俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

10/23  秋の風

2006年10月23日 | 俳句

『口への字 不言実行 秋の風』
(くちへのじ ふげんじっこう あきのかぜ)




『秋の暮 道行く他に すべはなし』
(あきのくれ みちゆくほかに すべはなし)




『秋深し 隣りは隣り 我は我』
(あきふかし となりはとなり われはわれ)




『我が一句 一語一語に 秋更くる』
(わがいっく いちごいちごに あきふくる)




『白菊か 愛くるしさに 溢る君』
(しらぎくか あいくるしさに あふるきみ)




『月明かり もみじの色も 濃ゆくあり』
(つきあかり もみじのいろも こゆくあり)




『木々の間に もみじ葉赤く 垣間見ゆ』
(きぎのまに もみじはあかく かいまみゆ)




『名園は 山川取り込み もみじ映ゆ』
(めいえんは やまかわとりこみ もみじはゆ)




『秋の風 日毎冷たく 頬たたく』
(あきのかぜ ひごとつめたく ほおたたく)




『渡り鳥 渡る先には 何がある』
(わたりどり わたるさきには なにがある)




『深々と 身に沁む風や 日々強く』
(しんしんと みにしむかぜや ひびつよく)




『雲流れ 色付く山は 秋まみれ』
(くもながれ いろづくやまは あきまみれ)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする