枯れ際を 知りて燃えたる 冬の薔薇
(かれぎわを しりてもえたる ふゆのばら)
16445 【季語】 冬 【季節】 三冬
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山茶花は 散りし後にも 華があり
(さざんかは ちりしあとにも はながあり)
16446 【季語】 山茶花 【季節】 初冬
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鴉除け 無くても良きや 花キャベツ
(からすよけ なくてもよきや はなきゃべつ)
16447 【季語】 花キャベツ 【季節】 三冬
冬満月 嫁に言われて 覗き見る
(ふゆまんげつ よめにいわれて のぞきみる)
16439 【季語】 冬 【季節】 三冬
雲薄く 満月冴ゆる 閑かさよ
(くもうすく まんげつさゆる しずかさよ)
16440 【季語】 冴ゆる 【季節】 三冬
自転車の 軋む音色に 凍てつけり
(じてんしゃの きしむねいろに いてつけり)
16441 【季語】 凍てつく 【季節】 三冬
十九年 震災詠む句 少なきか
(じゅうくねん しんさいよむく すくなきか)
16442 【季語】 震災 【季節】 晩冬
震災=阪神淡路大震災
大震災 命拾いの 歴史あり
(だいしんさい いのちびろいの れきしあり)
16443 【季語】 震災 【季節】 晩冬
震災も 忘れるころか 原発も
(しんさいも わすれるころか げんぱつも)
16444 【季語】 震災 【季節】 晩冬