最後の風景
病室の窓からは
北病棟に遮られ
関東平野を臨むことができない
窮屈な病室にある
病室で
今年を振り返った
かかわらせて頂いた老人
6人の顏を思い浮かべた
何処で死を迎えるか
自宅 3人
老人保健施設 1人
病院 2人
誰に見守られながら逝くのか
幸せだったかどうかは
あの世に旅立った
本人にしかわからない
最後はどんな風景を見ながら
自分は逝くのであろうか
死ぬとき
自分は何を想うのであろうか
後悔を抱きながらは死にたくないけれど
老いのなかに在る自分は
後悔で燻っている
人生の砂時計ではないが
残された僅かな時間だけでも
後悔はしたくない
自分はどう生きるか
いまなお
悶々としている老いぼれ人
歌を忘れたカナリヤ
空を飛べなくなった鳥
歩けなくなった老人
それでも
生きて良かった、と
感じていきたい
病室の窓からは
北病棟に遮られ
関東平野を臨むことができない
窮屈な病室にある
病室で
今年を振り返った
かかわらせて頂いた老人
6人の顏を思い浮かべた
何処で死を迎えるか
自宅 3人
老人保健施設 1人
病院 2人
誰に見守られながら逝くのか
幸せだったかどうかは
あの世に旅立った
本人にしかわからない
最後はどんな風景を見ながら
自分は逝くのであろうか
死ぬとき
自分は何を想うのであろうか
後悔を抱きながらは死にたくないけれど
老いのなかに在る自分は
後悔で燻っている
人生の砂時計ではないが
残された僅かな時間だけでも
後悔はしたくない
自分はどう生きるか
いまなお
悶々としている老いぼれ人
歌を忘れたカナリヤ
空を飛べなくなった鳥
歩けなくなった老人
それでも
生きて良かった、と
感じていきたい