霜の朝 日の出とともに落葉松の金針のような葉が、音もなく降りかかる。
ガマズミの実は二回霜にあたると、熟れて甘みが増してくる。
収穫して さてどうしようか
小人閑居して不善をなす
この言葉の解釈はさまざまあるようだけれど、小者は暇があると悪事に走ると決めつけるのはどうかと思う。
畑仕舞いが終わって、日常の農作業は来年まで無くなった。
せっかくルビーのように熟したガマズミを野鳥だけに食べさせることはない。
ホワイトリカーにつけて果樹酒を作ることにした。
密造酒ではないから不善にはならない。
えもいわれぬ美しい色が出て、その上に美容効果が高いというからご婦人方に好評である。
だから善行である。
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