倒木の先が新しい農道を遮断していた。
先週の雪で、道路を塞ぐ倒木があった。
冬季間使う事がない道路なのでだれも気付かなかったらしい。
通行者の通報で倒木を知った町会担当者から、私のところに連絡があった。
山林の所有者が私の遠縁にあたることを知っていたからである。
担当者には所有者に連絡することを約して、現場の確認に向かった。
日陰の道なのでまだ残雪があり、雪は昨夜からの暖気に溶けて側溝に流れ込んでいた。
現場では直径30センチを超える落葉松の大木が道路をまたいで見事に倒れていた。
この落葉松を植林した当時をおぼえている。父の従兄がその家の当主で私も植林を手伝ったように思う。
確認の結果、通交を妨げる部分を切断し、車の通行を確保することは難しいことではないと判断し作業に取り掛かった。
驚いたことにこの大木は枯れていた。
枝を払い、幹を短く切断して短時間で応急作業を終えた。
後は所有者に託すべく連絡した、従兄の子供同士だからハトコである、普段の付き合いは疎遠だ。
ハトコは恐縮し、業者に依頼し早急に処理すると言ってくれた。
細かな春雨の降る朝の出来事であった。
旧道を塞ぎ下方の農道を遮断した倒木