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花咲おじさん

2013年06月12日 | 季節の便り

「花咲おじさんの夢かなう」

 

昨日飾り付けをした「弘法山四季写真展」に「花咲おじさんの夢叶う」を表題として応募した。それは選には入らなかったけれど、仲間のよしみで特選として会場の一角に展示された。昨日 地元紙の取材があり、記者には若い外国人の研修生がついてきた。

研修生は写真よりも「花咲おじさん」の言葉に興味を示したようで、記者が日本の昔話に「花咲じいさん」があるので、それをもじったのでしょうと話していた。

そこでちょっと説明を加えさせてもらった「今は桜の名所として知られるこの丘陵地も、かってニセアカシアの繁る荒廃地でありました。この地に美しい桜の園を夢見た文武両道の先人達が最初の鍬入れ植樹を行ってから約30年が経過しました。今でも植樹作業の困難を物語る大きな切り株が残っています」と

私も改めて「花咲じいさん」の筋をたどった。

しかし 国定教科書に書かれ、唱歌にも歌われた「ここほれわんわん」に始まる昔話の途中が欠落していて、「花咲爺 花を咲かせましょう」と灰をまく結末に繋がらないのである。

大切なものをどこかに置き忘れたようなもどかしい思いが続いた。

帰路 重要な打ち合わせがあって、元の勤務先に立ち寄ったけれど、その最中にも失われた昔話の途中経過が気になったりしていた。

 

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