自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

初冬のウラナミシジミ

2022-12-16 | 昆虫

12月6日,自宅裏の更地にて。

シジミチョウが二頭舞っては,そこに咲くセイヨウタンポポの花に降りて吸蜜。しばらくしたら花を替えて行く,といった様子です。ただ,種を同定できないので,望遠レンズで撮影して確認。尾状突起あり,黒点あり,翅裏に波模様あり,でウラナミシジミとわかりました。

 

花を替えてそこでも吸蜜。

 

ホソヒラタアブとなやよくやっています。

 

あとを追っていると,葉の上に降りる瞬間がありました。翅を広げたので,その特徴からメスとわかりました。

 

「本州では秋に多く見られる」と書いてある図鑑がありました。この場所でウラナミシジミを撮影するのはまったく久しぶりです。もう冬の入口に立っていることからみると,ウラナミシジミの姿を見かけるのは今季これが最後かもしれません。

ただ,地球温暖化にともなって生息域が北上していて,越冬態がもう一つはっきりしていないようです。この個体はこのまま冬を越すのかな。わたしはこれまでに,成虫越冬を確認したことはありません。