11月18日(土)。七日目。朝,雨。卵Aを見るとすこし変化あり。上部が白っぽくなりかけています。下側にからだがかたちづくられている証しです。卵表面が乾いてからもう一度撮り直してみます。
午後。卵Aは……。上部やや白し,といったところでしょうか。
卵Bは……。よく似た様子です。もしかすると,同じ個体があのときに産み付けたのかもしれません。そうだとすれば,その瞬間を見逃していたことになります。
卵Cは……。カメラ位置は上からのみ。中の様子はA・Bと似ていると思われます。
気温の高い時期の変化と比べると,2倍以上の遅さと思われます。この予想からすれば,あと一週間のうちにはきっと大きく変化するはず。3個が一斉に孵化するとなると,これはたいへん。
11月21日(火)。十日目。快晴。
卵Aを見ると,はっきり影が現れています。からだが形成されつつあるのです。
卵Bも同じように変化しています。
卵Cは上方向からしか観察できない位置にあるために,よくわかりません。縦隆起条は17本あります。アカタテハよりずっと多い!
観察のしやすさを考えて,卵の付いた株を植木鉢に植え替えることにしました。これで天気や時刻に関係なく,経過をしっかり見届けることができます。