常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

黄砂が降る町

2008年03月04日 | 季節の便り

昨日に引き続き、今朝も松本盆地は黄砂に沈んだ。
中国大陸の奥地で、強風に巻き上げられた土埃のうち、数マイクロメーターの超微粒子が、上空の風に乗って日本にやってくるのだという。
駱駝が踏んだシルクロードの土、騎馬軍団の疾走に蹴散らされた土が、年月に曝され、風に磨かれ、重さを超越して、はるばる日本に飛来した。
超微粒子とはいえ、永久に漂い続けられるわけもなく、いづれ地表や海面に落下するのだろう。
その音を聞きたいと思う。


コメント
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