自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ホトケノザに昆虫3種

2015-03-30 | ホトケノザ

ホトケノザの群落で,ウリキンウワバの幼虫を見かけました。ホトケノザはどうもカビが生えているようで,群落全体が白っぽくなっています。そのうちの一本の茎の先端付近にちょこんと取り付いて葉を食していました。 

 


初冬,卵はあちこちで見られたのですが,無事に成長してきた個体はずいぶん少ない気がします。

よく観察していくと,ほかにも昆虫が見つかりました。アシナガヤドリバエのなかまです。葉に付着している餌を舐めていました。ハエは,場所を選ばずいろんなところに現れます。そのたくましさは見事なものです。

 


ガガンボがとまっていました。どうやらミカドガガンボのようです。 長すぎる脚を巧みに引っ掛け,上手にぶら下がっていました。何をしていたのでしょう。

 

 
3種の昆虫をタイミングよく写せました。ほかにヒメヒラタアブも吸蜜に訪れていましたが,とても敏感で,パッと逃げられてしまいました。 

 


早春,マンサクの花と訪花昆虫(21)

2015-03-30 | マンサク

マンサクの開花期間が終わってしまいました。今回の記事は,その終了近くの目撃例です。

まだ花に付いている花弁は随分色褪せ,散った花弁は地面をぱらぱらっと覆っていたある日。 

まだ訪れる昆虫が! ヤセバエの一種でしょうか。全身が黒っぽいのが特徴です。小さいながらも,かなり丈夫な脚に見えます。名残りの餌探しに夢中でした。

 
ずいぶん長い口吻が,ぐっと突き出しています。


口吻を精一杯に伸ばして,というか,突き立てるようにして吸蜜。 しぐさは,じつにゆっくりしたもの。


ある程度空腹感が満たされると,花弁の端に移動しました。脚には花粉が付着しています。 

 
飛び去るのかなと思っていると,同じ花に再び戻って行きました。もちろん,吸蜜のためです。お気に入りの餌のようです。