常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

暑気払い

2009年08月11日 | 季節の便り
茜そら

信州の夏は短い。
その夏が中々始まらない。
湿気た線香花火のように、はじけないままで終わってしまうのではないかと、雨だれの音で目覚める日が続くと本気で思うこともある。
夏が終わりに近づくころからから、にわかに加速されて季節は移ろう。
せき立てられるように暑気払いを呼びかけた。
暑気払いどころか、夏の盛りを懐かしむ集まりになりそうだ。
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新盆

2009年08月10日 | 季節の便り
鷺草とカマキリ

例年 盆の期間中に集っていた近郷に暮らす姉妹3人が昨日集まった。
以前から叔父の新盆に従兄の家を訪問することを打ちあわせていたからである。
クリスチャンの叔父にはお焼香はしないで、白いカーネーションを献花し、新盆のお参りを終えた。
新盆は地方仏教の習わしであるのに、キリスト教でもその儀式はそれなりにしっくりとして違和感は全くなかった。
原理主義を唱える人達から異論が出るかもしれないが、私はこれでよいと思っている。
夏の日差しは中々戻ってこない、開け放した部屋を通り抜ける風が時折冷たく感じられるほどであった。
新しい台風が発生して夏はまだ遠い。



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朝顔が咲いた

2009年08月09日 | 季節の便り

種苗店お勧めだといってかみさんが播いた朝顔が咲いた。
その時、よその朝顔は既に蔓をのばして小さな蕾が葉のわきから覗いていた。
この時期の播種ではたして花が咲くのかという不安がよぎった。
しかし まるで「ジャックの豆の木」のように成長して一番花を咲かせた。
確かにいかにも朝顔らしい色合いである。
かみさんの言葉はまだ続く「品種改良で昼まで朝の質感を保って咲き続ける」らしい。
それでは「昼顔だ」と言いかけて止めた。
ヒルガオが承知しないだろう。
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さまつ

2009年08月08日 | 季節の便り
花色が濃い露草

型どおりの株主総会を終えて、歯切れの悪い夕立が残る中を会食会場に向かった。
街の中が車であふれている、直前までの激しい夕立と、高速道路1000円の影響だろうと運転手さんが言っていた。
決算内容はともかく、一つのけじめをつけた安堵から、大きな冷酒の盃をいくつもあけた。
「サマツ」は夏(サマー)の松茸が語源などと運ばれた料理を肴に、たわいない話で盛り上がったりした。
定期購読の週刊誌が届いていた、何と1週間の早いことか、先週号はまだ未開封のままだ。
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立秋

2009年08月07日 | 季節の便り
コスモス

今年は梅雨明け宣言のあと、もどり梅雨に明け暮れて、つかの間の盛夏も、台風余波の長雨に消されて、今日は既に立秋である。
七夕の祭りを何年も前から本当に忘れたり、気付かないふりをして黙殺してきたけれど、昨夜帰ると笹竹に五色の短冊が揺れて、七夕饅頭と夏野菜が供えてあった。
今頃の天候は昔から不順であったのかもしれない、物心が付いたときからずっと8月6日夜の天候を気にかけてきた。
何故なら、この夜雨が降れば、天の川の水かさが増すからである。
悲しいことに昨夜は激しい夕立が降った。
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良い音が出るスピーカーシステム

2009年08月06日 | 季節の便り
音響ボックスの内部は迷路状になってる

私の母校松本工業高校定時制は来年3月その歴史を閉じる。
そのことに関わる記念事業実行委員会委の一員として1年が経過した。
それまでの長い間ご無沙汰の限りを尽くした母校に、この1年何度も足をはこぶ機会を得て、いくつもの新しい出会いがあった。
在校生はこじんまりと10名で、現在音響システムの制作に取り組んでいる。
担任の先生に勧められて生徒になった。
目標は小型でも腹に響くような低音が出る音響システムの設計制作である。
板を正確な寸法に切って、音響箱を作った。
四隅を正確な直角で組み立てることの難しさを堪能した。
箱が歪んでいると音も歪むだろう、だから先生はこの箱に合格点を出さないかもしれない。

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盛夏

2009年08月05日 | 季節の便り
夏水仙

今年の気候がキュウリに合っているのか昼夜の区別なく成長を続け、目が離せないと農林大臣が嘆いて(喜んで)いる。
当然自家では消費しきれず、貰ってもらえる人を捜し歩く。
とりたてのキュウリを冷水で絞めて、それだけで極上の美味しさを味わえるけれど、河童やキリギリスとは違いそれだけで過ごすわけにはいかない。
キュウリは漬物その他で1日3本あれば事足りる。
さて後の7本をどうするか
盛夏と云っても秋はそこまで忍び寄っている。
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4頭目の鹿捕獲

2009年08月04日 | 季節の便り
ウド花

先日4頭目の鹿が捕獲された。
見た人によれば、罠に掛ったのは子鹿で、その周りを家族らしい数頭が取り囲んで座っていたそうだ。
人の姿を見て鹿の家族は林の中に去り、罠の子鹿は撲殺され埋められた。
惨いと思う反面、自然の摂理に適っているようにも思う、しかし殺すことが目的の行為に釈然としない心もある。
猟友会の人達は、野生動物の瞳の澄んだ美しさに殺意が萎えるから、作業が終わるまで目を合わせないようにするという。
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デラ葡萄色つく

2009年08月03日 | 季節の便り

7月の日照時間は記録的に少なかった。
そんな気象条件の中で8月に入り、農家が丹精こめた特産のデラ葡萄が色付いてきた。
 農家の安堵もつかの間、今度はムクドリが大挙して来襲し葡萄の房をついばむという。
 左の房の中ほどにその痕跡が見える、対策は防鳥ネットを張ることだが費用も労力も半端ではないらしい。
途方に暮れてブドウ園で爆竹を鳴らしている。
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カナカナ蝉

2009年08月02日 | 季節の便り
ゆうすげ

山羊の餌を採りに来た里山で遊び呆けていると、カナカナ蝉が鳴いて日暮が近いことをしきりに知らせる。
背負籠の中身はまだ軽い、家畜の嗜好などかまわずに大慌てで手当たり次第に草を刈る。
ユウスゲが優しく咲いていた。
腹を空かせた山羊の親子が首をのばして待っている。
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