自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

シオカラトンボのカップル

2020-07-13 | 昆虫

久しぶりにシオカラトンボのカップルを見ました。歩いていると舞い上がったので,目で追っていたら近くの草に降りました。

警戒心が強いトンボなので,うんと用心深く近づかなくてはなりません。交尾中だと一層そうです。うれしいことに,かなり近くに寄っても逃げません。

 

もっと近寄って,オスにピントを合わせて撮りました。まだ気づいていません。真横からも撮りたかったのですが,位置関係から無理でした。

 

梅雨の合間の陽射しが厳しいひととき。光輝くすてきなカップルでした。

 


今の時期のキアシブトコバチ

2020-07-13 | 昆虫

キアシブトコバチを見たのは早春以来のこと。そのときはマンサクの花を訪れていました。夏にこのハチを見るのは初めてです。

アゲハの庭園のレモンの木で目に留まりました。ごく小さなハチなので,ふつう,気づかないのでは? 徒長した枝を切っているときに,葉にいたのです。

 

チョウやガの蛹に卵を産み付けるので,こうしたところにすんでいるのでしょう。雌雄の識別はできませんが,とにかく身近なところで見たということは,またお目にかかれるかもしれないということです。

写真に収めていると移動したものの,すぐ近くの葉に降りたのでやれやれ。

 

脚の黒・黄の配色に加えて,後脚の太さと湾曲がとても印象的です。大きく曲がっていると,宿主につかまって卵を産み付けるのに役立つと解釈されています。ただ,雌雄ともに同じスタイルなのかどうかはわかりません。オスがそうならどんな意味付けができるのでしょうか。

 

チャンスはまずないでしょうが,可能なら産付風景を見たいものです。