自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

接写がたのしい夏(3) ~コカゲロウ~

2018-07-19 | 昆虫

カゲロウが室内の壁にとまっていました。小さいのでコカゲロウの一種でしょう。 透明感のあるからだをしています。糸状の尾が2本。りっぱ! 重要な役割を果たしているにちがいありません。

 

成虫のカゲロウの寿命は数時間から一週間程度のようです。はかなさの代名詞にもなっているカゲロウならではの姿は,やっぱり弱々しく見えます。生活ぶりも関係しているでしょうが,数時間のいのちのために,頑丈な骨格を準備する必要はまったくないのでしょう。

それにしても頭部には驚いてしまいます。大きな複眼! わずかな触角!

 

 

近寄ると,ふしぎなほどのかたち! 中央に3つの単眼。縞模様になった複眼。 口はほとんど退化してしまっているとか。そうすると,消化器官もずいぶん貧弱になっているはず。

 

前方から見ると,ますますスゴイ! 眼がそれだけ機能するかわかりませんが,視覚がこの昆虫の重要な感覚器官と見えます。明暗やなかまの認識にはなくてはならない装備なのでしょう。

 

今夏もいろんな昆虫に出合えそうです。