福島みずほとの対談本で、中身は安倍政権の戦争法案への批判です。
この意地悪化する日本というタイトルに共感して購入したのですが、思わぬ拾い物でした。
なぜならば、内田樹という人物に感動してしまったからです。
1950年に東京で生まれて、当時、東大合格者数ナンバーワンであった日比谷高校に入学しますが、成績はビリだったそうです。
あげくの果てには、高校2年生の時に素行不良で、退学となってしまいます。
大学入学資格検定に合格しますが、京都大学の入試に失敗しています。
京都大学を選んだのは、その年の東大入試が学園紛争で中止されたからでしょう。
一浪して東大の文Ⅲに入学し、仏文科を卒業します。
さて、ウィキペディアで調べてみると、肩書は神戸女学院名誉教授、京都精華大学客員教授なのですが、
続いて、哲学研究者、思想家、倫理学者と紹介されています。
思想家ですか...... 凄いですよね。他に誰がいるのでしょう? チョット思い浮かびません。
とにかく日本語がしっかりしているし、目のつけどころや切り口が斬新なので、快感さえ覚えます。
ブログサイトも持っておられるし、多数の著書を執筆されています。
とりあえずは 3冊ほどオーダーしました。
当分は内田樹 ( うちだ・たつる ) で楽しめそうです。