常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

ダンコウバイ(檀香梅)

2013年11月10日 | 季節の便り

 ダンコウバイの美しい黄葉

野鳥が運んできたと思われる團香梅の黄葉が見ごろを迎えた。

時雨がぱらつく中で、そこだけが明るく見える。

常会14戸の収穫祝開催案内書を作った、恒例行事の幹事は交代制で、今年は私に回ってきた。

ちょっと遠出して、伊那市西箕輪羽広荘で行う 全戸が専業農家であったころの名残で収穫祝いというけれど、実質は常会の忘年会である。

近くの温泉で行うことが多かったが、今年はちょっと趣を変えて遠出することにした。

かっての常会の猛者は、ことごとく鬼籍に入ってしまったが、その武勇伝は今も語りつがれている。

皆さん酒がめっぽう強く、喧嘩早かったようだ。

 

 

 

 

 

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いろいろ見えてくること

2013年11月09日 | 季節の便り

小さな谷間の紅葉

主業で農業をやっていた父の時代、我が家の水田から真正面にこの谷間が見えた。

普段は気は止めることもなかったが、秋が来て真っ先に紅葉するのがこの谷の木々であった。

田園は秋の農繁期、早い紅葉を眺めながらいつかは行ってみたいと思っていた。

今 それらの林はすっかり褐色になって、カラマツやクヌギの黄葉と一線を画している。

美しい死骸

自転車で走っていると、小さな出来事が見えてくる。

農道で黒光りするモグラを見つけた、すでに死んでいたけれど、その毛並みの美しさに魅せられた。

泥の中に生きる動物とはとても思えない。

多分作り話と思うのだが、モグラは日の光に触れると死ぬという。

初冬の朝の陽だまりの中で、悠々と昇天した美しい動物を見ると、あながち作り話でもない気がしてきた。

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小人閑居して善行をなす

2013年11月08日 | 季節の便り

霜の朝 日の出とともに落葉松の金針のような葉が、音もなく降りかかる。

ガマズミの実は二回霜にあたると、熟れて甘みが増してくる。

収穫して さてどうしようか

小人閑居して不善をなす

この言葉の解釈はさまざまあるようだけれど、小者は暇があると悪事に走ると決めつけるのはどうかと思う。

畑仕舞いが終わって、日常の農作業は来年まで無くなった。

せっかくルビーのように熟したガマズミを野鳥だけに食べさせることはない。

ホワイトリカーにつけて果樹酒を作ることにした。

密造酒ではないから不善にはならない。

えもいわれぬ美しい色が出て、その上に美容効果が高いというからご婦人方に好評である。

だから善行である。

 

 

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立冬

2013年11月07日 | 季節の便り

薬師堂前の無縁墓地が落ち葉で彩られる。

季節外れの暖かい雨は、午後からお天気雨に変わり、やがて青空が広がって強い冷たい西風が吹き始めた。

散歩の途中でジャンバーの襟を立てながら、朝のお天気小父さんがいっていた、立冬が今日であることを思い出した。

そうか 冬が始まるのだな、と思うと少し気持ちがしゃんとした。

 防獣フェンスの扉をあけて獣の聖域に入ると鹿が鋭い警戒音を発した。

鹿の天敵?狼を山に放す計画があると話してくれた人がいる。

まさか本気ではないだろうが、それほど事態は深刻なのだ。

 

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自転車に乗って

2013年11月06日 | 季節の便り

これからは雨が降るごとに気温が下がる、北海道では既に天気図に雪マークが登場したといいう。

春の雨との違いが身に染みる季節である。

山沿いの道を自転車で行く、落ち葉の積もった小道は走りにくい。

昔は小鹿のように走れたのだが

常念を見るのは久しぶりだ。

サンふじが収穫期を迎えた。

手を伸ばしたら簡単に取れそうなのだが、取られたことは一度も無いと園主の村田さんが言った。

すすきミミズクを作るのに一番良い時期である。

ミミズクは幸運を呼ぶといわれ、メガネをかけたミミズク 掌に乗る小さなぬいぐるみ、東欧の水晶のようなガラス製のミミズク等を持っている。

野葡萄は食べられない、深まる秋の藪陰で鉱物色が日ごとに変化する。

登りも下りもペダルをふみ続けて、約30分のトレーニングが終わった。

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じーまーみ

2013年11月05日 | 季節の便り

じーまーみ 地豆

 

ある年の春、知り合いが故あって身を隠すことになり、千葉の田舎に居を移した。

あわただしい出立であったようだ。

その後連絡もなく、木枯らしの吹くころになるとそのことはすっかり忘れていた。

そんなある日殻付きの落花生が沢山送られてきた。

その時八街という地名を知った。

先年沖縄で食べたジーマーミ豆腐が地豆豆腐と気付いたのは旅から帰ってしばらくたってからである。

地豆(じまめ)はもう死語かと思ったりした。

カミさんが落花生の苗を買ってきて畑に植えたのは5月の末頃である。今月に入って地表を覆っていた葉が枯始めたので収穫した。

それは正真正銘の地豆であった。優に百さや以上がざらざらとついていた。

 

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蕎麦同好会

2013年11月04日 | 季節の便り

蕎麦脱穀風景

秋晴れの下で脱穀作業が進んだ。

足ふみ式人力脱穀機をエンジン付きに改造してから、脱穀作業は格段に楽になり作業時間は大幅に削減された。

遠景の山々では紅葉が麓に向かって早いスピードで駆け下りてきた。

蕎麦栽培作業日誌

8月10日播種

10月29日蕎麦刈取り

10月2日蕎麦脱穀

100キロほどの収穫があって、作柄は「やや良」というところだ。

町会蕎麦同好会が発足して10年になる、よく続いたものだと思う。

栽培 収穫 蕎麦打ちと経験を重ね、特に蕎麦打ちの上達度には歴然とした差がついた、プロ並みに打てる人もいれば、家庭うどんの域を脱出できない人もいる、私は後者である。

脱穀した蕎麦は乾燥させ、月半ばに製粉される、待望の新蕎麦が味わえる日が近い。 

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文化の日

2013年11月03日 | 季節の便り

農協祭で買ってきたジャンボキャベツ 凄いのはレシピがついてくるところ

餅つき大会

我が家の収穫祭

ザクロと柿の収穫 もう一つの見どころは下敷きの新聞紙

文化の日 地域で様々な催しがあった。

公民館で地区文化祭作品展示を見学し、隣接の農協祭りで買い物をしてきた。

カボチャの重量当てクイズに挑戦し応募した、正解者にはビックリするような賞品が当たるという。

先日市街地で捕獲された猪と同じ80キロと書いてきた。

このお化けカボチャは同級生新井さんの奥さんが育てたもの、人間も食べれば食べられるけれど、本来は家畜の飼料だから、あまりお勧めはできないとのこと。

もし正解者賞品がこのカボチャだったらご辞退したほうがよさそうだ。

当家の農業祭は椎茸の収穫である、午後遅くなって小雨が降ってきて今夜は底冷えしそうだ。

隣家からいただいた水菜を使って鍋料理の予定。

ぼたん(猪肉)があれば最高だが、豚肉で我慢する。

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徳本峠(とくごうとうげ)のムササビ

2013年11月02日 | 季節の便り

朝霧が立ち込める山沿いの道(自宅付近)

以前 徳本峠(とくごうとうげ)は上高地への唯一の登山口であった、松本電鉄線終点島々で電車を降りると、後は自分の足に頼るしか方法はない。

ひたすら島々谷を上り詰める、途中の岩魚止めで谷川と別れ、九十九折れの峠を越えるコースである。今でも魅力に惹かれてこの峠を越える登山者は多い、かのウエストンもこの峠を感嘆したという。

隼人君は山岳部合宿訓練で、岩魚止め付近においてムササビの鳴き声を確かに聞いた。

低山に生息するというムササビが、高山域にも生息することに興味をそそられ、そのことを所属するムサササビ研究会に報告した。

グループ責任者から、「非常に意義深い報告だ、しかし鳴き声だけでは弱い、物的証拠(糞とか食物残滓)が必要である、もし何らかの証拠が発見されれば学会誌のトップを飾るニュースである」と激励された。

そんなことで隼人君の三連休は徳本で暮らすことになった。

 

 

 

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