老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

958 振り返る

2018-12-30 05:16:16 | 老いびとの聲
 振り返る

齢を重ねていくほど
早く過ぎて行く時間

時間は無限にあるけれど
自分に与えられた時間は有限であり
砂時計の如く
時間の砂は落ちて行き
この世にある砂は残り少ない

まだ本当に生きた、と
実感できていない
いまの自分

今年も時間に追われ
気持ちの余裕がなかった

今日為すべきことを
今日に為す

明日にしよう、と
思ってしまったとき
自分に負け
時間に追われてしまう

慢性腎不全症の病い仲良くつきあい
与えられた腎臓(生命)に対し
本当感謝の思いで
残された時間

妻と元気な我家のアイドルbeagle元気と
担当している33人の老人たちと
本当に生きたという実感できるよう
行動を起していきたい

死に向かって
自分は
何をしたいのか
内なる世界のなかで
思索してみた

いまから
凍えるような寒さのなか雪路を
beagle元気と散歩する
元気は雪をみると
尾っぽを左右に振り振りし大ハッスル
雪路だけでなく
人生においても
これ以上転ばぬよう
散歩してこよう