2月28日(土)は愉快な日になりました。
探検活動に参加したのは,幼稚園児1名,小学3年5名,小学5年1名,おとな1名,そして“群れ遊び仕掛け人” としてのわたしを加え,9名。行き先は裏山の急斜面。といっても,前々回とは別の場所です。ここを登り,その後降りるのです。
小さな谷間でありながら,急峻なところです。谷には,小規模ながら,雨水がつくった深い涸れ川ができています。そこを安全に昇り降りするのが,この日のねらい。
持ち物は手袋,帽子(ヘルメット)。準備物は長いロープ。先頭にはリーダー(5年),最後尾には副リーダー(3年)が担当します。登り降りには,キャンプ方式で全員がポイントまで無事に到着するのを見届け,また次のキャンプまで行くというふうにしました。とにかく,事故防止という一点にみんなのこころを集中させたのです。
急な斜面,そして当たり前のことながら普段は誰も通らないところなので,道があるわけでなし。そこを一人ずつゆっくり登って行きました。下草がないところでは,ずいぶん滑りました。
シダが茂る斜面でも,ロープを使います。
活動は1時間というふうに制限しているので,頂上に登るまでに時間切れ。途中で引き返すことにしました。下りは,登りよりもロープを使いながら慎重に降りていきました。
そうして,みんなが安全に山道まで降りました。子らは,「これまででいちばんすごかった」「勇気がいるのでドキドキした」なんていっていました。幼稚園児に付き添われた保護者は「下りは,登る時以上に子どもたちは互いに見守り合っていましたね。活動ぶりが深まっていると思いました。我が子にとっても,すてきな体験になりました」とおっしゃっていました。
無事故でやれやれ。今回の“群れ遊び仕掛け” もまた,成功です。