はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

絶望的

2013年08月30日 | 由真ネタ
連日、由真の学力テスト直前の一夜漬け特訓に追われています。
数学、英語、歴史、地理、化学反応、電流、生物学、天気、国語を10日間で仕上げねばなりません。
基本的には不可能です。
絶望的な状況の中でもがいています。

でも、なんだか懐かしい気持ちになるから不思議です。

2日の日曜日はゴルフに行きたかったのですが、家庭教師に変更です。
再び、担任に呼び出されることを夢見て頑張ります。

久々のチャレンジマッチ

2013年08月27日 | ボウリング


昨夜は、しつこく電話で誘いを受けて、シブシブとチャレンジマッチに参加しました。
ゲストプロは小林哲也と望月理江です。
1週間前に、久しぶりに練習したのですが、案の定、指穴がブカブカで、ボールを落とし気味でした。
それを嫌って、握りしめて投げたものですから、親指の腹側の皮が剥けて出血してしまいました。
上記写真の湿潤療法グッズで治療して、さらにボールの指穴も調整して2日前に練習することができましたが、
付け焼き刃であることは否めません。

結果は:208,164,193,231で TOTAL:796ピン AVE:199 に終わりました。
年寄りハンディが1ゲームにつき10ピンですが、この点数では6位に入るのがやっとでした。
しかも、商品は優勝、2位、3位、4位、5位、7位、10位、15位、BBですからゲットできませんでした。

しかし、運がいいことに、、前半2ゲームは男子プロと、後半2ゲームは女子プロと同じレーンで投げることができました。
男子プロは今風のしっかりと指にかけた高速回転のボールを投げます。
ただし、この夜はオイルこそたっぷりと入れられていましたが、ショートオイルで、ボールが曲がりすぎる傾向にありました。
プロの、ただでさえも曲がりすぎるような球筋ではアジャスティングは困難だったようです。
2ゲーム目が早く終わったので、女子プロを見学に行ったのですが、1フレからストライクを6個続けていました。
私達にとっては珍しくもありません。
パーフェクトは12個続けねばなりませんので、未だ半分にしか過ぎないのです。普通は誰も騒ぎません。
ただし、8個続くと9フレからは全員が集まって応援します。
昨夜もそのパターンでした。
さて、9フレもストライクだった望月理江プロですが、10フレの1投目を、やや出し過ぎてしまいました。
しかし、球はどうにか戻ってきてストライクです。プロもラッキーを自覚して胸をなで下ろしていました。
パーフェクトを目撃するのは10回目くらいですが、どれもラッキーなストライクが一つか二つはからんでいました。
望月プロもそのパターンでした。
11投目と12投目はみごとなジャスポケでパーフェクトを達成しました。
ラインは右足24枚目からの14枚目膨らましでした。

300をたたき出して、望月プロが私達のレーンに移動して来ました。
前のレーンと同じラインで投げましたが、曲がりすぎます。少しずつ立つ位置を左に動きながらアジャスティングしていきます。
結局は右足27枚目からの17枚目膨らましだったのですが、これって単なる平行移動ではありませんか。
つまり、望月プロは常に右足と狙う板目の幅を10枚に固定しているようです。
目から鱗のようなシンプルな作戦ですが、試してみる価値はありそうです。

300を出した望月プロと一緒に投げて、2ゲームとも勝てたことはチョッピリ自信にもなりました。
最後の記念写真撮影では年寄りの厚かましさを発揮して、チャッカリと女子プロの隣のポジションに収まりました。
内気であった青春時代は、どこに飛び散ったのでしょうか?




湿潤療法

2013年08月26日 | 医学


夏井睦氏は1957年生まれで東北大学医学部出身の形成外科医です。
1990年代後半から
①傷は消毒するな 
②傷は乾かすな  
との主張を表明してこられました。

では、擦り傷やヤケドに対して、どのように処置するかといえば、
①タオルなどで患部を押さえて出血を止める。
②水道水で患部を洗い流す。
③傷を覆う。
ドラッグストアで入手できる商品である、プラスモイスト、ハイドロコロイド被覆材を使用するか、
調剤薬局で入手できる白色ワセリン、プロペトなどを塗って、サランラップで巻いてもOK
時々、貼り替えるるか塗り替える。
これを、”湿潤療法”と名付けて、インターネットのホームページ、”新しい創傷治療”で紹介し、広めてこられました。

糖質制限と同様に、湿潤療法も普及していき、最近では、オペ後も縫合部位を消毒しない施設が増えているのだそうです。
しかし、熱傷(ヤケド)学会のスタンスは真逆です。湿潤療法の禁止令を出そうと画策しているそうです。
理由は明らかで、皮膚の移植手術が実質的にゼロになってしまうからです。
実に簡単なオペなのに、ちょっと広い面積の皮膚移植でも40万円もの売り上げになるのです。
オペがゼロになれば病院の経営が悪化することが目に見えているからです。

夏井先生は、2008年の学会で、現在の日本形成外科学会理事長に、”こんな熱傷治療をしていると認定形成外科医として
認めるわけにはいかない!”と恫喝されてしまいました。
湿潤療法を止めるわけにもいかない夏井先生は認定医を返上しました。
さらに、”こいう恫喝教授が牛耳る会に会費を払い続けるのはドブに金を捨てるようなものだ!”と年会費の支払いもストップしました。

江部先生と同様に、これまでの常識的な治療に捕らわれずに、自分が確認した正しい治療を貫くという、へそ曲がり精神の持ち主です。

この本は、そういった二人の対談集です。
とにかく面白く、読みながらワクワクしてしまいました。
利口なお二人が、実に無駄がなく、明解な日本語でテンポ良く話されます。
テーマに関わらず、頭の良い人同士の会話というものは、チョットしゃれた小説よりも、私にカタルシスをプレゼントしてくれます。

由真の家庭教師

2013年08月23日 | 由真ネタ


一昨日から、由真の家庭教師を始めました。
実力テストは9月3日と4日です。
国語、地理、歴史、数学、理科(物理、化学、生物)、英語の中1、中2全体が試験範囲です。
それを10日間で教え込まねばなりませんが、私の腕の見せ所です。
昨年の英語のように、担任を驚かせてやるつもりです。

昨日と一昨日は漢字の特訓でした。
今日は数学を教えていますが、驚くほどに落ちこぼれています。
円錐の体積の公式も、球体の表面積、体積の公式も知らないのです。
妹のために念のためにアップしておきますが、それぞれ、底面積×高さ×3分の1、4πrの二乗、3分の4πr3乗です。

ところで由真のゴルフですが、8月5,6日に、熊本空港カントリークラブで開催された、”TKU九州ジュニアゴルフフェスティバル”に出場して、
県内外の高校生達と戦いました。
結果は難しいフルバックから75、77とまとめてトップタイとなり、プレーオフに進出しました。
プレーオフでは惜敗して2位に終わりましたが大健闘でした。

そしてこの模様は8月25日の日曜日、午後3時からTKUテレビで放映されるのです。
キッチリ録画予約を設定しました。

なお、このTKU2位の成績で、やはり空港CCで開催される、熊本県のクラチャン大会への出場権をゲットしました。
メンバーでもなんでもない中学生が、バリバリのシングルさん達とまわって、どの位戦えるのか楽しみです。

景品詐欺

2013年08月22日 | 時事ネタ
漫画の週刊少年チャンピオンなどの発行元である秋田書店が、読者に対する懸賞サービスで、
景品を半分以下しか発送していなかったことが発覚しました。
この手の犯罪は内部告発でしか発覚しようがありません。
氷山の一角のようにも思えます。

私は人生で、懸賞に応募したことはガキの頃から数えても10回はありません。
しかし、2回も当選した経験が有ります。

15年ほど前ですが、当時の私は、”九州スポーツ”というスポーツ新聞を購読していました。
おそらくは、”東京スポーツ”の九州版でしょう。
その懸賞で、”九州ジャズ喫茶めぐり”という本を抽選で5名にプレゼントするという企画がありました。
宮崎にある有名なジャズ喫茶のマスターが著者という、店頭にならばないようなレア物でした。
私はもちろん応募しましたが、当選確率を上げるために、クリニックのスタッフ3名にも頼み込んで応募してもらいました。
すると、2週間後くらいに、私宛に、その本が届きました。当選したのです。
九州で5人しか当たらないのですから、素晴らしいラッキーです。
その本は一気読みしてしまいましたが、まあ面白かったです。

ところが、その翌日ですが、出勤してきたスタッフが、”私も当たりました。”と、その本を持ってきました。
そして、なんと、残る二人のスタッフも、その本を持って来るではありませんか!

つまり私を含めて、4人全員が当選したのです。

考察してみれば、かなりマニアックな本ですので、応募者が殆どいなかったのでしょう。
前日の喜びが半分以下にしぼんでしまいました。

永遠のゼロ

2013年08月21日 | 読書


百田尚樹の最初のヒット作とのことで読んでみました。
”海賊とよばれた男”を凌ぐエンタメ小説です。

ゼロ戦と呼ばれた戦闘機で神風特攻隊として戦死した男がいました。
男には妻と幼い娘がいました。
妻は再婚して夫と二人で娘を育てます。
その娘は成人して結婚し、長女と長男を産みます。
この物語は戦後60年経って、30歳になった、その孫娘が、ひょんなことから、戦死した祖父に興味を抱くところから始まります。
祖母からも殆ど話を聞いたことが無かったのです。余りにも戦死した祖父の情報が無さ過ぎるのです。
孫娘とその弟に、戦死した祖父のことを知っている人々を訪ねさせて、その思い出話をアップしていくことで、この小説は成り立っています。

構成もしっかりしているし、オチも意表をつかれるし、文句なく面白い作品です。
作者は、当然ながら太平洋戦争を綿密に調べ上げていて、日本軍の作戦失敗を次々と明らかにしていきます。
まあ、半分くらいは私でも耳にしたことがある作戦失敗ですが、百田尚樹はその失敗した理由について、持論を展開しています。
また、これも、彼の持論でしょうが、特攻隊の生き残り老人の口を借りて、新聞記者に対して、支那事変から5.15、2.26
真珠湾攻撃など、持続して国民の戦意を高揚させ、大本営発表をそのまま報道するだけの国賊ジャーナリストだったと非難します。

感動で涙がこぼれる部分が何度か出てきますので、涙をふいた直後のぼんやりとした目で読まねばならぬ状態を経験しました。

あわや世紀のミスジャッジ?

2013年08月20日 | 時事ネタ
昨日の甲子園での富山第一と延岡学園戦で、球史に残るような不可解なジャッジが発生しそうになりました。
いや発生したと言ってもいいのかも知れません。

9回表、4対4の同点で、富山第一の攻撃は、ワンアウト一三塁の場面でした。
富山第一の打者のセカンドゴロに対して、延岡学園はみごとなダブルプレーを完成させて、チェンジとなりました。
ところが、このプレーの直前に、投球練習のボールが外野に転がったために、レフトの線審がタイムを宣告していたそうなのです。
ピッチャーもバッターも主審も内野手も誰一人気づいてはいませんでした。
レフト線審のタイム宣告は主審にも全く通らなかったのです。
主審が気づけば即座にプレーは中断されたでしょうが、ダブルプレーが宣告された後に、タイム宣告が優先されて、
ダブルプレーは取り消され、やり直しが命じられました。

例えば、ピッチャーが投球動作に入ってから、バッターがタイムをかけても認められません。
投じられた球が、ストライクならストライク、ボールならボールが宣告されます。
つまり、間に合わないタイム宣告は認められないのです。
この試合でもレフト線審のタイム宣告は主審に伝わらず、ピッチャーの投球を阻止できなかったので、
間に合わなかったタイム宣告として無効とするべきでしょう。
たまたま延岡学園が続く二人の打者を三振に打ち取って点を与えずに、さらに延長戦でサヨナラ勝ちしたために、
それほど問題にはなりませんでした。
しかし、もしも、やり直しのプレーで富山第一に得点が入り、そのまま勝利していたならば球史に残るような大問題となったはずです。

一番ホッとしたのは審判団だったのかも知れません。

プリズム効果

2013年08月19日 | ゴルフ
昨日も妹と阿蘇グランビリオをプレーしてきました。
私の1番でのティーショットはスプーンで引っかけだったのですが、なんとか左のファーストカットにありました。
その球をPWで打とうとしたのですが、その時に、手袋をし忘れていることに気づきました。
耄碌でしょうか、初めてのことです。
PWでのショットはひどいダフリで10ヤード近くショート。
寄せもオーバーして2パットのボギーがやっとでした。
2番のテーショットはチョロで20ヤードしか転がらず、その後もダフリやシャンクを繰り返して9を叩いてしまいました。
やることなすことすべてうまくいきません。
”なんでだっ!”とわめいたところ、妹に指摘されました。”メガネが違うんじゃ無い?”と。
なんとゴルフ専用メガネにかけ直すのを、うっかりしていたのです。

老眼鏡にはプリズム効果という現象があって、1m先の物体は実際よりも1cm遠く、1cm高い所にあるように見えるのです。
ゴルフスイングの時の目と球の距離は2m近くありますので、芯でヒットすることは不可能ですし、シャンクも頻発します。
以前に試したことがあるのですが、普通の老眼鏡でゴルフをする時には、実際のボールの1個手前の仮想ボールを打てば
ナイスショットになります。
私は数年前から、近所の眼鏡屋さん(メガネの米沢西回りバイパス店)に相談して、目から2mぐらいの距離でのプリズム効果を最小に設定されたメガネを
特注で作ってもらっています。

ゴルフ専用メガネで少しは持ち直しましたが、スコアは伸びず、妹も前半はなんとか耐えたものの、後半に崩れて低調でした。
途中で妹が、”さまよう”という言葉を使ったので、漢字でどう書くかという問題を提案しました。
私の頭の中では、”ホウコウう”という漢字がぼんやりと浮かんでいました。
そしてホウの字はギョウニンベンに方のような気がしました。
コウは皇室の皇の字が入っていたように思えましたが、ヘンやツクリが分かりません。
やけくそで、これもギョウニンベンだと主張しました。
今日、検索してみると、”彷徨う”でピンポンでした。
自分で一度も書いたことがない漢字を正解するのは快感です。

妹は、”徘徊”のような漢字だと主張しましたので、私は、”お前はボケ老人か!”と突っ込みを入れました。

偏差値80台?

2013年08月17日 | 日記
昨日、私のブログへの訪問者数は174人でした。
これは、私が利用している、”gooブログ”では、191万7296ブログ中6634位です。
これって、大学入試の模擬試験で言うなら、偏差値は優に80を越えていますよね。

ところで174人の訪問者ですが、私にはどれほど想像力を働かせても100人どころか、50人くらいの顔しか
思い浮かべることができません。
おそらくは、見ず知らずの方々に訪問していただいているのでしょう。
ところが、その方々に訪問していただける理由が、よく分かりません。
ゴルフは下手くそですし、最近ではボウリング場にも足が遠のいています。
糖質制限についても、最近は新ネタがありません。
映画も今年は未だ2本しか観ていません。
読書だけは続けていますが、いわゆる、”小説”というジャンルに手を出すことが、極端に少なくなっています。
T君ネタや妹ネタが受けているのでしょうか?

今日、人気ブログランキングに登録してみました。
初心者ゴルフ、ボウリング、糖質制限、酔っぱらい、の各ジャンルを登録しました。
それぞれのジャンルからの検索でヒットされやすくするためです。

とりあえずは毎日200アクセスを目指します。

連チャンゴルフ

2013年08月16日 | ゴルフ
14日と15日は盆休みを利用して連チャンで阿蘇グランヴィリオをプレーして来ました。
ゴルフの連チャンは、私にとって人生で2回目か、あるいは3回目かの、ごく稀な出来事です。
14日は97打の41パットでしたが前半ボロボロだったショットを後半立て直すことができました。
自信を持って15日の妹との決戦に臨みました。他の2人はT君とKON’Sの吏菜ちゃんです。

まずは、妹が1番の2打目を引っかけてOBとし、トリプルスタートとなりました。
私は妹のOBを殆ど見たことがありません。(池ポチャは何度も目撃していますが)
実に珍しい出来事でした。
ところが2番では私のティーショットが左の木の真後ろに行く不運もあってトリプルとして、すぐに追いつかれます。
3番のロングでは、T君がティーショットとグリーンを狙った6打目をOBとして10を叩きます。
吏菜ちゃんは9番のロングで4打目を打ち越して、極端な打ち上げの、寄るはずもない寄せを打つはめに陥り、トリプルとします。
結局前半は私とT君が47、妹が48、吏菜ちゃんが49という接戦で終わりました。

昼食の時に私は、”難関の11番ミドルホールで勝負は動くだろう。”と予言しました。
そして私の予言は的中します。
私のティーショットは左の池に一直線でした。
池の手前からのFWでの3打目はチョロでグリーンまでは、まだ160ヤード以上残りました。
狙えない距離では無いのですが、失敗して引っかけたらゲームセットですのでPWで刻みました。
ところが、そこからのSWでの寄せを引っかけて池ポチャとしてしまいました。
同じ池に2回もたたき込むというオバカを演じてこのホールを9とし、一気にビリに後退してしまいました。
それでも、その差は僅か1,2打です。
このホールではT君もトリプルとして一歩後退でした。
ところがT君は12,13,14番を連続パーとしてトップに躍り出ます。
私はといえば、13番のサービスロングでまたもや池ポチャとOBをやらかして10とし、終戦を迎えてしまいました。
しかし、トップに立ったT君は15番でトリプルを打つと、16番ではガードバンカーから何度も脱出できずに。
あげくの果ては、アンプレーヤブルとして10をたたいてしまいます。
この時点で、10番こそダボとしたものの、11番以降を二つのパーと四つのボギーでしのいできた吏菜ちゃんがトップに立ちました。
妹とは3打差、T君とは4打差です。
17番のショートは全員がパーとして、差は変わりません。
最終18番ですが、妹は難しい打ち上げの第二打を執念で2オンさせました。
しかし20ヤード近いファーストパットは芯をはずして10ヤード近くもショートしました。
なおかつ、T君の3打目はカップまで1mチョイですのでパーが濃厚です。
つまり、妹はそこから3パットしたならばT君にも逆転されるかもしれないという窮地に立たされたのです。
結果はT君はパーを取り、妹は何とか3パットのボギーで納めました。
優勝は吏菜ちゃんで92打、T君と妹が同点で95打、私は102打で39パットに終わりました。
2つのホールでのそれぞれ2回ずつの池ポチャOBが敗因でしょう。

見所はいくつか有りましたが、ベストショットは4番パー3での吏菜ちゃんの5番アイアンでしょうか。
美しいドローで放物線を描き、打ち下ろし160ヤード先の旗の手前ワンピン近くにナイスオンでした。
バーディーパットをショートさせた1mをはずしてボギーとしたのはご愛敬でしょうか。
このホールでは私と妹はグリーンの左手前7,8ヤードにはずしていました。
まず、私の寄せですが左のカラーを利用したSWでの転がしがスライスラインに乗って、カップの右10cmに止まりました。
まぐれです。
しかし、それを見て、私とほぼ同じ場所から放たれた妹の寄せは、ビデオの再生かと思われるほど私と同じラインを描き、
これまたカップの10cm右に止まったのです。
これは明らかに技術です。
悔しいけれども一瞬、妹を尊敬してしまいました。

爪と目

2013年08月12日 | 読書
今年の芥川賞受賞作です。
はじめてあなたと関係を持った日、帰り際になって父は「きみとは結婚できない」と言った。
という文章で始まるのですが、これだけで、この二人称小説の語り部が、この父の娘であり、あなたというのは父の愛人であるということを、
即座に理解することができませんでした。
結局3ページ目の、父はもちろん、彼の一人娘のはなしを、わたしのはなしをしているのだった。
というくだりで理解するのですが、それまでは混乱した頭のまま、文章を読まされてしまいました。

読書の醍醐味は、なんとなくわかっているけれども、すっきりと説明することができないような心の動きを
クリアーな文章で表現されていることへの、”そう、そうなんだ!”という共感にあるそうです。

わたしが共感できた部分をアップしてみます。

あなたの容姿はは、取り立ててすぐれたものではなかった。
多少愛嬌があるといった程度だったが、男性の気を惹くにはあなたの持っているものだけでじゅうぶんだったし、
なによりもじゅうぶんだということをあなた自身がよく知っていた。
あなたには、男性が自分に向けるほんのほのかな性的関心も、鋭敏に感知する才能があった。
しかもそれを、取りこぼさずに拾い集める才能もあった。
植木にたかる羽虫を一匹一匹指先で潰すようなものだった。
あなたは手に入らないものを強く求めることはせず、手に入るものを淡々と、ただ、手に入るままに得ては手放した。
決して面倒くさがらず、また決して無駄な暴走をすることもなかった。
それがあなたの恋愛だった。


国内で、長く記憶されることになる天災が起こった。あなたはそのことをテレビの速報で知った。
被害の甚大さに動揺し、悲しむ同僚たちに混じって、あなたもまた動揺し、悲しみに暮れたが、ひとりになるたびにきれいに忘れた。
あなたは恐怖しなかった。
いつか、それが今ではないだけでいつか、自分の身にも同様の惨事が降り掛かるかもしれないと考えたことはあった、いいえ、
考えてさえいなかった。
それは同僚の誰かが言ったことだった。あなたは認めた、そのとおりだと言った。怖いと言った。言っただけだった。
恐怖はつるつるとあなたの表面を滑っていった。あなたは恐怖を指先でもてあそび、目もくれなかった。


この小説は、実の母親の突然死にともなって、後妻として入り込んできた女を、3歳の娘が冷ややかに観察して、
”あなた”という二人称を駆使して表現していくストーリーです。
ストーリー自体は、これといって怖い部分も、面白い部分も印象には残りません。
しかし、ここ数年の芥川賞の中ではイチオシです。
というか、私が芥川賞受賞作を推奨すること自体が珍しいような気がします。

海賊とよばれた男

2013年08月08日 | 読書


この2日間は読書に、はまってしまいました。
百田尚樹の作品を読むのは初めてでしたが面白いですね。
エンタメ小説としての完成度は非常に高いと思います。
基本的なトーンとしては、”意気に感ずる”ということでしょうか。
主人公の生き様、モットーに、多くの人物が惚れ込み、彼と人生をともにすることで、自分の人生を豊かなものにしていきます。

出光興産の創業者である出光佐三をモデルとした、ノンフィクションに近い作品です。
現在の神戸大学を卒業しながらも、小さな個人商店に就職し、丁稚として商売のノウハウを覚えようとすることから、
彼のキャリアはスタートします。
その後90歳を過ぎるまで、波瀾万丈の人生を歩むのですが、”士魂商才”すなわち、”武士の心を持って商いせよ”を座右の銘として生き抜きます。
珍しいことに、この作品には女性がほとんど登場しません。
最初の妻、ひいきにした芸者、二番目の妻が出てきますが、いずれも些細な脇役に過ぎません。
この作品は、あくまでも、男による男達のための物語なのです。
女性読者は感動できるのでしょうか?

ダウンブロー

2013年08月05日 | ゴルフ
ダウンブローに取り組んできましたが、少し、自分の形というものができあがりつつあるようです。
昨日も、雨模様の中、由真を阿蘇グランヴィリオの西コースに連れ出しました。
1番パー4のスプーンでのティーショットは右にフカしてワンペナでしたが、そこから150ヤードを7番アイアンでナイスオンし
ボギースタートでした。
2番パー4はスプーンでのティーショットが右の深いラフ。そこからチョロして5ヤード先のラフ。
そこからの3打目は引っかかって左のラフでグリーンエッジまでは未だ70ヤードありましたがSWでナイスオン。
結果はダボでしたが、いつもの大崩れには至りませんでした。
3番のロングのスプーンでのティーショットは240ヤード飛んでフェアウェーセンターでした。
しかし2打目の5番ウッドは芯を捉えたのですが、右のラフを突き抜けそうな地点まで飛んで、木がスタイミーでグリーンが狙えません。
しかし、刻んで、70ヤードをSWでナイスオン、ボギーにとどめました。
4番の打ち下ろしのショートは7番アイアンでのショットが手応え十分で、ピンに向かって飛んだのですが、アゲインストと
降り出した雨粒にたたき落とされて、2mショート。バンカーで目玉となりました。
AWで脱出はできたものの、止まらずにグリーン奥まで行ってしまい、そこからの3パットでダボとしました。
5番ミドルのスプーンもフェアウェーど真ん中へのナイスショットでしたが、雷が鳴り始めましたので、そこまでで中止としました。

私は雷が大嫌いです。
雷に打たれるのは確かに怖いことです。
しかし、それ以上に怖いのは、雷に打たれて死んだ後の私の葬式です。
参列者は、きっと、心の中で、”やっぱり長谷川さんに天罰が下った。”と思うに違いないからです。

負けず嫌い

2013年08月05日 | 日記
世界水泳も瀬戸大也の400個人メドレー金メダルに、男子400メドレーリレーの繰り上げ銅メダル獲得という
ハッピーエンディングに終わりました。
連日の萩野公介の活躍にも満足させられました。
萩野公介君は、”負けず嫌い”だそうです。

私はこの、”負けず嫌い”という日本語には昔から疑問を感じていました。
”負けず”とは、”雨にも負けず、風にも負けず”のごとく、”負けない”という意味でしょう。
すると、”負けない嫌い”となり、”負けないって嫌だなー”になってしまいます。

したがって、”負けず嫌い”は、正確には、”負ける嫌い”、あるいは、”負け嫌い”と表記するべきではないでしょうか。

つぎに、反意語を考えてみると、さらにややこしくなります。
聞いたことはありませんが、”負けず好き”でしょうか? この方が反意語では無く、同義語の正しい日本語バージョンに聞こえます。
ですから、正しい反意語を作ってみると、”負け好き”あるいは、”勝ち嫌い”でしょうか。そんな奴が居るわけ無いっ!
つまり、”負けず嫌い”は、スポーツ選手ほぼ全員にあてはまるような、それゆえ意味のない日本語のように思えます。
成功した選手に対して、”小さい頃から負けず嫌いだった。”と評価し、そのことこそが成功した理由のように喧伝するマスコミにも
責任があるように思えます。

反意語ではありませんが、無理矢理反対の意味の日本語を探せば、”勝ち負けにこだわらない”、”勝ち負けに無頓着”でしょうか。

ほとんどの言葉には反意語があり、反意語のない単語はあやしげな単語だと、若い頃教えられた記憶があります。
”負けず嫌い”は反意語が無い怪しげな単語であり、文法的にも間違っていると思います。


自分の骨髄液での再生治療

2013年08月05日 | 医学
今朝の読売新聞に、札幌医科大学の本望修教授が、脳梗塞後遺症の患者に対して実施している、再生治療の臨床試験に関する記事
が掲載されました。

まず患者から骨髄の細胞を数十cc採取。
神経の細胞などのもとになる「間葉系幹細胞」を1万倍に増やして静脈に点滴で戻す。
点滴した細胞の5%から10%が脳梗塞の患部に集まり、細胞が出す「栄養因子」で傷ついた神経細胞を助けたり、血管を新生したり、
神経細胞を再生したりするなど、複合的な治療効果があると期待している。

2007年から12人の脳梗塞患者に実施したところ、全員になんらかの運動機能改善が認められた。

失語症も出ていた40代の男性は、発症2ヶ月後に治療を受け、全く動かなかった右手が、1か月後にはある程度動くようになった。
半年後には、箸を使ったり、鉛筆で字を書いたりでき、日常会話もできるようになるまで回復した。

左半身運動麻痺になった50代の男性のケースでは、治療の翌朝、指が動かせるようになり、2週間後に肩も上がるようになった。

しかも、すべての症例が、発症から1ヶ月半以降に、初めて治療が実施されています。治療効果を検証するためです。
脳卒中のリハビリは早く開始するほど有効です。効果は漸減していき、数ヶ月で後遺症は固定されてしまいます。
1ヶ月半も経過して、症状が固定されかかった症例に対して、これほど著効が認められるのは驚きです。
もしも、発症後まもなくに、この治療が施されたとしたら、どうなるのかと、想像するだけでワクワクします。

いわば、簡易版IPSとも言えるこの再生治療をマスコミが大々的に報じないのが不思議です。