
我慢というよりも、飲まないという選択をとっているという表現が適切かもしれません。
まあ、これまでとは違って、3週間の期間限定付きという気安さが影響していそうな気もしますが....

毎日の生活がどうなったのかと言えば、ただただ面白くありません。
毎日のゴールデンタイムともいえる夜の6時から夜中の1時までが、ただただ、食事と眠たさを我慢するだけで過ぎていきます。
QOLの著しい低下を感じます。

酒飲みは酒を飲む理由をそれぞれが皆、持っています。
私がかっこいいなと昔思ったのは、フランソワーズ・サガンの言葉でしょうか。

私は人生を加速するために飲む。

empty kalolie

2015年02月05日 | お酒
今朝、ベルトを締める際に気づいたのですが、穴一つ分痩せていました。
禁酒以来、食べる量は増加傾向で、夕食のメニューはステーキが5回、焼き鳥屋が1回、チャンポン鍋(麺抜き)2回、肉野菜炒め2回、魚料理3回、マーボ豆腐1回です。
ステーキと魚料理と肉野菜炒めなんていうメニューを繰り返すと、1週間でこうなります。

で、体重測定をしてみると、7日間で、66.6Kgが65.3Kgまで減っていました。
禁酒以来、ひどい便秘に悩まされておりますので、実際にはもっと減っているのかもしれません。

そこで、調べてみました。
100%の純粋なアルコールのカロリーは1gで7Kcalです。
私は毎日500ml飲んでいました。
ジョニ黒のアルコール度数は40%ですから、500mlのうち200mlが純アルコールです。
アルコールの比重は0.8ですから、200mlの重さは160gです。
つまり、160×7=1120Kcal
なんと、毎日1120カロリーのダイエットになっていたのです。
少々食べる量を増やしても痩せていくわけですよね。

さて、医学的にBMIが21を切ることは避けねばなりません。
感染症に対する抵抗力が低下して、死亡率が高くなるからです。
私の場合は63Kgを切るとアウトです。
マージンをとって64Kgを切らないように心掛ける必要があります。
3年前は昼食にケンタや唐揚げを摂取することでクリアーできました。
今回も、何らかの作戦を立てる必要があるかも知れません。
禁酒はさらに2週間も続くわけですから。

さて、アルコールで摂取するカロリーをempty calolie (エンプティー カロリー)と呼んでいました。
訳せば、空っぽのカロリーでしょうか。
活動のエネルギー源にはなるけれども、身につかないという意味でした。

今、考察すれば、これは誤りですよね。
糖質ゼロのアルコールはそうでしょうが、ビールや日本酒がemmptyのはずはありません。
今、思えば、" ビール腹 " という単語は、言いえて妙というか、当たっているのかも知れませんよね。

ところで妹よ、君は人生で、これ以上痩せたらヤバイと思った経験はあるのかな?

ラッパ飲み

2015年02月03日 | お酒


一昨日の日曜日は焼き鳥の、” たば鳥 ” に行きました。
飲み物は、もちろんゼロビールです。
アサヒの、” ドライゼロビール ”、ノンアルコールで糖質ゼロです。
サッポロALL-FREEよりも美味しいのですが、ただ単に合成甘味料である
アセスルファムKの含有量が多いだけなのかも知れません。

アルコールも糖質もゼロですので、炭酸水のビール風味です。
したがって、炭酸のシュワツとした喉越しだけが命です。
この手の缶ビールは、コップに注ぐと気が抜けてしまいますので、私は缶ごと飲むのを常としていました。
たば鳥では瓶ビールとして出てきましたが、コップに注ぐ気にはなれません。
ラッパ飲みでいただいたのですが、周囲の冷たい視線に気づきました。
行儀の悪いオッサンだなと思われたようです。
先ほど当クリニックのスタッフに尋ねたところ、” 私でも二度見してしまいます。 ”という答えでした。
しかし、他人の評判を気にしないのが私の流儀です。
最後までラッパ飲みを貫き通しました。

いつもならば代行運転を利用するのですが、昨夜は当然ながら車を運転して帰りました。当然ながら奇妙で懐かしい感覚に襲われました。
大昔は、飲酒運転に対しての風当たりが、現在ほどひどくはなかったからです。
つまり常習者でした....

ところで、ラッパ飲みという言葉は死語になっているような気がしますがどうでしょう?
平成生まれの若者に通じるのでしょうか?

かなり以前の話ですが、コロナビールやジーマは、瓶に柑橘類をねじ込んでラッパ飲みするというのが、お約束でした。
それを見たオヤジが、まねをして、ビールの大瓶をラッパ飲みしたという笑い話がありました。

私はその類ではありません。
非難を覚悟の上での確信犯です。

禁酒2日目・サントリーALL-FREE

2015年01月31日 | お酒


この製品は、以前に車で法事に行った時に、仕方なく飲んだことがありました。
一口目は結構美味しかったのですが、飲んでいくにつれ次第に腹が立ってくるという代物でした。
しかし、糖質もアルコールもカットする私にとって選択肢は他にありません。
昨夜はこいつを購入して試してみました。

夕食のメニューは
① オーストラリア産のサーロインステーキ
② イベリコ豚の肉野菜炒め
③ カマンベールチーズ です。

オージービーフとイベリコ豚には最近ハマッテいます。
どちらも脂の質があっさりとしていて、相当量食べてもウップウップきません。

ギンギンに冷やしたALL-FREEを、缶のまま、少しづつ慎重に飲んでいきます。
なぜ慎重になるのかといえば、一晩で飲める量は350ml缶で2本が限度だろうと考えたからです。
おそらくは3本目に手を出す気にはなれないだろうと.....
案の定でした。2本目の最後は胃がチャポチャポしてきて受け付けません。
その後は氷水を舐めながらテレビの連ドラ録画を観ていきましたが、シラフのせいか、やはり面白くありません。
面白くないせいか眠たくなってしまい、またまた12時就寝となってしまいました。

私の場合は、アルコールは寝酒とはならず、むしろ夜更かしの原動力だったのかも知れません。
そして、煙草をやめた時のような禁断症状も全くありません。
考察すれば、煙草や炭水化物は一日中摂取しますが、アルコールは夜だけです。
昼間は飲もうなんて思いませんので、それを夜も延長してやめておこうというノリなのです。

まだ2日目ですので、大きな口はたたけませんが、楽勝の足音が聞こえてきたような気がします。