4月7日(日)。春の嵐が去って,肌寒い一日になりました。
久し振りにジャコウアゲハの棲息地を訪れ,写真を撮りました。蛹の付いたトタン板の傍では,ヒメオドリコソウがわんさか生え,花を付けていました。秋に草刈りが行われた農道なので,立ち枯れした草がなく瑞々しい風景です。昆虫は見当たりませんでした。
ウマノスズクサを探すと,すぐに見つかりました。すうっと一直線に頭を伸ばしていました。茎を包むようにして巻かれた葉はまもなく掌を開くように,パアーッと広がるでしょう。
これまでの観察結果から,順調にいけば4月20日~4月25日の間に羽化が始まることがわかっています。あと2週間です。
このような内容を毎年書き続け,今年もやっぱり書いてしまいました。それほどその一瞬を心待ちにしているのです。
(注)撮影で使ったレンズは『虫の目レンズ』 です。