ノゲシの花が咲いています。萎んだ花を見ていて,総苞にごく小さな卵のような塊があるのを発見。コンデジを使い接写モードで覗くと,どうやらカメムシの卵のよう。あとで調べてわかったのですが,正体はどうやらスカシヒメヘリカメムシが産み付けたものらしいです。
撮影していてびっくりしたのが,寄生バチがいたこと。寄生バチとしてはカメムシタマゴトビコバチがよく知られているようで,もしかするとこれの正体もそれなのかもしれません。
夕方見ると,総苞片がすっかり反り返って卵が見えなくなっていました。
翌々日のこと。枯れかけた花は雨の影響を受けたのか,元のかたちに戻っていて卵がよく見えていました。そして,それを見てびっくり。すでに孵化が始まっていたのです。
(つづく)