古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

今年はコイモの「芽出し」をしてから植えました。

2013年05月28日 03時37分18秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 2011年(おととし)のコイモの写真です。10センチの深さに種芋を埋めて、芽が出るのを待っています。すると写真のように雑草がワッと生えます。その草に埋もれて、小さいハート型のコイモの葉が中央に見えます。でも芽を傷つけてはいけないので、コイモの芽が伸びて「ここにコイモあり!」とわかるまでただ見守ります。
 コイモの畝沿いに何度も往復して、幾本芽が出たか数えます。それから草抜きにかかります。6月の一番雑草の勢いがいいとき、芽のまわりは手で抜き、畝はクワで削り、土をかけます。手間のかかる作業です。
 で、今年は、あらかじめ耕運機で畝作りをして、黒マルチをかけておきました。陽射しが強くなり、畝が熱を吸収してムシの卵を弱らせるし、雑草は生えきません。コイモは別に土に埋めて、「芽出し」をしました。
 先日それを移植しました。写真のような草は、まだ生えていません。コイモだけが芽を出しています。
 大豆や黒豆も「苗立て」して移植するつもりです。ひと雨降ったら、豆の畝にマルチをかけておきます。
 まわりの田んぼでは、田植えの準備がすすんでいます。水を入れて「代かき」がはじまりました。田んぼに水が入ると、蛙が鳴きます。
 夕方ウッドデッキで蛙の声を聞くと、農耕社会の息づかいを感じます。何百年もの大河のような人の流れが、この地の田んぼを這いずりまわって、苗を植え、草をとり、稲を刈りして、一生懸命生きてきました。
 夕暮れの田んぼを眺めていると、キジが二声鳴きました。
 田舎の音は、情感の底のほうに響いてきます。
コメント
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