オオルリシジミは、安曇野と阿蘇のどこかにだけ生き残っている絶滅危惧種の蝶です。その食草が『クララ』で、食べるとクラクラするほど苦いから「クララ」という名前がついたそうです。2年前にホームセンターで買った苗を植えたら、ヒョロヒョロした60センチほどの草になりました。
クララは宿根草で、冬は枯れますが春にまた生えてきます。去年は1メートル50センチの茎が4本立ち上がり、花が咲き、米粒ほどの豆ができました。(マメ科の植物です)去年の暮れ、その豆を播いたら、芽が出てきました。
「よーし、もう苗を買わなくてもこれで増やせるぞ。昔はうじ虫退治のために便所のそばに植えたというから、ムシ防除に役立つかもしれん」と喜んだのですが、冬の寒さで芽は全部消えてしまいました。「安曇野で生えるのだから寒さなんか平気だろう」と思ったのがまちがいでした。
写真はクララです。宿根草ですから同じところに生えてきました。はじめから太い茎です。どうやら3年目で一人前の草になったようです。今年はちゃんと豆を収穫して、来年の春に播いて苗をつくります。
畑は仕事がいっぱい。きょうは耕運して畝をつくりました。きのうまでに刈った草は燃やして、草木灰をつくりました。道子さんはキャップをかぶせて夏野菜を植えました。