花の構造を確認したくて,覗いてみることに。
6本の花柱の基部にそれぞれ丸い柱頭があって,もう受粉しています。昆虫が来たとも思われません。たぶん自家受粉したのでしょう。これは他家受粉できないときに備えて,花が保険として準備している最終手段です。葯からこぼれ落ちた花粉の量のすごいこと!
メシベの先端の萎びようからみると,開花後日が経過しています。受粉はささやかに行われた様子。
至近距離から撮りました。柱頭に付いた花粉が確認できます。
葯からあふれる花粉の量はまことにすごいものです。
子房を見たくて縦に切ってみました。胚珠が詰まっています。中に黒い影が一つずつ。受粉に成功したのでしょう。
子房を輪切りしてみました。6つの部屋にわかれています。
胚珠が行儀よく並んでいることが想像できます。
切ってみることでミクロ世界が迫って来ました。新たな発見です。