はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

角砂糖換算

2013年10月31日 | 糖質制限食


先日アップした夏井陸先生の新刊に、炭水化物を角砂糖に換算してみようというコーナーがあったので、
大きめの角砂糖1個を4gと想定して、江部先生の食品別糖質量ハンドブックを参考に計算してみました。

ごはん軽く1杯(150g):14個、コンビニのおにぎり:9個、にぎり寿司1貫:2個、チャーハン:19個、カレー:25個、
牛丼:27個、カツ丼:29個、のり弁:27個、鮭弁:30個、幕の内:34個

食パン一枚:7個、あんパン:12個、ベーグル:10個、肉まん:11個、モンブラン:13個、イチゴショート:12個
チーズケーキ:4個、チョコケーキ:12個、ホットドッグ:8個、ホットケーキ:13個、ハンバーガー:7個

かけうどん1杯:17個、ざるそば:12個、ラーメン:17個、ナポリタン:19個、チャンポン:17個、
カップヌードル:11個、カップうどん:13個、小餅1ケ:4個、焼きビーフン:15個

マックフライドポテト(M):12個、たこ焼き8ケ:10個、ハーゲンダッツ:10個、チョコパフェ:15個

りんご:8個、柿:8個、バナナ:7個、桃:5個、ぶどう一房:5個、小みかん:2個

スーパードライ350ml:2.5個、プレミアムモルツ350ml:3個、日本酒1合:2個
コーラ500ml:9個、ポカリスエット500ml:8個

まあ、予想通りかも知れませんが、”炭水化物よ恐るべし!”と言いたくなりますよね。
そしてポカリスエットは許せません。なぜならば、唯一、羊の皮を被っているからです。

写真は、患者さん教育用に診察室に置いてあるご飯茶碗と角砂糖です。
小粒の角砂糖しか入手できませんでしたので、数を調節してあります。
時々、”ご飯を半分に減らしています。”と胸を張る患者さんがおられます。
そのことが、いかにむなしい我慢であるかを分かってもらうためのグッズなのです。

炭水化物が人類を滅ぼす

2013年10月29日 | 糖質制限食


10月17日に発売された新刊です。
著者、夏井陸は東北大学出身の形成外科医で、現在は練馬光が丘病院「傷の治療センター」長です。
”傷は消毒するな、乾かすな。”という、”湿潤療法”の提唱者で、”新しい創傷治療”というホームページを立ち上げておられます。
夏井先生は一昨年の暮れに江部先生の”糖質制限”に出会い、すぐに自分で実践されました。
そして、その素晴らしい効果に感動して自分のホームページで紹介を始められました。
現在でもそうですが、そのホームページには糖質制限の成功者達からの投稿が絶えません。
糖質制限を広く世に知らしめた、陰の火付け役とも言われています。

この本は8つの章で構成されています。

第1章:やってみてわかった糖質制限の魅力
第2章:糖質制限の基礎知識
第3章:糖質制限にかかわるさまざまな問題
第4章:糖質セイゲニスト、かく語りき
第5章:糖質制限すると見えてくるもの
”歯に衣着せぬ”と表現したくなるような、素晴らしい文章力に惚れ惚れとしますが、ここまでは単なるプレリュードに過ぎません。

第6章:浮かび上がる「食物のカロリー数」をめぐる諸問題
この章から生物学、栄養学、動物の進化など糖質制限からは逸脱してしまいます。
しかし、面白さは加速していきます。

第7章:ブドウ糖から見えてくる生命体の進化と諸相
この章では地球の生命体の起源と進化が記されますが、かなり仮説的になってきます。
しかし、ダイナッミックで簡潔な文章に引き込まれてしまって、難解な内容ですが、読み止めるのは不可能です。

第8章:糖質制限から見た農耕の起源
夏井節とでも呼びたくなるようなパワー全開の最終章です。
最後の数ページは、科学ではなくて、”文学でしょう”と評価したくなる文章がでてきますので、一部をアップしてみます。

私たちはそろそろ、穀物という老俳優が「神」という配役名を捨てて、「美味だが摂取しなくていい食材の一つ」
という本来の配役名に戻り、舞台から静かに消えていくのを、感謝の念を持って拍手で見送るべき時期に来ている。




誤表示だと?

2013年10月27日 | 時事ネタ
阪急阪神ホテルズが運営する8つのホテルのレストランや、リッツ大阪の食材偽装問題が発覚しました。
おそらくは内部告発でしょう。
阪急阪神ホテルズの出崎社長は、”食材とメニュー記載の違いを誰も把握していなかった。
無知・無自覚が原因で、意図的な偽装ではなく誤表示だ。”と主張しています。

私の考えでは、この出崎社長の発言の裏には、二通りの可能性があると思います。
一つは、出崎社長が面の皮の厚い卑怯者で、あくまでも誤表示を主張して事態を切り抜けようとしている可能性。
もう一つは出崎社長が、全く事態を把握しておらず、メチャクチャに頭の悪いマヌケである可能性です。

”無知・無自覚”を正しく言い換えれば、”見て見ぬ振り”でしょうか。
そのような行為を日本語で、”詐欺”というのです。

船場吉兆は廃業に追い込まれたようですが、消費者としては、詐欺を行った施設は、
たとえ店名が変わったとしてもボイコットし続けるべきだと思います。

変な客

2013年10月26日 | 日記
最近、餃子の王将をよく利用します。

先月、カウンターに一人座って八宝菜を食べていると、50歳代くらいのオッサンが来店しました。
背格好はダイエット前の私と同じくらいでしょうか、メタボ体型でした。
そして、がら空きのカウンターの一番端に座ってメタボは、”餃子 5人前”と注文しました。
私は、連れが入ってくるのだろうと思いましたが、その気配はありません。
メタボは、素晴らしいペースで餃子5人前を完食し、あっという間に出て行きました。
なんとも、まあ、男らしい食べ方なのでしょうが、”偏食”という日本語が頭に浮かびました。

そして、先ほども餃子の王将に行って来ました。
私がカウンターに座ったときには、反対側の端に30がらみの男性がおり、スマホを操作していました。
男性の前には未だ手を付けられていないチャーハン定食が置いてあります。

私は野菜炒めと玉子スープをオーダーして、チラチラとその男を観察しました。
色白で黒縁眼鏡をかけており、170cm65Kgくらいでしょうか、
地味な綿の長袖シャツにコットンパンツをはき、坊っちゃん刈りのオタク系でした。
オタクはスマホの操作に没頭して、なかなか料理に手を付けません。
出来てきた料理を、私が食べ始めても、まだスマホを操作しています。
私が食べ始めるのに遅れること1分くらいで、オタクはやっと食べ始めました。
私はオタクが、多分スマホを見ながら食べるに違いないと踏んでいたのですが、見込み違いでした。
スマホをポケットにしまって、オタクは冷えかけた料理を黙々と食べ始めました。

私も順調に食べ終わって、なにげにオタクを見ると、なんと、未だ半分も食べ終わっていないではありませんか。
まあ、がさつな私とは違って、優雅な食べ方なのでしょうが、”愚図”という日本語が頭に浮かびました。







写真は現在達成を目指しているスタンプカードです。
このペースなら達成は確実でしょう。

今日のブログのタイトルを、”変な客”としましたが、常連なのにけっして餃子をオーダーしない私も、”変な客”かも知れませんよね。

SSRIの攻撃性と自殺

2013年10月25日 | 医学
抗うつ剤であるSSRIを服用中の患者が攻撃的になって様々な事件を起こすことは以前にアップしました。(2013.4.23)
その記事とダブりますが、新しい事件も加えて列記してみます。

全日空ハイジャック機長刺殺事件
西鉄バスジャック事件
付属池田小事件
ドンキホーテ放火事件
宇治学習塾小学女児殺害事件
秋田児童連続殺害事件
秋葉原通り魔事件
06年の川崎市多摩区の小学生投げ落とし事件
07年の元暴力団員が立てこもって、SATの隊員を射殺した事件
08年の福岡男児殺害事件 などです。

さて、SSRIが日本で発売されたのは1999年の5月です。
1998年に50歳代の自殺が増えて、年間の自殺者数が初めて3万人の大台に乗って、今に至っております。
目に付くのは若者の自殺者の増加です。
いまや、若者の死因の第一位は自殺で、なんと過半数を占めます。

ところで、うつ病患者数の推移ですが、
99年:44万人、02年:71万人、05年:92万人、08年:100万人を突破です。

抗うつ剤の売り上げは
98年:173億円、06年:875億円です。

うつ病患者が自殺しても、うつ病のせいだということにされて、抗うつ剤の副作用は省みられない場合がほとんどです。
個人的には、警察が自殺を取り扱った場合には、その自殺者が常用していた薬をすべて報告して、
年齢別に統計学的な処理を施せば、きっと、注目すべき結果が出そうな気がするのですが、夢物語でしょう。

昨年、右肩上がりが続いていた年間自殺者数が初めて減少に転じました。
原因は、よく分かっていないようです。
しかし、皮肉屋の私は、何の根拠も無く以下のように推理します。

”SSRIの怖さを認識する医者が増えてきて、処方をビビるようになったせいだ。”

最近送りつけられてきた医学雑誌に、うつ病の患者さんに対する治療指針が掲載されていました。
ところが、うつ病に対する第一選択薬にSSRIの名前がありました。

日本精神病学会も病んでいるように思われます。

十徳や けやき通り店

2013年10月23日 | 糖質制限食


今日は今年になって15回目の十徳や弁当でしたが、これまでとは明らかに味付けと指向性が違っていました。
実は、隣の十徳やの店長が出張のために不在でした。そして、店長だけにしか糖質制限弁当は造れません。
そこで、遠くの十徳やを初めて利用してみたのです。

相変わらずの豪華さですが、内容も、味付けも新鮮なものに感じられました。
料理人が変わるだけで、これほど違いが出るとは思いませんでした。

十徳やの糖質制限弁当は当初2000円でスタートしました。
しかし、十徳や側から、1500円に下げてくれという、お願いが入りました。
2000円の弁当は、かなり無理目な物になってしまうそうなのです。
そこで、最近は1500円で固定されています。

ところが、1500円でも、”テンコ盛り”になってしまうのですね。
美味しかったのですが、このボリュームを完食するには、かなりのキャパシティーか喰い意地根性が要求されます。
私も8割でギブアップしてしまいました。

次回の十徳や弁当は、手を付けずに、夜のツマミにそっくり回してみようと思います。
2時間くらいかければ完食できるかも知れません。

酒癖

2013年10月19日 | お酒
金曜日の夜は、はせがわクリニックのスタッフ6名に、私と、さらに意味もなく妹も加わって、8名で、”レンガ亭”に行きました。
みんなで赤ワインを飲みながらステーキのコース料理をいただきました。
長方形の鉄板を全員がコの字形に囲んで座り、シェフが目の前で料理してくれるスタイルです。
私は真ん中辺にすわったのですが、婦長を一番端っこに座らせたのが失敗でした。
酔っぱらたノリでシェフを冷やかし、さらには料理中のシェフの腕をベタベタと触り始めるではありませんか。
私が、”触るなっ!”と叫んでも、どこ吹く風とばかりに止めません。
シェフの顔には汗が浮かびましたが、鉄板の熱さのせいだけでは無かったように思います。

二次会は妹と婦長を連れて3人で、”くれしぇんど”に行きました。
私と同い歳のマスターがピアノを演奏してくれるバーです。
婦長の酒癖の悪さは相変わらずで、泣いたり、怒ったりするのを、私と妹でさんざんケアさせられました。

カウンターにはもう一組客がいました。
そのグループの中年のオバチャンが、支払いを済ませて店を出るときに、婦長の背中越しに叫びました。
”居酒屋じゃ無いんだから!”
婦長の騒がしさにキレてしまったようでした。
私も恐縮して何も言い返せませんでした。

酒癖は一生変わらないと言います。
昨夜は私の、”ソフトドリンク禁止”宣言がもたらした大失敗でした。反省。

酔っ払っても口実を

2013年10月19日 | T君ネタ
水曜日は、久し振りにT君と勉強会に出席しました。
ホテルニュー大谷で開催されたNOACについての講演会でした。
心房細動を持つ人は、血栓を生じやすく、脳梗塞のリスクがかなり高いことは分かっていました。
そこでワーファリンという血栓を溶かす薬が長年にわたって使用されてきました。
ところが、最近になって、新薬が次々と登場してきたのです。
ワーファリンとの比較試験が発表されつつありますが、どれも圧倒的に脳梗塞を減らしています。
またワーファリンの副作用である、脳出血も劇的に減少させています。
欠点はただ一つ、薬価が高いということだけです。

さて、講演後の立食パーティーで軽く食べて、Tくんと居酒屋、”二貝”に繰り出しました。
T君はお気に入りの焼酎、”三岳”をロックで、私はジョニ黒をハーフ&ハーフでいただきました。
T君の飲み方は、例によってハイピッチです。
私も、分からないではないのですが、一刻も早くシラフから脱出したいという魂胆がミエミエのハイペースです。
二時間後には計画通りの酔っぱらいに変身していました。
私はといえば、その酔っぱらいを横目でにらみながら、冷静に?酔いを深めていきました。
11時半頃、T君がベロベロに酔ったのを確認してから、私は、帰ることを提案しました。
しかしT君はスナック、”ガウディ”に行くことを強く主張します。
それでも私は一歩も引かず、帰ろうと宣告しました。
すると、T君はある提案を持ち出しました。
飲まないけれども、ガウディに立ち寄りたいと言い出したのです。

そこでガウディに顔を出したのですが、マスターは、すぐにオールドパーをロックでドバドバと注いでくれます。
私はあきらめて、泥酔へとひた走ってしまいました。
それにしても、ベロベロに酔っ払いながらも、みえすいた口実を考えつくT君の才能に脱帽です。

286

2013年10月16日 | ボウリング
昨夜は久しぶりにボウリングに行きました。
年会費とロッカー代の更新を督促するハガキが届いていたからです。

先月の、久し振りのボウリングで6ゲームを投げて親指の付け根の皮を、ベロンと剥いでしまいましたので、今回は3ゲームとしました。
少しずつ、親指の付け根にタコを作っていく作戦です。

ラウンドワン田崎店、11,12番レーン、使用球:トラック社の508A
結果:190、286、166 TOTAL:642、AVE:214、ストライク率:60%でした。



1ゲーム目の終盤で左右のレーンコンディションが把握できました。
左の11番レーンは速いので、右足16枚目から、8枚目を膨らますライン。
右の12番レーンは遅いので、右足20枚目から、10枚目を膨らますラインでアジャスティングに成功し、
9フレからのオールウェイでフィニッシュできました。

2ゲーム目も順調にストライクが続いていきました。
私達はストライクが6個続いても、全く緊張しません。
パーフェクトには12連続ストライクが必要なわけで、まだ半分にしか過ぎないからです。
しかし7個目で、”オヤッ”という感じになります。
そして8個目が来ると盛り上がります。

しかし、個人的には9個目が最難関なのです。
何度も9個目で失敗してきました。
原因は分かっています。いつも、手が縮んで、内ミスをしてしまうのです。
そこで、腹をくくって10枚目をきちんと膨らましました。結果はジャスポケのストライクでした。

頭から9連続で10フレに辿り着いたのは、人生4回目です。
10フレの1投目は、11番レーンの8枚目をきちんと通して素晴らしいストライクでした。
ただ、結果的には、このストライクが素晴らし過ぎました。
厚めにポケットをヒットしたのですが、これ以上厚いと4番ピンが残りそうに思えたのです。
そこで、11投目は板目半分だけ左に立って、ビビルことなく8枚目を膨らませました。
うまく投げられたと思ったのですが、なんと、ボールはオイルで滑って返ってきません。
結局、1番ピンにも届かず6本カウントとなってしまいました。
チョットでも出し過ぎると戻ってこないという微妙なラインだったのです。
それが失投でなかったことは、3ゲーム目の奇数フレームで、ただの一回もストライクが無いことが証明しています。
最後の最後にオイルが枯れてしまい、アジャスティング不可能になってしまったのです。

しかし、1ゲーム目の9フレから数えると14連発のストライクですから、パーフェクトの夢はそのうちに叶うと信じて頑張ります。

シャンク病

2013年10月15日 | ゴルフ
昨日は、あつまるレークCCで開催された、”なまず会ゴルフコンペ”に参加してきました。
熊本県上益城郡嘉島町鯰に、1階が坂田耳鼻咽喉科、2階がのぐち皮膚科というクリニックがあります。
その地名である鯰からコンペの名がつけられて、毎年、春と秋の2回開催されます。
毎回40名前後が出席する、結構な規模のコンペで、アウトとインに分かれて、それぞれ5組ずつがスタートをします。

私と、T君と、二貝さんは3人でアウトスタートでした。
1番をボギー、2番をダボと静かにスタートした私でしたが、3番のロングに試練が待ち構えていました。
ドライバーが右ラフに落ちたので、安全策として8番アイアンで刻んだのですが、ハーフシャンクでOBとなったのです。
打ち直しも同じくハーフシャンクで、1球目と2mも離れていない場所に落ちました。
結局8番をあきらめてPWに持ち替えましたが、このホールは11を叩いてしまいました。
5番のロングでも5Wを引っかけて、この日3発目のOBで9を叩きました。
後半の15番ミドルでも2打目を7番アイアンでシャンクして4発目のOB。
打ち直しもシャンクでしたが、ギリギリのセーフでした。しかし結局8を叩きました。

とにかく、ショットの度にシャンクを用心しなければなりませんので、ゴルフになりません。
4発のシャンクの内、3発がOBとなり、終わってみれば、107打の32パットでした。

バーディー発進のT君は、悪くともトリプルで収めるという堅実なゴルフを展開しました。
18番のロングホールに来た時には、トリプルでも99という安全圏だったのですが、2打目が空振りに限りなく近いショットとなり、
さらにはOBもあって、なんと9を叩き、ちょうど100打の40パットとなってしまいました。

二貝さんも低調で、アイアンショットに苦しみ、101打の40パットに終わりました。

来週は妹との対戦が予定されています。どうしたものやら.......

栄養療法

2013年10月11日 | 医学


著者の姫野友美氏は心療内科医です。
2005年1月23日に、先月私がブログでアップした新宿溝口クリニック院長溝口徹先生の講演に感動して、
栄養療法を始められたそうです。
溝口先生の著書である”「うつ」は食べ物が原因だった!”よりも平易で、どのような食物を摂取すればよいのかが
具体的に説明されています。

内容を簡単にアップしてみます。

脳内の主たる神経伝達物質は4種類あります。
1.快感ホルモンであるドーパミン。蛋白質から造られますが、その過程で鉄とナイアシンとB6が必要です。
2.ハッピーホルモンであるセロトニン。蛋白質から造られますが、その過程で鉄とナイアシンとB6が必要です。
3.リラックスホルモンであるGABA。蛋白質から造られますが、その過程でナイアシンとB6が必要です。
4.緊張ホルモンであるノルアドレナリン。ドーパミンが変化したものです。

いずれにせよ、うつ病にならないためには、蛋白質と鉄分とナイアシン(ニコチン酸アミド)とビタミンB6が必要なのです。

何らかの精神症状で心療内科を訪れた患者300名に75gOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)を行い
5時間後まで血糖値とインスリンを調べたところ、なんと296名が低血糖症であった。
普段の食生活が糖質の過剰摂取であるために、膵臓が過敏に反応してインスリンを分泌しすぎることが原因である。

パニック障害の患者さん20名に75gOGTTを施行したところ、19名が低血糖症であった。
その内2名に糖質制限食を指導したところパニック障害は消失し、さらに当初あった高脂血症と糖尿病も改善した。

鉄不足の症状
寝起きの悪さ、イライラ、抜け毛、食欲不振、湿疹、肌荒れ、ニキビ、冷え性、動悸息切れ、立ちくらみ、めまい

ビタミンB群不足
やる気の無さ、記憶力減退、易疲労、口内炎、口角炎、肩こり、本の内容が頭に入らない、反応がにぶい、熟睡感が無い

蛋白質不足
肌荒れ、思考力低下、同じ事を話す、髪の毛や爪の質が落ちる、不安、クヨクヨ、片付けに時間がかかる

低血糖
甘い物が欲しい、空腹でイライラ、キレやすい、ランチの後で眠い、頭痛持ち、光や音が嫌、パニック障害

カルシウム不足
イライラ、カッとなる、寝付きが悪い、気分屋、足がつる、飽きやすい、肩こり、腰痛、高血圧

亜鉛不足
低血糖(亜鉛はインスリンの分泌調整に必要)、味覚障害、脱毛、肌荒れ、褥瘡、風邪を引きやすい

この本によれば、摂取したアルコールを肝臓でアセトアルデヒドから水と二酸化炭素に分解する過程で
ナイアシンが大量に消費されるそうです。
早速、調剤薬局に頼んで取り寄せてもらい、今日から内服を開始しました。
ついでに葉酸の内服も開始しました。

最近はサプリメントブームですが栄養素は5種類だけです。
炭水化物、蛋白質、脂質、ミネラル(鉄、塩、カルシウム、亜鉛、マグネシウムなど、)、ビタミンです。
コラーゲンを食べてもアミノ酸に分解されてしまいますので、お肌のコラーゲンの原料にしかなりません。
肉や魚やチーズを食べた時と同じなのです。
グルコサミンもキチンキト酸もすべて分解されますので無意味です。
たとえて言うならば、髪の毛を食べてもハゲは治りません。

理屈はさんざん説明したはずなのですが、私の妹は、いまだに皇潤を飲んでいるのでしょうか......




軽井沢シンドロームSPROUT

2013年10月09日 | 読書






私は20歳の頃から30代半ばまで、漫画週刊誌を読んでいた時代がありました。
そして1982年から1985年にかけてビッグコミック・スピリッツに、”軽井沢シンドローム”が連載されました。
私も非常に楽しく読んだ記憶があります。
さて、最近、その続編である、”軽井沢シンドロームSPROUT”があるという情報をキャッチしたので、ネットで購入しました。

作者の、たがみよしひさ、は1958年生まれで、軽井沢高校を卒業後2年でプロ漫画家になっています。
ですから24歳から27歳の時に、”軽シン”を描いたことになります。
そして、”軽シンSPROUT”は2002年から2006年までの連載ですから、作者は当時44歳から48歳だったはずです。

”軽シンSPROUT”は、”軽シン”の20年後を描いています。
”軽シン”の登場人物が、皆、父親や母親となって登場し、主役は彼らの子供達です。

もともと、登場人物が多くて、ゴチャゴチャするようなストーリーでしたが、さらに家族の係累という問題が加わって
難解とも言える作品に仕上がっています。

私達の年代には結構、”軽シン”ファンが多いと思います。
そのような方々には、お薦め度90%です。

”軽シン”をご存じない方々には、お薦め度0%です。

ところで、私の妹も小学生の頃からコミックファンでした。
マーガレット、花と夢、セブンティーンなどのコミック誌を愛読していました。
しかし、17歳になった時に、妹は、”18歳になってセブンティーンを読むのはおかしいから止める。”と宣言しました。
それにもかかわらず、妹は、20代後半までセブンティーンを購読していたように記憶しています。

ダゴとの死闘

2013年10月07日 | ゴルフ
昨日は阿蘇グランヴィリオの東コースを。由真の父親(幼稚園の頃からあだ名はダゴです。)とプレーしてきました。
スクラッチの賭けゴルフだったのですが、私のスタートはさんざんで、最初の3ホールで9オーバーとなり、
この時点で5打差がついてしまいました。
5番ミドルは250ヤード先に溶岩台地が待ち構える名物ホールです。
いつもはスプーンしか使わないホールなのですが、この日はドライバーで軽く打ってみました。
ど真ん中にまっすぐ飛んだので、”ヤバイッ”と思いましたが、行ってみると、私の球は溶岩台地手前3mのラフに止まっていました。
そこからPWでピン上2mに乗せて、ナイスバーディーでしたが、この難しいホールでは初めてでした。
そこからボギー、パー、パーと立ち直ったのですが、9番ロングで、バンカーの縁や、
ボールが見えないくらい深い斜面からの寄せなどに失敗を重ねて9を叩いてしまいました。
結局、前半は私が50打、ダゴが45打で、最初の3ホールの5打差が、そのまま残ってしまいました。

後半は、私が出だしからの3連続パーで猛追を始めます。
そして15番で追いつくことに成功しました。
ところが16番で、私が寄せを失敗して1打負け、17番でも私の下りのパットがカップの手前5mmで止まってしまって
2打差となってしまいました。
しかし最終18番は最後に難しい打ち上げを要求される名物ロングですので、まだまだわかりません。
ところが右ドッグレッグのショートカットを狙った私の第一打は木の真後ろに止まってしまいました。
一か八か、木越えを狙ってみましたが、木にあたって、運良くフェアウェーの方へはねましたが、横に出しただけと
同じ結果となりました。
ボギーオンとなりましたが、ダゴもしっかりとボギーオンし、二人ともボギーでのホールアウトとなりました。

結局、私は95打の31パット、ダゴは93打の34パットでした。


恵みの雨

2013年10月05日 | 日記




5年前の3月12日のことですが、モス・バーガーで、当時、お気に入りであったフィッシュ・バーガーを買いました。
すると、開業記念日とのことで、直径5cmにも満たないような、ミニ植木鉢をプレゼントされました。
台所の流しの上に放置していたのですが、いつのまにか芽が出てきました。
あわてて、日が当たるトイレの窓際に移して、水を与え始めました。
やがては、成長して、高さが15cmにもなり、植木鉢が小さすぎるようになりました。
そこで、クリニック横の溝に移植しました。
6月にきれいな花を咲かせたのですが、驚いたことに、繁殖していくではありませんか。
ちょっとした花壇ができあがりました。
花の名前は、”日々草”です。
息が長く、10月まで花を咲かせます。

そして、翌年もちゃんと芽を出してきました。
こうなると、可愛いものですから、肥料を与えて、水もかけます。
雑草もスタッフのKちゃんが抜いてくれるようになりました。
11月の枯れた花から、Kちゃんが種を採取して、翌年の春に種まきをするようにもなりました。

花にとっては、晴天が続く日々は、過酷なコンディションです。
10日間で花も葉も縮み上がってしまいます。
私は、結構、こまめに水まきをしますが、野に咲く花々は、半分枯れ果てながらも、じっと雨を待つしかありません。

熊本は今日久々の雨です。
花を育てるようになるまでは想像もできなかったのですが、まさに、恵みの雨だなと実感します。
この雨で、花も木も草も、みな生き返るだろうなと思うと、なんだかホッとしてしまうのです。
もちろん、水まきの手間がはぶけるうれしさもありますが....

振り返れば、たった一つの植木鉢からすべてが始まったのです。
最初の年は、深夜に酔っ払い、肥料と称して、花にオシッコをかけていました。
2年目からは、肥料を購入するという智恵がつきましたが、最初の年の繁殖に貢献したのは私のオシッコであったと自負しております。

イングリ

2013年10月02日 | 読書


昨日に続いて、山口恵以子の作品を読んでみました。
実は、2冊まとめて購入していたのです。

これまた175cmを越すマッチョな美人である海堂桃子がヒロインです。イングリッド・バーグマン似で40歳ちょっとの金融業社長です。
しかしヒロインという単語は、この小説では不適切で、主人公と呼ぶべきでしょう。

狂言回し的な役柄を担う希(ノゾミ)は、25歳のパッとしない青年で、職業はオバチャン達相手のデリヘルホストです。
桃子という名前が自分に似合わないことを自覚している主人公は、希にそれを隠します。
そこで希はイングリッドを略して、主人公のことを胸の内では、”イングリ”と呼びます。

昨日は気づきませんでしたが、山口恵以子は推理小説作家なのですね。
月下上海でもトリックらしきものは出てきましたが、余りにもベタなものでしたので記憶に残りませんでした。
しかし、そうでなければ松本清張賞を受賞するはずも有りませんよね。

”イングリ”は7つの章にに分かれていて、いかにも連続テレビドラマ化されやすいような体裁です。
ストーリーや事件は、どれも現実離れしていて、推理小説というよりも、ファンタジー、お伽噺のようです。
もっと意地悪に評するならば、”少女漫画レベル”でしょうか。
推理小説のキモであるトリックも、どれ一つとして印象的なものは有りませんでした。

山口恵以子......もう、お腹いっぱいです。もういい.......

あとがきでは、この作品は、著者が更年期鬱でのスランプから脱出するきっかけになったことを以下のように述べています。
書きながら、調子の良かったときの感覚が蘇ってくる感じ、キャラクターが作者の予想を裏切って活躍を始める展開に、
喜びに震えたことをよく覚えています、


私は20歳の時に、倉橋由美子の、”わたしのなかのかれへ全エッセー集”を読みました。
言葉が言葉を繁殖すると称した、内容も、面白さも全く無い、ひどい作品でした。
なぜか、そのことを思い出してしまいました。

最近、名前を聞かないので検索してみると、倉橋由美子氏は2005年に69歳で死亡されていました。