冬はユスリカのなかまが目立ちます。といっても,体長がほんの数ミリなので,目が慣れないと見つけにくいでしょう。
見つかると,まず花粉が付いているか,何をしているか,そうした確認をします。下写真の個体は,ひとしきり餌を得た後,花弁の端に歩いて移動してきたところです。休憩といったところでしょうか。引き返すと,また餌に向かっていました。
別のユスリカのなかまです。からだ中に花粉が付いています。こんなからだなので,餌はふんだんにあるでしょう。味にしても,量にしても,贅沢な餌場なのかもしれません。
先のユスリカが二匹。そこに,ハナバエのなかまがやって来ました。からだには,それぞれに花粉が。三匹は共存関係にあって,互いに追い払おうとはしませんでした。
こういう風景は,やはり目を凝らしていなくては目撃できないでしょう。なにしろ,花弁の幅が1mmの世界の出来事なのですから。