はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

明星低糖質麺はじめ屋

2015年06月27日 | 糖質制限食


今朝の読売新聞の広告です。
やっと正しい糖質制限理論をメーカーが理解し始めました。

しかし糖質50%OFFとはいえ、画面の右下をよく見ると糖質( 1食当たり ) 25.2gと書いてあります。
これでは追加インシュリンの分泌は必発です。
半分だけ食べるならば、ギリギリセーフといったところでしょうか。

明星食品といえば、私が小学生の時に初めてはまった袋麺が、" 明星チャルメラ " でした。
今でも、その味を覚えています。
脳が味を数十年も覚えているなんて凄いことですよね。
時々思い出される記憶ならば、数十年も保存されるでしょうが、明星チャルメラに関しては一度も思い出したことは有りません。
それなのに、スープの味、麺の細さ、歯ごたえまで記憶されているのです。

もう一つ忘れられない味として、高校生時代のコカコーラがあります。
合成甘味料( チクロ ) が禁止になる前であったせいか、私も妹もオフクロも、一家で中毒になっていました。
あの麻薬的な甘さは死ぬまで忘れないでしょう。
そのコーラ中毒は、私が20歳の時にチクロが禁止されたせいか、自動的に終わりを迎えました。
つまり、私たちはコーラ中毒では無く、チクロ中毒だったのです。

薔薇亭

2015年06月20日 | 飲み屋






昨夜は私の誕生日ということで、妹夫婦と銀座通りのステーキハウス、" 薔薇亭 " を利用しました。
熊本では有名な老舗で、知らない人はほとんどいないと思いますが、利用したことがある人はごく一部でしょう。
かなり敷居が高い店ですが、資産家である慎ちゃんのおごりですので、余裕をかまして堪能できました。

2次会はスナック、" 安楽 " に行ってカラオケを歌いまくりました。
妹に言わせると、私の歌は正確ではあるけれども面白みに欠けるそうなのです。
慎ちゃんの歌は上手には聴こえないのですが、独特の味があって面白いのです。
で、妹の歌ですが、不思議なことに結構上手なのです。
なぜ不思議なのかといえば、若い頃の妹は音痴だったからなのです。
中学生の頃には毎学期歌のテストが実施されていたのですが、妹は毎回、前日にオフクロから特訓を受けていました。
音程がぶら下がる癖があったようで、オフクロのピアノに合わせて必死に練習を繰り返していました。
いつの間に音痴を克服したのでしょう?

そういえば最近は音痴という言葉を耳にすることが少なくなったような気がします。
せいぜいSMAPの中居君くらいでしょうか?
カラオケの普及が音痴を減らしたように思えます。

カラオケが出現したのは私が20代半ばの頃でしょうか。
当初はLPレコードの何曲目かを指定して、歌詞カードを見ながら歌っていました。
店の看板には、" カラオケ有ります。 " の張り紙が見受けられました。
その時代の妹は歌を勧められた時には、" 亡くなった祖父の遺言で、人前では歌えないのです。 " という作り話で身をかわしていました。

般若心経

2015年06月19日 | 日記
今週の6月16日午後2時29分に私の母親が永眠しました。
90歳で老衰でした。

業者を呼んでそのまま自宅に連れ帰り、カミさんと、たまたまその日に駆け付けた妹との3人で通夜をとり行いました。
オフクロがエンドステージであることは数日前から知らせてあったのですが、妹は16日に帰ってくると電話してきました。

そのことを聞いた私とカミさんは、16日が命日となることを予感しました。
不思議なことですが、" 虫の知らせ " という現象が、私の業界には存在するのです。
何年も入院していた患者が、突然、東京の親戚に会いに行ってくるなどと言い出すことを医療関係者は嫌います。
東京から帰ってきた患者の急変が、高い確率で発生するからです。
逆に、大阪に住む親戚が、10年ぶりに見舞いに訪れるということも私たちは嫌います。
いずれも、"虫の知らせ "という非科学的な根拠からなのですが、医療関係者の間では常識となっているのです。

さて90歳ともなれば、弔問客は、ほぼ、おりません。
自宅で通夜、葬儀を執り行うこととしました。
坊主も呼ばずに、私が般若心経を読み上げました。
どういうことかと言えば、オフクロは無宗教でしたが、習字が得意であった( 師範の免状を持っていました。 ) からか、般若心経の写経を数千枚も薬師寺の高田好胤のもとへ送っていた時期があったからです。
つまり、おふくろが唯一知っているお経だったからです。
当時、私も般若心経の丸暗記にチャレンジしたことがありました。
チャレンジは中途半端な失敗に終わりましたが、読むのはた易いことです。
見知らぬ坊主を呼んで、訳の分からないお経を読ませるよりも、長男の私が、オフクロの愛した般若心経を読んだほうが供養になると考えたのです。

次の晩には学生時代から自宅に出入りしていた大蔵先生と畑中にも来ていただき、ベロンベロンに酔うまで飲みました。

18日に出棺したのですが、妹の旦那の慎ちゃんと、やはり東京に住む私の従兄が参加してくれました。
そこでも、私が般若心経を読み上げたことは言うまでもありません。
その夜は妹夫婦に加えて学友の佐藤ちゃんも交えて、街で飲んだくれました。

さらに、今夜は私の誕生日ということで、またまた街で飲んだくれることになっています。
母親の死から日にちが経っていないので不謹慎だと思われるかも知れませんが、私たち兄妹はそれを不幸なことだとはとらえていないのです。
むしろオフクロに対して、" 楽になってよかったね。 " という気持ちの方が強いのです。
さらに言えば、私がまた一つジジイになる誕生日よりもずっとめでたいような気がするのです。

修猷館野球部圧勝

2015年06月15日 | 同窓会
6月13日の土曜日は、濟々黌野球部と修猷館の定期戦が、濟々黌のグラウンドで開催されました。
6回を終えた時点で修猷館は6対4とリードしていたもののなかなかの接戦でした。
しかし7回に2番手ピッチャーを打ちこんで2点を挙げ、さらに8回には3番手ピッチャーから決定的な追加点をもぎとり、そのまま9対4で圧勝したのです。
甲子園の常連校である濟々黌に、甲子園に出たこともない修猷が勝ったのです。
正直、勝利など期待していなかったので、おおいに盛り上がりました。

その夜は、野球応援の打ち上げと称して、" 酒蔵まつとも " でT君を交えた6人が楽しく乾杯をしました。
さらには新しい後輩が参加してきました。
KABの若手アナウンサーである松田朋子さんです。
会話での受け答えや相槌の打ち方、話題を展開させる力などに長けており、さすがにプロだなと感心しました。

さて、その場に後輩の井上君が面白い本を持ってきました。



マイナーな本で、出版が成り立つかどうか心配してしまいますが、修猷だからこそ可能になったのでしょう。
ちなみにパソコンでしゅうゆうかんは一発変換で修猷館と表記されます。
校歌ではなく館歌と呼び、すべてのOBにとって神聖な曲です。

近代 (このような形容詞が使えることに歴史を感じますよね ) の修猷館には修学旅行がありませんでした。
館生は卒業すれば、東京や関西に簡単に行けるようになるだろうという考えからだと言われていました。
その分運動会は毎年盛大に開催されました。
卒業OBの寄付と協力を頼んで大きなスタンドが設置され、毎年みごとなパネルが掲げられました。
赤、青、白、黄色の4つのブロックに分かれての対抗戦です。
各ブロックごとに夏休みから、応援歌を練習し、様々な競技の作戦を練ります。

私は水泳部上がりではありましたが、7月に2週間ほど自主トレに励み、陸上団へのセレクションにトライしました。
そしてみごとに合格したのです。
修猷の運動会では陸上団は特別待遇を受けます。
組み立て体操、騎馬戦、棒倒しなど様々なメニューから外されます。
つまり、走ることだけに専念すればよいのです。
私の自慢は、競技の最終プログラムであるブロック対抗リレーのメンバーに選ばれたことです。



写真は卒業アルバムからの転写ですが、ブロックリレーで、我が赤ブロックのスタンド前を疾走する私の勇姿?です。

獣の奏者外伝刹那

2015年06月09日 | 読書
十数年間、ネットとスカパーテレビでお世話になってきたケーブルテレビ局、"JCN熊本 " が5月いっぱいで、" J:COM "に吸収されました。
そのせいで、長い間使い続けてきたドメインの変更を余儀なくされました。
変更は無事に終了したのですがネットの接続が不安定になってしまいました。
当初はルーターの電源をオンオフさせたり、" 接続の問題を修正する ”をクリックするなどして、だましだまし対応していましたが、6日からそれも不可能となりました。
昨日、業者に来てもらって、なんとかつながったのですが、その技術者の話では、J:COM のセキュリティーシステムに問題があるようだとのことでした。
そこで、近日中に解約して、NTTの光に乗り換えることにしました。
強制的にドメインを変えさせて、料金も後払いであったものを、前払いに変更し、そのせいで今月は2か月分を徴収するようなサーバーについて行くきにはなれません。
私以外にも迷惑を被った方が多数おらtれるはずです。
どこに怒りの声を上げるわけにもいかず、泣き寝入りするか、手間暇かけて乗り換えるしか術がないのです。



さて、獣の奏者外伝刹那ですが、とても面白かったので、何気なく読み返していたのですが、またまた最後まで一気読みをしてしまいました。
しかも1回目よりも深く感動してしまいました。
これは、私がこれまでに読んだ中では、最高の恋愛小説です。
1巻2巻と3巻4巻は、この最終5巻目を堪能するための単なるステップにすぎなかったような気持ちにさえなります。
なぜならば、4巻までで、読者は登場人物たちの、人となりや運命を知悉することになるのですが、その知識無しでは、5巻目に感動することが不可能だからです。
その膨大なステップが、この恋愛小説を驚異的な高みに押し上げていると思います。

100%のお薦め作品です。


上橋菜穂子・獣の奏者

2015年06月02日 | 読書


" 鹿の王 " が面白かったので、ネットで衝動買いしてしまいました。

やはりファンタジー小説なのですが、" 獣の奏者 " の方がスケールも大きく、テーマも重たいように感じました。

5巻組になってはいますが、内容は3部作です。

第1巻と第2巻で最初のバトルが終了します。
それから11年後に起こったバトルが第3巻と第4巻で終了します。
第5巻は外伝と名付けられていますが、平和な11年間に起きた2つの恋愛が描かれています。
外伝だけはファンタジーでは無く、秀逸な恋愛小説なのです。
私は主人公たちの恋愛よりも、サブキャラ同士のそれに、より強く胸を打たれました。
作者は女性ですので、女性の心理分析が濃密になりがちなのでしょうが、みごとな表現力と文章力です。
また男性に対するキャラクター付けもユニークで、普通ならば受け入れられないようなそれが魅力的に思えてくるのです。

時系列で並べると、5巻目の外伝は2巻目と3巻目の間に入れるのが普通なのですが、上橋菜穂子はあえてそうしませんでした。
その理由を後書きで物語の佇まいという言葉を使って説明しています。

書こうと思えば、いくらでも書くことはできたのですが、本編の中でそれを書くことは、わたしには「 余分の一滴 」に思えたのです。
とくに恋愛はエピソードとして異常な吸引力を持っていますから、彼女らの恋を描けば、そこだけが突出して、
" 獣の奏者 ”という物語の姿を変えてしまうと感じていたからです。


さて、上橋菜穂子の代表作は、" 守り人シリーズ " なのだそうです。
1.精霊の守り人
2.闇の守り人
3.夢の守り人
4.神の守り人
5.天と地の守り人
6.虚空の旅人
7.蒼路の旅人
8.流れ行く者
の順番で読んでいくのが正解だという情報もゲットしました。
ところがとんでもない情報があったのです。

なんと来年の4月にNHKが全22回の連続ドラマで放映するそうなのです。
主演は綾瀬はるかです。

という訳で守り人シリーズを読むのは来年まで延期としました。
どんなストーリーでも、先に本を読んで放映を見れば、がっかりすることが必定だからです。