自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

早春,マンサクの花と訪花昆虫(18)

2015-03-02 | マンサク

冬はユスリカのなかまが目立ちます。といっても,体長がほんの数ミリなので,目が慣れないと見つけにくいでしょう。

見つかると,まず花粉が付いているか,何をしているか,そうした確認をします。下写真の個体は,ひとしきり餌を得た後,花弁の端に歩いて移動してきたところです。休憩といったところでしょうか。引き返すと,また餌に向かっていました。


別のユスリカのなかまです。からだ中に花粉が付いています。こんなからだなので,餌はふんだんにあるでしょう。味にしても,量にしても,贅沢な餌場なのかもしれません。 


先のユスリカが二匹。そこに,ハナバエのなかまがやって来ました。からだには,それぞれに花粉が。三匹は共存関係にあって,互いに追い払おうとはしませんでした。 

 
こういう風景は,やはり目を凝らしていなくては目撃できないでしょう。なにしろ,花弁の幅が1mmの世界の出来事なのですから。

 


ジャガイモ栽培物語《タネイモ編》(2)

2015-03-02 | ジャガイモ

2月23日(月)。穏やかな心地よい一日でした。ジャガイモを植え付けるための事前準備をしました。畑で畝の草を簡単に取って,消石灰と化学肥料をまきました。ナス科は連作を嫌いますので,昨季ジャガイモを植え付けなかった畝を使います。


2月26日(木)。タネイモを切りました。目安は1個当たり50gまで。 切ったイモを並べて,切り口を乾かします。4,5日置いておくと,完全に乾きます。これによって,土中に並べても腐らないようになります。

3月2日(月)。タネイモの切り口が乾きました。植えても大丈夫な状態です。園芸書には,「タネイモは必ず検定済みのものを使う」と書かれています。しかし,これまで補充用として昨年収穫したものを使ってきましたが,まったく問題はありませんでした。今年も使います。それらは現段階で,もう出芽しています。


畝を耕し,それぞれの畝を割って植え溝を掘りました。


溝に化学肥料と堆肥を入れました。 

 
その上に間土を戻し,タネイモを並べました。


下写真はホッカイコガネ。 


タネイモに覆土。これで作業終了。 


芽が出てくるのがたのしみです。