俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

ご近所散策(JR尼崎、阪急岡本駅、武庫之荘駅)

2014年04月13日 | 写真教室 写真俳句紹介
まずは、JR尼崎近辺

旬過ぎし 垣根の垣根の 桜かな
(しゅんすぎし かきねのかきねの さくらかな)
16567 【季語】 桜 【季節】 晩春


塀の中 みな閉じ込めて 近き夏
(へいのなか みなとじこめて ちかきなつ)
16568 【季語】 夏近し 【季節】 晩春


蒲公英の しぶとき所以か 絮残る
(たんぽぽの しぶときゆえんか わたのこる)
16580 【季語】 蒲公英 【季節】 三春


草花の 色も多彩な 春の午後
(くさばなの いろもたさいな はるのごご)
16581 【季語】 春 【季節】 三春



福知山線脱線事故の現場を訪問。

春霞 危険と感じぬ プロが居て
(はるがすみ きけんとかんじぬ ぷろがいて)
16569 【季語】 春霞 【季節】 三春


列車がマンションにぶつかってコンクリートが削られた跡です。

マンションの裏に献花台がありました。 なぜ、裏なのでしょうか。 これがJRの心なのでしょうね。



岡本近辺(岡本梅園含む)

出迎えは 絵文字に咲きし 桜かな
(でむかえは えもじにさきし さくらかな)
16570 【季語】 桜 【季節】 晩春


猪の 居座り住みし 春の川
(いのししの いすわりすみし はるのかわ)
16571 【季語】 春 【季節】 三春


花見ずに 帰りを急ぐ 訳ありや
(はなみずに かえりをいそぐ わけありや)
16572 【季語】 花 【季節】 晩春


春愁や 葉の上にある 花片に
(しゅんしゅうや はのうえにある はなびらに)
16573 【季語】 春愁 【季節】 三春


窓開けらば 出来る花見に 嫉妬して
(まどあけらば できるはなみに しっとして)
16574 【季語】 花見 【季節】 三春


笠にして 判る国名 夏近し
(かさにして わかるこくめい なつちかし)
16575 【季語】 夏近し 【季節】 晩春


春の昼 靴濡るるを避く 石の上
(はるのひる くつぬるるをさく いしのうえ)
16582 【季語】 春の昼 【季節】 三春


兄妹の 仲の良さにか 水温む
(きょうだいの なかのよさにか みずぬるむ)
16583 【季語】 水温む 【季節】 仲春


夜桜も 期待膨らむ 予感あり
(よざくらも きたいふくらむ よかんあり)
16584 【季語】 夜桜 【季節】 晩春


この一歩 散りし桜の 分岐点
(このいっぽ ちりしさくらの ぶんきてん)
16585 【季語】 桜 【季節】 晩春


仲良きか 椿と桜 張り合えり
(なかよきか つばきとさくら はりあえり)
16586 【季語】 桜 【季節】 晩春


天上る 勢い見えし 花木蓮
(てんのぼる いきおいみえし はなもくれん)
16587 【季語】 木蓮 【季節】 仲春


我が戀を 何故に邪魔する チューリップ
(わがこいを なぜにじゃまする ちゅーりっぷ)
16588 【季語】 チューリップ 【季節】 晩春



武庫之荘駅近辺

桜撮る 電車撮るに 先越され
(さくらとる でんしゃとるに さきこされ)
16576 【季語】 桜 【季節】 晩春


ラケットに 負けじと急ぐ 春の鯉
(らけっとに まけじといそぐ はるのこい)
16577 【季語】 春 【季節】 三春


何の木か 判らぬ春の 七不思議
(なんのきか わからぬはるの ななふしぎ)
16578 【季語】 春 【季節】 三春


足りぬもの 酒に御猪口に 桜かな
(たりぬもの さけにおちょこに さくらかな)
16579 【季語】 桜 【季節】 晩春


葉桜に 雪洞侘びし 駅通り
(はざくらに ぼんぼりわびし えきどおり)
16589 【季語】 葉桜 【季節】 晩春


一輪でも 花の女王 チューリップ
(いちりんでも はなのじょうおう ちゅーりっぷ)
16590 【季語】 チューリップ 【季節】 晩春

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昆陽神社

2014年04月13日 | 写真教室 写真俳句紹介

田近家訪問の後、昆陽神社を見物した。

雄もよし 雌もまたよし 松の花
(おすもよし めすもまたよし まつのはな)
16563 【季語】 松の花 【季節】 晩春
昆陽神社にて


青空に 白雲流れ 桜咲く
(あおぞらに しらくもながれ さくらさく)
16564 【季語】 桜 【季節】 晩春


赤ずきん 神社に結ぶ 点の花
(あかずきん じんじゃにむすぶ てんのはな)
16565 【季語】 花 【季節】 晩春


若松の 天に伸び行く 枝葉振り
(わかまつの てんにのびゆく えだはぶり)
16566 【季語】 若松 【季節】 晩春


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尼崎登録文化財 田近家訪問

2014年04月13日 | 写真教室 写真俳句紹介

4月6日 尼崎倶楽部古寺探訪会主催で会員の田近家ご夫妻のお宅を訪問させていただきました。
その感動を写真俳句に纏めました。

秋篠の 門戸を潜る 春の夢
(あきしのの もんこをくぐる はるのゆめ)
16549 【季語】 春 【季節】 三春
4月6日尼崎 田近家を訪問して


雨樋を 濡らして残る 春の雨
(あまどいを ぬらしてのこる はるのあめ)
16550 【季語】 春 【季節】 三春


蓄の音の 聞こえて来るや 春朧
(ちくのねの きこえてくるや はるおぼろ)
16551 【季語】 春 【季節】 三春


机上にも 風柔らかく 刻きざむ
(きじょうにも かぜやわらかく とききざむ)
16552 【季語】 風柔らか 【季節】 三春


白椿 時を残して 咲き誇り
(しろつばき ときをのこして さきほこり)
16553 【季語】 白椿 【季節】 三春


上座床 松竹梅を 配し居り
(じょうざどこ しょうちくばいを はいしおり)
16554 【季語】 梅 【季節】 初春


琴三味の 飾らる部屋は 春麗ら
(ことしゃみの かざらるへやは はるうらら)
16555 【季語】 春 【季節】 三春


蒲公英の 吊られ揺られし 昼下がり
(たんぽぽの つられゆられし ひるさがり)
16556 【季語】 蒲公英 【季節】 三春


風情とは かくの如きか 風光る
(ふぜいとは かくのごときか かぜひかる)
16557 【季語】 風光る 【季節】 三春


飾られし 思惟の仏頭に 春日射す
(かざられし しいのぶっとうに はるびさす)
16558 【季語】 春日 【季節】 三春


屏風絵に 花を添えての おもてなし
(びょうぶえに はなをそえての おもてなし)
16559 【季語】 花 【季節】 晩春


春陰や 天秤に掛けし 天気なり
(しゅんいんや てんびんにかけし てんきなり)
16560 【季語】 春陰 【季節】 三春


春愁や 一輪挿しの さり気なさ
(しゅんしゅうや いちりんざしの さりげなさ)
16561 【季語】 春愁 【季節】 三春


影もまた 活けられおりて 夏近し
(かげもまた いけられおりて なつちかし)
16562 【季語】 夏近し 【季節】 晩春



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