自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモ栽培物語《真正種子編》(6)

2015-03-23 | ジャガイモ

3月23日(月)。播種後,15日が経過。ジャガイモの真正種子がわんさか発芽しています。それはそれは,もうおもしろい程に!

種皮の付いた子葉を撮りました。種皮は早々に落下する子葉があるので,「あれっ!? もうないの?」と思うことが度々です。

下写真は ランダムに播種した育苗箱の例です。

 

 
こんなにきれいな姿を見ると,なんだかうっとり。

 

 
やや斜めに伸びているのは,太陽光を求めた結果です。

 

 
こんなふうに種皮が付いていると,絵になります。

 
どこまでも種皮がきっちり子葉を守っている感じです。

 


成長には差があります。芽生えもバラバラです。 

 

 
種がかたまっていると,芽生えも林立します。なかま同士で光取り競争が始まります。

 

 
単独で芽生えると,光をたっぷり浴びることができます。


発芽率は,たぶん90%はいっているのではないかと思います。それ程,芽生えています。

 


春を迎えた幼虫たち

2015-03-23 | ツマグロヒョウモン

ポカポカ陽気が訪れ始めた春,ツマグロヒョウモンの幼虫がどこからともなく現れました。どこに身を潜めていたのかと,驚くばかりの出現のしかたです。

それも二匹(下写真のA及びB)。スミレが伸び始めたすぐ近くのコンクリート側壁で,偶然見かけたのです。


翌日も朝から夕方までじっとしていました。「どうしたのかな」と思って,再び夕方見てみると,なんと幼虫Bが脱皮し終えた直後でした。越冬を終えたばかりで脱皮するとは!

その翌日。幼虫Aがスミレに移動していました。


以上の幼虫とは別の話題です。スミレの葉が成長してきたので,植木鉢にいた幼虫をスミレにおいてやりました。 どうやらスミレを感知したようで,そこから離れようとはしません。

 

 
本能的に食草であることを感じる能力が備わっているのでしょう。その能力が,いのちが生き残るうえで決定的なはたらきをしていることが窺えます。


時間が経ってから見てみると,葉を食している最中でした。

自然界で生きているツマグロヒョウモの幼虫に,大きな春が訪れたようです。