常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

電気の不思議

2009年08月18日 | 季節の便り
家の近くを通るローカルな送電線

すすき川には小さな4ツの水力発電所が作られている。
各発電施設から集められた合計2,640KWの電力は、この送電線を使って変電所に送られている。
中でも薄川第一発電所は、明治32年の竣工で、松本の町で風が吹いても消えないと評判を呼んだ白熱灯のエネルギー供給の源となった、由緒ある発電施設である。
電力専門家によると、電力は基本的に貯えができないから、発電された電気は、通常使うか捨てるかのどちらかになるという。
 理由は、電力需要が減った時、瞬時に連動して発電量を減らすこと、およびその逆を行う仕組みが、さまざまな要因から電力安定供給上極めて困難なことに起因する。
 というわけで折角発電しても、使われない電力は膨大な量になるらしい。
捨てられる運命にある深夜電力の有効利用は、地球環境保全に大きな力を発揮するに違いない。
コメント
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