常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

浅間温泉

2010年01月19日 | 季節の便り
おもと

勤め先で関わりを持った友人3人が、近郷の浅間温泉に集まった。
一年振りである、まったく年齢を感じさせない仲間と温泉に浸り酒を酌み交わした。
老舗の宿の細やかな心遣いがうれしく、今年の夏もここに集まろうと決めた。
浅間温泉は松本市街地の北東の山懐に抱かれた閑静な温泉である。
しかし どんな理由からか近年、県外からの客足が遠のいているという、週の初めということも重なった温泉街は閑散としていた。
 かって 大型観光バスが駐車場を埋めて、湯客が街にあふれた時代とは大きく変わり、規模を拡大した温泉ホテルの経営の実情が切実に思われる。
 高台の傾斜地に建つ宿の西方に、白銀に輝く雄大な北アルプスが展望できる。
正面に位置する、乗鞍岳のなだらかに起伏する稜線が、毛皮を着た貴婦人ように雪をまとって美しい。
 常念は額縁のずっと左手に移動して悠然と睨みを利かせている。
冬の浅間温泉は絶対に売りである、近い将来、浅間温泉は往時の賑わいとは別の、静かな賑わいが戻るように思った。





コメント
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