はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

3月の木曜会

2012年03月30日 | 木曜会
昨夜は篭町通りの安坐という居酒屋で開催されましたが、驚いたことに、コワモテのT先生が2カ月足らずで10Kg以上のダイエットに成功していました。
実は2か月ほど前に、私は木曜会のメンバー全員に、江部先生と釜池先生の本を送りつけていたのです。
糖質制限食を私よりも厳格に実践しているようで、昨夜出てきた生ガキにも手をつけませんでした。
アサリはOKだけど牡蠣はダメなのだそうです。感心しました。
酒も以前よりうまく飲めるし、味覚が敏感になってグルメに変身するなど、私の体験と重なるエピソードで話が盛り上がりました。
しかし、フィレステーキ400gを完食するなどということは、私にはとても真似できません。
糖質制限食を研究、実践する医者仲間ができたことは、私にとって心強い限りです。


火曜日のボウリング

2012年03月28日 | ボウリング
昨夜は2週間ぶりのボウリングでした。
ラウンドワン田崎店
7番8番レーン
使用球:ギガベドラム
結果:211,168,149,166,159,236
TOTAL:1089  AVE:181.5  ストライク率:37%でした。

1ゲーム目はメカテクターをはずして投げると決めていました。
8フレから5連続ストライクでフィニッシュできたので2ゲームめも続行しました。
しかしストライク率が上がりません。
そこへ、お菓子屋のAさんが来られて、4ゲーム目から参加すると表明されました。
あわててメカテクターを装着してラインを探しましたがなかなか見つかりません。
外遅がひどくて対応できません。
Aさんは12枚目真っすぐで気持ち良くストライクを量産していきます。
最終ゲームで15枚目をほんの少し膨らませるラインを発見できました。
3フレから5連続ストライクを持って来て、ストライクが全く続かないAさんに一矢報えたと思ったのですが、
7フレから5連続を持ってこられて、絵に描いたような逆転負けでした。
結局、気持ちがいいような惨敗でした。
ここまでやられると、悔しい気持ちにもなりません。
スカッとした敗戦でした。
しかし、Aさんの、あまり板目を使わないライン取りは勉強になりました。
今後、12枚目から15枚目が使えそうです。

家庭教師

2012年03月27日 | 由真ネタ
今日は朝からU少年を私のクリニックに呼びつけて、診療の傍ら、英語の家庭教師をしました。
教科書のすべてのセンテンスに番号をつけてパソコンに入力し、すべて2部ずつプリントアウトします。
1部にはカタカナでの読み方や、訳し方、注意点などを手書きで付け足して勉強させます。
次に、何も書き足してないもう1部を読ませて、口頭で和訳させます。
番号に沿った和訳をプリントアウトして、最後はすべてを英作文で書き記させます。
採点し、間違いを注意して、説明を補充します。
パソコンを操作して、間違った問題だけを集めた問題集をプリントアウトして、再度、英作文作成を指示します。
朝の10時から夕方の5時半まで、みっちりと勉強させました。

もともと学生時代から、私は家庭教師が得意でした。
偏差値が決して高いとはいえないK中学で150番くらいだった3年生を半年で済々高に押し込んだこともありました。
九州学院の1年生で、数学が全く駄目なために留年しそうな子を何とかしてくれと親に泣きつかれたことがありました。
教えてみると、九州学院の定期テストの数学は100%が教科書か練習問題から出ることがわかりました。
ヤマを張るのは簡単でした。二学期の期末テストで80点を三学期の中間テストで90点を取らせることができました。
ところが留年の心配が消失したものですから、親は即座に私を馘首(クビ)にしたのです。
九州学院は、留年せずに卒業するということさえクリアーすればOKだという生徒が大多数のようなのです。
世間知らずであった私にとっては、良い社会勉強になりました。

ゴルフ少年

2012年03月26日 | 由真ネタ
10か月程前から、知人の息子を、時々ゴルフに連れて行くようになりました。
中学1年生ですが、身長が154cm、体重は43Kg位の、まだ少年のような体型です。
10か月前は200ヤードがやっとだったドライバーの飛距離も、最近では220ヤードを超えてきました。
昨日、このU少年とカミサンとの三人で阿蘇グランヴィリオをラウンドしてきました。
私とU少年はフロントティーから、カミサンはレディースティーからプレーしました。
結果は、私が105打の39パット、U少年が81打の33パット、カミサンは104打の45パットでした。
U少年は常に”万振り”で、すべて美しいドローボールを打ちます。
寄せはサンドウェッジ1本で、上げたり、転がしたり、時にはロブショットも使います。
パットは去年までの横峯さくらを彷彿とさせるようなフォローを大きく出していくスタイルです。
ボールに順回転をかけたいが為でしょうが、ショートパットでも、パターヘッドは穴を通り越して、水平以上に上がります。
ロングパットの距離感こそイマイチですが、嫌な距離のセカンドパットをことごとく放り込んできます。
18ホールで3パットは1回だけでした。
バーディーを3個とっていますがすべてワンピンくらいをねじこんでのものでした。
カミサンはゴルフ歴10年以上になりますが、いまだに100の壁を超えられずにいます。
ショットはそこそこになってきたのですが、パットがネックになっています。
昨日も1番ホールから5番ホールまで5連続3パット。6番では何と4パット。残り3ホールを2パット、3パット、2パットにまとめて?前半の9ホールは26パットでした。
パットの上達だけで100切りは確実だと思われるのですが....

共食い

2012年03月23日 | 読書
先週、文藝春秋で田中慎弥の上記小説を読みました。
今年の芥川賞受賞作です。
長いセンテンスを多用し、風景描写には現在形を、起こった出来事や感じたことには過去形を用いるという、純文学の古典的なスタイルで書きあげられています。
ストーリーも起承転結があって刺激的で、退屈することも無く読み終えることができました。
しかし、読後感は良くありません。
なんだか共感できないのです。
文学の醍醐味は、自分では整理あるいは表現できない様な心理状態が上手に文章で捌かれているのを読んで ”ああ、確かにそうだ。” とか
 ”そういえばそうだ。” などと共感することにあると思います。
文章力は認めますが、登場人物はみなキャラが立ち過ぎているように思えるのです。
もっと奇想天外な登場人物で固められた小説も多々ありますが、共感できた場合は、それほどキャラは立っているようには感じません。
この作品に対して、私は ”なんか違う” という印象しか持つことができませんでした。
他の作品を読もうという気にもなれません。

今年の芥川賞は二人同時受賞で、もう一作は円城搭の”道化師の蝶”でした。
これは読み終えるのに苦労しました。
カフカを連想させるような、 ”実験的小説” というジャンルなのかも知れませんが、面白さは感じませんでした。

石原慎太郎が今年限りで芥川賞の選考委員を辞めると宣言しました。
理由は既存の作家たちに脅威を抱かせるような作品が出てこないということだそうです。
宣言の際に何故か村上龍の名前をあげて、 ”彼が出てきた時も脅威は感じなかった。” と語りました。
私は最近、文藝春秋の ”オールド・テロリスト” と熊日新聞の ”55歳からのハローライフ” という、どちらも村上龍作品の連載を読んでいます。
しかし、 ”なんか違うなー ” という感覚が、次第に強くなっているような気がします。

阿蘇リゾートグランヴィリオホテル

2012年03月21日 | ゴルフ


昨日、カミサンと、T君と三人で西コースをラウンドしてきました。
結果:108打の38パットでした。
もう少し詳しく分析してみると、パーが4個、ボギーが3個、ダボが4個、トリが4個、4オーバーが2個、5オーバーが1個でした。
OBと池ポチャは5個。その中でボールを回収できたのは1回だけでした。
パットは、1パットが4回、3パットが4回、4パットが1回でした。

カミサンはレディースティーからですが、102打の40パット。
T君は110の37パットでした。

ゴルフでの私のベストスコアは85打です。最小パット数は13と15の28です。
昔は100を叩くとがっかりしていました。
その後、100を切るとほっとする時代が有りましたが、最近では100を打つのがあたりまえになってきました。
それでも必死に頑張っていきます。
頑張ること自体が楽しみなのですから。

二十一世紀枠って何?

2012年03月19日 | 日記
もうすぐ春の甲子園野球が始まります。
熊本代表である九州学院の初戦の相手は北海道の女満別ですが、”二十一世紀枠”で選ばれた高校だそうです。
地区予選でベスト8(高校数128以上の地区ではベスト16)に残ることが必要条件ですが、
ざっと計算しても数百校が候補に上がるはずです。(約400校 マイナス 私立校)
その中から3校が選ばれるわけですが、その選ばれた高校との対戦では勝ったにも関わらず選ばれない高校が続出しているはずです。
僻地や離島であるハンディを乗り越えて頑張っているとか、偏差値が高いのに健闘しているなど、選考基準は明確ではありません。
ただ一つ言えるのは、これまでに選ばれた29校は、すべてが公立校であり、私立校はノーチャンスであるということくらいです。
高野連のオエラガタの独断によって決定するようです。
それならば、”高野連枠”と呼ぶべきではないでしょうか。
そもそも、公平で有るべきスポーツの場で、地区予選で敗退したにも関わらず、あこがれの甲子園に、
裏口入学のような形で出場させることに、何故マスコミは異を唱えないのでしょうか。

夏の甲子園の出場基準が”地区予選の優勝”とシンプルであるのに対して、春の甲子園は微妙です。
九州大会でベスト4に入っても、まだ安心できないのです。
準決勝で大敗を喫したりすると、準々決勝で優勝校に接戦の末敗れた高校が逆転で選ばれることがあるのです。
これも高野連のオエラガタの独断で決まります。

私は野球とは何の関わりも有りませんが、昔から高野連が嫌いです。
特に、一部の部員の不祥事(喫煙、万引き、喧嘩、飲酒など)で出場を辞退させることには反対です。
連帯責任という考え方は、時代に関わらず、間違ったものであると思います。

休日当番医

2012年03月18日 | 仕事
今日は、8か月から10カ月のスパンで回ってくる休日当番医です。
インフルエンザの流行は未だ終わっておらず、感染性胃腸炎が猛威を振るっていますので、11時くらいまではバタバタでした。
ほとんどが新患さんなので、問診を取ったり、カルテを作成したりなど、色々と手間がかかるからです。
その後は客足もポツポツです。
そういえば朝からポツポツと雨が降っていました。
この程度の雨ならばゴルフに出かけた連中はプレーをあきらめるはずも有りません。
濡れながらホールアウトすることでしょう。
しかし空は暗く、気温も上がりません。
快適なゴルフなど望むべくも無く、じっと修行に耐えるような精神力が要求されるでしょう。
可哀想にと思う?一方で”休日当番医で良かった”と考える私の性格は予後不良ですね。
しかしゴルファーの大半は、自分がゴルフをしていない休日が、晴れると悔しがり、雨だとほっとするのではないでしょうか?
明後日は久し振りに阿蘇グランヴィリオ(昔の阿蘇プリンス)でラウンドする予定です。
天気予報は曇りですが神罰が当たらないことを祈ります。

シーバスリーガル

2012年03月16日 | お酒


おとといの夜はジョニ黒の在庫を切らしたので、お歳暮としていただいた上記を飲みました。
コイツは甘口であるジョニ黒とは正反対の、辛口でキリッとした切れ味が特徴のスコッチウィスキーです。
久し振りに口当たりが変わったせいか、普通に1本空けてしまいました。
で、翌朝はどうだったのかと言うと、二日酔いはありませんでした。
ところが、階段の上り下りで左膝に痛みを感じました。
前の日のゴルフ練習を頑張りすぎたせいだと考えました。
ところが、左の肘にも痛みがあるようなのです。
その瞬間に思い出がよみがえりました。
前の晩に台所で転倒していたのです。
触ってみると、左の側頭部にタンコブができていました。

ジョニ黒と同じスコッチとはいえ、シーバスには”転倒”という恐ろしい副作用があったのですね。


サラの鍵

2012年03月15日 | 映画


木曜日の午後休診を利用して、新市街の電気館で上記映画を観てきました。
第二次世界大戦下の1942年、フランスはドイツに占領されていました。
その年の7月にドイツ軍の命令によって、パリ警察は、パリに住むユダヤ人1万数千人を拉致して収容所に連行したのです。
10歳くらいの少女サラの家にもパリ警察が押し掛けてきました。
サラは7歳くらいの弟を納戸に隠して鍵をかけます。
連行されたサラは何としても脱走して、弟を救出する必要に迫られます。
一方、サラ一家が連行されて空家となった部屋は1942年の8月から、あるフランス人一家が購入して、現在までずっと住み続けています。
このフランス人一家の長男と結婚したジャーナリストが、この映画のもう一人の主人公です。
過去の記録から、サラの一家が、この部屋から拉致されたことをつきとめます。
更に、どの収容所の死亡記録にもサラの名前が無いこともわかります。
彼女のサラを探す旅が始まります。
これ以上ストーリーを書くのは控えますが、この映画で一番感動したのは2分間ほどのラストシーンです。
こんなエンディングの手法もあるんだなと感心させられます。

この映画は、今までアップしてきた作品の中で、最もお奨めです。

火曜日のボウリング

2012年03月15日 | ボウリング
ラウンドワン田崎店へT君と行ってきました。
途中で妹も2ゲームだけ参加しました。
妹は素人の女性が130以上でもらえる景品と、照明を落とした状態で男性ならストライク、女性なら9本以上倒したならもらえる景品を、
なんとストライクでゲットしました。勝負強い女です。
私の結果は、使用球:サハラで
214,216,215,195,236でした。
5ゲーム投げたところで、予約しておいた飲み屋の時刻が過ぎたので、6ゲーム目は中止して近所の”居酒屋蓮”に移動しました。

T君の体の謎

2012年03月14日 | T君ネタ
近所の開業医仲間で高校の後輩でもある42歳のT君は大酒飲みです。
180cm、84Kgのマッチョである彼は、毎回、生ビール2杯を素早く胃袋に流し込むと、その後延々と焼酎のロックを飲み続けます。
類は友を呼ぶことから、私のまわりには酒飲みが多く、私もその中で酒豪と呼ばれてきたのですが、T君は別格です。
T君との付き合いは、未だ3,4年で、当初は彼のおかわりのペースについて行こうとした時期もあったのですが、最近ではあきらめています。
T君は酒豪であるのと同時に健啖家でもあります。
以前”歩くポリバケツ”とアップしましたが、彼との飲み方は、安心していろんなメニューをオーダーできるので、小食家の私にとっては大歓迎です。
そのT君が昨日の昼休みに当院を訪れました。
出入り業者を集めての勉強会で、彼の専門である糖尿病についての講演を依頼したからです。
このチャンスを逃さずに、私はスタッフに命じて、T君に対して強制採血を行いました。
彼の肝機能障害や高脂血症を証明したかったからです。
先ほど結果が出たのですが、それは意外なものでした。
GOT:21  GPT:22  γ-GTP:70 ChE:309
総コレ:184 中性脂肪:100  LDLコレ:101
BUN:12.7  クレアチニン:0.81  尿酸:6.7 とすべて正常値でした。
糖質、炭水化物制限をせずに、食べまくり、飲みまくりのT君の体は、いったいどんな構造になっているのでしょうか。

3月の採血結果

2012年03月13日 | 糖質制限食
総タンパク:6.8  アルブミン:4.7  A/G比:2.2  ALP:106  GOT:32  
GPT:27  γ-GTP:27  ChE:278  総コレ:226  中性脂肪:146  
HDLコレ:86  BUN:21.0  Cr:0.71  尿酸:6.1  Na:141
Cl:102  K:4.03  Ca:8.9  Mg:2.3  Fe:64  Amy:100
HbA1C:5.0  血糖:110  動脈硬化指数:1.6
総コレ以外はすべて正常値でしたが、中性脂肪がジワリと上昇してきました。
原因としては揚げ物の衣が影響しているのかも知れません。
最近は64Kgの体重を維持するために昼食をしっかりと摂るように心掛けています。
ケンタッキーフライドチキンやほか弁の唐揚げと肉野菜炒めが中心なのです。
それにしても自分が痩せない努力をするようになるとは夢にも思いませんでした。
XLサイズのポロシャツはすべてLサイズに買い替えです。
夏ズボンもすべて買い替えです。
うれしい出費だと思います。

あつまるレイクカントリークラブ

2012年03月12日 | ゴルフ



昨日は妹と開業医仲間のSちゃん、T君とラウンドしてきました。
結果は私が106打の34パット、妹が100打の41パットでした。
インスタートで10番11番を連続パーという絶好の滑り出しで前半は46打とよく耐えました。
午後もパースタートだったのですが、3番の第2打を2連続OBしてから流れが変わり4番では寄せをトップしてOB。
以後はズタボロでした。
最近ズタボロでのホールアウトが続きます。
妹は体力が落ちてきているせいじゃないかと指摘しますが、認めたくありません
最後の4ホールで私は11オーバーだったのですが、妹は4オーバーに踏みとどまって、スクラッチでも完敗でした。
妹のゴルフは飛距離が足りません。
乱視があるのでパットが入りません。ホールが実際よりも右にあるように見えるのです。
上り下りも見えません。他人に尋ねてからパットしますが、傾斜の程度が見えないのでは寄るはずも有りません。
40パットを切ることは稀です。
ごく短い寄せも最近は不調のようです。
それでも同じフロントティーから100にまとめてくるのですから頭が下がります。
というよりも”頭が上がりません”というべきでしょうか。
私達兄妹のルールでは、最後のゴルフで勝った方が、次の勝負まで、上から目線でゴルフの能書きを垂れることが許されるのです。
負けた方は、師匠に接するかのように、”はは。ごもっとも。”とへりくだらねばなりません。
今夜の飲み会が不安です。

マーガレットと素敵な何か

2012年03月12日 | 映画


一昨日の土曜日は新市街の電気館で上記映画を観ました。
ソフィー・マルソー主演のフランス映画です。
分単位の忙しさの中で、テキパキと仕事をエネルギッシュに片付けていく40歳のエリートキャリアウーマンが主人公です。
同僚でもある彼氏からプロポーズされ、大事な交渉の責任者に選ばれるなど、恋も仕事も絶好調な人生を送っています。
そんな彼女に手紙が届きますが、その送り主は7歳の時の彼女自身だったのです。
7歳の時に、マーガレットの家庭は破産して、父親は蒸発、弟と3人の母子家庭で悲惨な生活を送っていました。
そんな中で、マーガレットは、自分の将来の夢をいくつか書き記し、40歳になった自分自身に送り届けるようにと、田舎町の公証人に数通の手紙を託したのです。
悲惨な過去を封印して生きてきたマーガレットは、手紙を読むにつれ、現在の自分が、かつて思い描いていた自分とは、ほど遠いことに気付きます。
最後は、仕事を辞めて、カレシの子供を宿すというオチでした。

ソフィー・マルソーという名前は知っていましたが、映画を見たことも無く、あまり興味はありませんでした。
しかし、今回観て驚きました。美熟女ですね。
日本人のスタイルが欧米化されてきたとも言われますが、マダマダであることを思い知らされるような素晴らしいプロポーションです。

ただ、この映画の主役のキャラクターは少なくとも日本人男性には全く受け入れられないでしょう。
自信過剰で傲慢で、他人に対して”上から目線”で物を言い、自分の時間が他人によって浪費されることをひどく嫌うのに、
自分はそれを平気で他人に強要するなど、”ナニサマのつもりだ!”と張り倒してやりたくなるようなキャラです。
こんなデキソコナイの女が改心して優しい女になるなどあり得ません。

小学生時代によく読んだ勧善懲悪物の定番で、”やつけられた悪者が、謝って、許されて、みんなで楽しく暮らす”というストーリーを、なんだか腹立たしく思っていました。
幼心にも、それが嘘であることに感づいていたのでしょうね。