シュウカイドウ
日中の厳しい残暑に惑わされて、つい見過ごしてしまいそうな気がするけれ空の透明感が格段に改善されていることに気付く。
朝方の東の空は綺麗だ、スバル双眼鏡で見るように明るいし、夕暮れの山の稜線がくっきりと際立つ日が多くなった。
低い倍率の望遠鏡でも、槍ケ岳山荘の灯をみることができる。
それは決して仄かに揺れる灯ではないが、その光の下で一歩一歩登り詰めた人達が思い思いにくつろいでいることだろう
「山小屋の灯」がランプや蝋燭に頼っていた時代から変遷して、今はLEDに委ねているのか、それとも今でも石油ランプを使うのだろうか。
シュウカイドウが今を盛りと咲いて、ススキの穂が開き始めた。
庭で鳴き始めた虫たちにせかされる様に、秋は駆け足でやってくる。