自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

科学教室『ジャガイモを種子から育てよう』

2015-03-28 | ジャガイモ

3月28日実施の科学教室,テーマは「ジャガイモを種子から育てる」こと。種子はいうまでもなく,タネイモではなく,真の種子を指します。いい換えると,実生種子です。 

はじめに,ジャガイモがどんな野菜のなかまなのか,わたしがクイズを出して,子らに解いてもらいました。子らは,かたちや育ち方などからサツマイモのなかまだとか,タマネギのなかまだとかと考えました。トマトと同じナス科植物とわかり,びっくり。

出芽したイモ,それに種子を見て,またびっくり。「こんなに小さいの?」「ゴマみたい」「1mmだ!」。そんな驚きの声を上げていました。せっかくなので,イモと種子のちがいについても考えました。


発芽した種子を提示。それでまたまたびっくり。じっと見つめていました。自分たちも種から育てたいという気持ちが膨らんできたようです。 

 
続いて外に出て,種蒔きの準備をしました。ふるいを使って培土作りです。


種をぱらぱらと蒔いて,わずかに土を被せます。そして灌水。 

 
これで,作業は終了。10日後には発芽が始まるでしょう。始業式の頃です。すてきなプレゼントになります。 

 


パンジーの訪花昆虫!

2015-03-28 | 昆虫と花

花が色鮮やかだったり,匂ったりするのは,当たり前のことながら昆虫を招く手。

そうだとはわかっていながら,「ほんとうにこの花には,どんな昆虫が訪れるのかな」とふしぎに思う花があります。その一つがパンジー。

パンジーに昆虫が頻繁にやって来て吸蜜している風景なんて,まったく頭に浮かんできません。なのに,長い開花期間中,鮮やかな色彩で自己の存在を主張し続けているのです。

そんな疑問を抱いてパンジーを気にかけていた矢先のこと。たまたま,訪れた昆虫を目撃することに! それはキタテハです。


プランターのパンジーにヒラヒラやって来たと思ったら,すぐに花にとまりました。何をするのかなと思って見ていたら,口吻を伸ばしたのです。いやはや,びっくりびっくり。

すぐにコンデジを取り出して,この場面を写しました。ピンボケ気味なのですが,状況証拠としては貴重な資料になりそうです。

しばらくして舞い上がると,近くの花に降りました。そこでも吸蜜行動が続きました。これだけ目立つチョウが飛来するのは珍しいのかもしれません。


花弁が大きい割りには蕊のある空間が小さいので,これまで,この花がどんな昆虫を歓迎しているのか,想像がつきませんでした。ずっと観察を続けたら,もしかすると,かなりおもしろい事実が見えてくるのかもしれません。しかし,そこまでする余裕はありません。

まずはキタテハが訪問者だとわかっただけでも,大満足!